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007シリーズは、世界中の名所を舞台に繰り広げられる、派手なアクション場面やボンドが使うさまざまの先端アイテムについて、いつも新鮮な話題を提供してくれます。そして、なんと言っても毎回関心を呼ぶのは、相手役のボンドガールのことではないでしょうか。このページでは、その彼女たちの素敵な表情を載せてます。また、それぞれの画像をクリック!しますと「007映画ポスター」、動画(You-Tube)は、オート・スタートします。ヽ(^0^)ノ

As for 007 series that James Bond plays an active part, in the sight to see all over the world, the showy action scene and a wide range of tip item which Bond uses which the stage can unroll provide the topic which is always fresh.It is Bond Girl of the partner duty that, to that, will arouse interest each time? In this page, the nice look of the them is included. The video (You-Tube) of each of the opening starts in another window, being auto when doing each image in click!. Let's Enjoy a "007" Movie.




■スペーサー

コレクションリスト(題名をクリックすると、詳しい紹介箇所へジャンプします)
■スペーサー

  1 ドクター・ノオ   2 ロシアより愛をこめて   3 ゴールドフィンガー
  4 サンダーボール作戦   5 007は二度死ぬ   6 女王陛下の007
  7 ダイヤモンドは永遠に   8 死ぬのは奴らだ   9 黄金銃を持つ男
 10 私を愛したスパイ  11 ムーンレイカー  12 ユア・アイズ・オンリー
 13 オクトパシー  14 ネバーセイ・ネバーアゲイン  15 美しき獲物たち
 16 リビング・デイライツ  17 消されたライセンス  18 ゴールデンアイ
 19 トゥモロー・ネバー・ダイ  20 ワールド・イズ・ノット・イナフ  21 ダイ・アナザー・デイ
 22 カジノ・ロワイヤル  23 慰めの報酬  24 スカイフォール
 25 007 スペクター  26   27 
■スペーサー



 @ ドクター・ノオ (Dr.No)(1962)  
第1作:日本初公開時の邦題は『007は殺しの番号』(Dr. No) (UK Eon Productions/United Artists Color 110 min.)

Ursula Andress
ストーリーは、ケープカナベラル基地から発射されるロケットの弾道を狂わす電波発信地を突きとめる任務のある英国秘密情報部員が何者かに射殺された。背後関係追及のためジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)が派遣され、ラブ島でボーキサイド開発中の中国人ノー博士(ジョゼフ・ワイズマン)の研究室を突きとめ潜入する。その島でボンドは、エキゾチックなアメリカ娘ハニー(ウルスラ・アンドレス)に出会うのであったが・・。

イギリスの小説家イアン・フレミングの“ジェームズ・ボンド・シリーズ"「ドクター・ノー」の映画化。



初代ボンドガールを務めたウルスラ・アンドレス(Ursula Andress)は、マーロン・ブランドの勧めでパラマウントと契約出演。生まれは、スイス・ベルンで16才の時、美術留学生としてパリに渡り、翌年ローマに、そこでスカウトされて映画デビューしたのが1954年。 彼女の演ずるハニー・ライダーが白いビキニ姿で海から上がってくるシーンは、007シリーズを通しても有名なシーンの一つで、2003年にBBCのチャンネル4が行った投票では、「最もセクシーなシーン」に選ばれた。このときアンドレスが着ていたビキニは、2001年2月にクリスティーズのオークションに出品され、プラネット・ハリウッドの共同創業者ロバート・アールによって3万5千ポンドで落札された。(BBCニュース他)

初回上映時の邦題『007は殺しの番号』は、字幕を担当した映画翻訳家の高瀬鎮夫が進言して採用された。(劇場用パンフレット)"James Bond Theme"のメイン・テーマは、モンティ・ノーマンの作曲、ジョン・バリー・オーケストラのヴァージョンがヒットした。



「cast」
ショーン・コネリー (James Bond)
ウルスラ・アンドレス (Honey)
ジョゼフ・ワイズマン (Dr. No)
ジャック・ロード (Felix Leiter)
バーナード・リー (M)
アンソニー・ドーソン (Prof. Dent)
ジョン・キッツミラー (Quarrel)
ツィーナ・マーシャルl (Miss Taro)
ユニス・ゲイスン (Sylvia)
ロイス・マックスウェル (Miss Moneypenny)

  ■スペーサー

「staff」
製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
監督:テレンス・ヤング
原作:イアン・フレミング
脚色:リチャード・メイバウム、ジョアンナ・ハーウッド
バーケリー・マーサー
撮影:テッド・ムーア
作曲:モンティ・ノーマン
美術:シド・ケイン





Ursula Andress & Sean Connery
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 A ロシアより愛をこめて (From Russia With Love)(1963)  
第2作:日本初公開時の邦題は『007 危機一発』(UK Danjaq/United Artists Color 115 min.)

Daniela Bianchi
ストーリーは、英国情報部にソ連の最新式の暗号解読機を持ち出すというタチアナ(ダニエラ・ビアンキ)が亡命を希望してきた。しかし、阻害するのは犯罪組織スペクターであったが・・。
イアン・フレミングのジェームズ・ボンド・シリーズ『ロシアより愛をこめて』は、いずれも『007は殺しの番号』(Dr. No) と同じスタッフで、本作の成功により、更にアクションを取り入れ、屈強の殺し屋との格闘、ヘリコプターによる追跡やボートでの脱走等々、次から次に見せ場が登場する。ボンドのアクションにおける強敵としてのロバート・ショウ(グラント)のキャラクター、支給品の秘密兵器のアタッシェケースがクライマックスで重要な伏線になる。また、オープニング・テーマの前に「プレ・アクション」が入るようになったことなど、後続作品に踏襲されることになるパターンの多くが本作で形作られた。

ダニエラ・ビアンキは、イタリア、ローマ生まれで1960年のミス・イタリアに選ばれ、本作では知性の中に色気とチャーミングさを覗かせた。その後のボンド・ガールの方向性を確立したが、新人の彼女はボンドガール歴代No.1とも言われる。

原作では、ロバート・ショウ(グラント)との戦いはスイス・イタリア国境のシンプロントンネル内で行われ、その後ボンドたちは、フランスのディジョンで途中下車してパリへと向かった。トラックがヘリコプターに追われるシーンや、ボートチェイスのシーンは、実際はスコットランドで撮影され、ジェームズ・ボンドとタチアナがヴェネツィアで運河をクルーズをして、ため息橋の下を通過するが、このシーンでは二人とも現地ロケを行っておらず、スタジオでスクリーン・プロセス撮影をしている。テーマ曲は、ライオネル・バート(Lionel Bart)が作曲、バラード・シンガーのマット・モンロー(Matt Monro)が唄って大ヒットした。再公開時のタイトルは『ロシアより愛をこめて』(From Russia with Love)になった。



「cast」
ショーン・コネリー (James Bond)
ダニエラ・ビアンキ (Tatiana Romanova)
ペドロ・アルメンダリス (Kerim Bey)
ロッテ・レーニヤ (Rosa Klebb)
ロバート・ショウ (Red Grant)
マルティーヌ・ベズウィック (Zora)
ヴラデク・シェイバル (Kronsteen)
ウォルター・ゴテル (Morzeny)
バーナード・リー (M)
デスモンド・リュウェリン (Boothroyd)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
ユーニス・ゲイソン (Sylvia)
  ■スペーサー
「staff」
製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
監督:テレンス・ヤング
原作:イアン・フレミング
脚色:リチャード・メイバウム
撮影:テッド・ムーア
音楽:ジョン・バリー
作曲:ライオネル・バート
主題歌:マット・モンロー
美術:シド・ケイン
特殊効果:ジョン・ステアズ
視覚効果:ロイ・フィールド
メインタイトル・デザイン:ロバート・ブラウンジョン



Daniela Bianchi
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 B ゴールドフィンガー (Goldfinger)(1964)  
第 3作『007 ゴールドフィンガー』(Goldfinger)(UK Eon Productions/United Artists Color 110 min.)

Honor Blackman
ストーリーは、イギリスの金が密輸ルートで大量に国外に流出しているという情報で、その主犯格の億万長者、ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーベ)との対決を命令されたジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)は、ジル(シャーリー・イートン)の協力で彼に近づきになったが、用心棒のオッドジョップ(ハロルド・サカタ)に捕まってしまう・・。

イアン・フレミングの長編小説007第7作目で、007シリーズ映画第3作。 プッシー役を演じたオナー・ブラックマン(Honor Blackman)は当時37歳で、これは今日に至るまで歴代ボンドガールの中では最高齢記録であり、プッシー・ガロアの「Pussy」は女性器を意味する語で、このため公開国にあってはこのキャラクターの名前をキティー・ガロアに変えたところもあった。オナー・ブラックマンはインタビューでこのことを聞かれると、きまって「ただのジョークなのに。ヘンな意味に捉える方がよっぽどいやらしいわ」と返答していた。彼女はイギリス、ロンドンに生まれで、ロンドンのギルドホール音楽学校で女優として学んだ。ハスキー気味の特徴のある声も魅力的であった。

シャーリー・イートン(Shirley Eaton)は、イギリス、ロンドン生まれで、10代からBBCのテレビのコメディー等に出演していた。もっとも強烈で印象的な役は、このゴールドフィンガーで全身に金箔を塗られて殺されてしまうブロンド美人の役であった。 オッド・ジョブ役を演じたハロルド坂田はロンドン・オリンピックで重量挙げの銀メダリストとなった日系人で、本名トシユキ・サカタで、その後トシ・サカタとして悪役プロレスラーとなり、チャンピオン位を獲得したこともある。ゴールドフィンガー役を演じたゲルト・フレーベはドイツ人で流暢な英語が話せなく、映画でのゴールドフィンガーの声はすべてマイケル・コリンズによる吹き替えである。 シャーリー・バッシーの歌は、映画と共に世界的な大ヒットとなり、一躍、シャーリー・バッシーは有名になった。同サウンドトラック・アルバムは、007シリーズ史上、唯一の全米第1位を獲得している。



「cast」
ショーン・コネリー (James Bond)
ゲルト・フレーベ (Goldfinger)
オナー・ブラックマン (Pussy Galore)
シャーリー・イートン (Jill Masterson)
タニア・マレット (Till Masterson)
ハロルド・サカタ (Oddjod)
バーナード・リー (M)
マーティン・ベンソン (Solo)
セック・リンダー (Felix Leiter)
  ■スペーサー
「staff」
製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
監督:ガイ・ハミルトン
原作:イアン・フレミング
脚色:ポール・デーン、リチャード・メイバウム
撮影:テッド・ムーア
音楽:ジョン・バリー
作詞:レスリー・ブリカッセ、アンソニー・ニューリー
歌:シャーリー・バッシー



Sean Connery & Honor Blackman
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 C サンダーボール作戦 (Thunderball)(1965)  
第4作『007 サンダーボール作戦』(Thunderball) (UK Eon Productions/United Artists Color 130 min.)

Claudine Auger
ストーリーは、原爆を搭載したNATOの軍用機がスペクターの手に奪われ、米英の首脳のもとに一週間以内に一億ドル支払えと脅迫が届く。ジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)がこの事件解決を命じられ、行方不明機の調査の焦点が西印度諸島バハマ群島に絞られたが・・。

本作はイアン・フレミングの長編小説007シリーズ第8作目で、1965年公開の映画007シリーズ第4作にあたる。イアン・フレミングとの訴訟問題で映画化権を取得したマクローリーとの交渉で、製作にマクローリーの名がクレジットされている。映画シリーズが制作される時、この作品が第1作になるはずだったが、制作費や前述の訴訟問題の関係で『ドクター・ノオ』が第1作になった。

カーチェイス・シーンは、F1・イギリスグランプリの開催場所であるシルバーストン・サーキットで撮影され、バハマのシーンは現地ロケが行われた。 この映画では、プロダクション・デザインのケン・アダムが小道具の数々を紹介している。

ボンド・ガールにはフランス、パリ生まれで、ミス・フランスのクローディーヌ・オージェ(Claudine Auger)が選ばれた。彼女は1942年に生まれ、パリのコンサーヴァトーリ(Paris Drama Conservatory)で演劇を学んだ。1965年の本作『サンダーボール作戦』でボンドガールを演じて世界的に知られるようになった。



「cast」
ショーン・コネリー (James Bond)
クローディーヌ・オージェ (Domino)
アドルフォ・チェリ (Largo)
ルチアナ・パルッツィ (Fiona)
リック・フォン・ナッター (Felix Leiter)
マルティーヌ・ベズウィック (Paula Caplan)
ルチアナ・パルッツィ (Fiona Volpe)
バーナード・リー (M)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
デスモンド・リュウェリン (Q)
フィリップ・ロック (Vargas)
  ■スペーサー
「staff」
製作:ケビン・マクローリー 、
(ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリはクレジットなし)
監督:テレンス・ヤング
原作:イアン・フレミング
原案:ケビン・マクローリー
脚色:リチャード・メイバウム、ジャック・ウィッテンガム、
ジョン・ホプキンス
撮影:テッド・ムーア
音楽:ジョン・バリー
テーマ曲:モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ)
主題歌:トム・ジョーンズ
プロダクション・デザイン:ケン・アダム



Bond car & Claudine Auger
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 D 007は二度死ぬ (You only Live Twice)(1967)  
第5作!『007は二度死ぬ』(You Only Live Twice) (UK Eon Productions/United Artists Color 117 min.)

浜美枝
ストーリーは、アメリカとソ連の宇宙カプセルが、軌道から姿を消すという怪事件が起った。米・ソは互に相手国の仕業と疑う。イギリス情報部は、妨害ロケットが日本から発射されていると探知し、ジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)に命が下る。日本の諜報機関長の田中(丹波哲郎)と秘書アキ(若林映子)の協力で、神戸に碇泊中の貨物船が怪しいとわかり、ボンドは神戸に急行したが・・。

イアン・フレミングの長編小説007シリーズ第11作で、1967年に公開された007シリーズ映画第5作にあたる。本作は、オープニングのイギリスの植民地の香港のシーンと、米ソの軍関係者が非難の応酬をするレーダー基地のシーンは、イギリス国内で撮影されたが、そのほかの舞台はすべて日本国内の観光名所で行われた。

東京オリンピック開催直後の高度経済成長期の東京を中心にロケが行われたため、地下鉄丸ノ内線やホテルニューオータニ、旧蔵前国技館、東京タワー、銀座4丁目交差点、駒沢通りなどの現在の東京でもおなじみの風景が随所に出てくる。更に、特殊部隊の訓練場を姫路城、鹿児島県坊津の漁村や霧島山新燃岳などでもロケを行い、付近一帯ではボンドのオートジャイロ「リトル・ネリー」とスペクターのヘリコプター部隊の空中戦シーンの一部を空中撮影するなど大規模なロケが行われたが、ただし、国立公園内での大規模な撮影の許可は下りなかったため、その大部分は地形が似たスペインのシェラ・ネバダ山地で行い、これらを合成で処理している。

日本車で唯一ボンドカーとなったトヨタ2000GTが登場し、カーチェイスを披露したが、試作車をベースとしてオープン仕様で制作された。工場関係者の証言で2台が製作されたとの説もあるが、撮影車と予備車が同時に撮影された資料は見つかっておらず、改造台数が1台か2台かは確定していない。 トヨタ2000GT但し、本来「ボンドカー」はジェームズ・ボンド本人の運転する専用車のことでイギリス情報部の与えた特別仕様車のアストン・マーチン、ロータスなどのみが該当する。2000GTは丹波哲郎演じるタイガー・田中率いる日本の諜報部の所有車という設定で運転していたのも若林映子演じる日本の女性エージェント・アキであった。

初の日本人ボンドガールとして東宝の看板女優の若林映子(あきこ)と1960年に東宝からデビューした浜美枝が登場し、日本人に化けたボンドが日本の公安エージェントと偽装結婚したり、第50代横綱佐田の山が本人役で登場したりしている。 主題歌はフランク・シナトラの愛娘、ナンシー・シナトラが歌っている。イギリスでは、カップリング曲だった“ジャクソン”と共に両面ヒットとなった。



「cast」
ショーン・コネリー (James Bond)
丹波哲郎 (Tiger Tanaka)
若林映子 (Aki)
浜美枝 (Kissy Suzuki)
ドナルド・プレゼンス (Blofeld)
島田テル (大里)
カリン・ドール (Helga Brandt)
チャールズ・グレイ (Dikko Henderson)
ツァイ・チン (Ling, Chinese Girl in Hong Kong)
バーナード・リー (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
監督:ルイス・ギルバート
原作:イアン・フレミング
脚色:ロアルド・ダール
撮影:フレデリック・A・ヤング
音楽:ジョン・バリー
主題歌「You Only Live Twice」
歌:ナンシー・シナトラ
プロダクション・デザイン:ケン・アダム
美術:ハリー・ポットル
特殊効果:ジョン・ステアズ
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー



Wakabayashi Akiko 若林映子
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 E 女王陛下の007 (On Her Majesty's Secret Service)(1969)  
第6作『女王陛下の007』(On Her Majesty's Secret Service)(UK Danjaq/United Artists Color 142 min.)

Diana Rigg
ストーリーは、イギリス情報部のM(B・リー)は、スペクターの首領エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(テリー・サヴァラス)の動静を探るようジェームズ・ボンド(ジョージ・レーゼンビイ)に命じた。ボンドの報告でイギリス情報部は、恐るべきスペクターの陰謀を知った。それは、催眠療法を受けた娘たちを使って、細菌をばらまき、生物学的戦争を起こそうとするものだったが・・。

本作はイアン・フレミングの長編小説007第10作で、1969年公開の映画007シリーズ第6作にあたり、ジェームズ・ボンド役をジョージ・レーゼンビーが演じた唯一の作品で、彼はモデル出身のオーストラリア人。 レーゼンビーのボンドは本作1作にとどまり、次回作『ダイヤモンドは永遠に』では再びショーン・コネリーがボンド役に復帰している。その理由について、オーストラリア人のレーゼンビーが話すブリティッシュアクセントはいかにも不自然だったこと、ギャラの増額などを製作者側に求めたり勝手な休暇をとって関係者に迷惑をかけたことなどにより、製作側から彼の再起用を見送ったと思われることが多いと云われる。

ボンド・ガールのダイアナ・リグ(Diana Rigg) は、イギリス・ヨークシャー生まれ。ジェームズ・ボンドが真実の愛に目覚めて結婚するが、挙式直後にボンドの宿敵エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドに殺害される異色のストーリーで、 本作は、劇中でメインのボンドガールが死亡する最初の作品である。だが、後に『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』『カジノ・ロワイヤル(2006年版)』でもメインのボンドガールが死亡する。

主題歌は、ジョン・バリー・オーケストラによる「女王陛下の007」がメイン・テーマとなった。インスト曲になった経緯については「タイトルを歌詞に入れる慣習があったシリーズにおいて"On Her Majesty’s Secret Serviceを"入れると歌にならない」と判断されたため、ルイ・アームストロングの歌う「愛はすべてを越えて」が挿入歌であった。



「cast」
ジョージ・レーゼンビー (James Bond)
ダイアナ・リグ (Tracy)
テリー・サヴァラス (Blofeld)
ガブリエレ・フェルゼッティ (Draco)
イルゼ・ステッパット (Irma)
バーナード・リー (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
監督:ピーター・R・ハント
原作:イアン・フレミング
脚色:ウォルフ・マンコウィッツ
撮影:マイケル・リード
音楽:ジョン・バリー
挿入歌 : ルイ・アームストロング
プロダクション・デザイン:シド・ケイン
セット:ピーター・ラモント
特殊効果:ジョン・ステアズ
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
美術:シド・ケイン



Diana Rigg & George Lazenby
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 F ダイヤモンドは永遠に (Diamond Are Forever)(1971)  
第7作『007/ダイヤモンドは永遠に』(Diamonds Are Forever)(UK Eon Productions/United Artists Color 120 min.)

Jill St. John
ストーリーは、大量にのぼるダイヤモンドが密輸され、しかも出回っていない。もし何らかの意図で流通しないとなればダイヤモンド業界は危機にさらされてしまう。イギリス情報部のMはジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)にダイヤ密輸の運び屋に変装しアメリカの密輸シンジケートに潜入せよと命じたが・・。

イアン・フレミングの長編小説のシリーズ第4作で、1971年公開映画007シリーズ映画化第7作にあたる。ショーン・コネリーのボンド復帰作であり、ボンド卒業作でもあるが、但し、後に番外編の『ネバーセイ・ネバーアゲイン』で、もう一度ボンドを演じている。

ジョージ・レーゼンビー主演の前作『女王陛下の007』が007シリーズとしては不振だったため、テレビ版でバットマンを演じたアダム・ウエストや、『サイコ』に出演したジョン・ギャビンがボンド役にオファーされた。ギャビンは契約まで交わしていたが、コネリーの復帰が決まり出演料をもらって降板した。ロバート・ワグナーもプロデューサーのアルバート・R・ブロッコリから非公式にオファーされていたが、ボンドはイギリス人であるべきで、自分はアメリカ人過ぎるという理由で断り、ロジャー・ムーアを推薦したと云われる。

ボンド・ガールに抜擢されたジル・セント・ジョン(Jill St. John)は、カリフォルニア州ロサンゼルス出身。1991年には俳優ロバート・ワグナーと再婚。ナタリーの妹ラナ・ウッド、カントリー・ウエスタン歌手のジミー・ディーンなども出演している。主題歌 は、シャーリー・バッシーが2度目の起用となり、同タイトル曲を歌っている。



「cast」
ショーン・コネリー (James Bond)
ジル・セント・ジョン (Tiffany Case)
チャールズ・グレイ (Ernst Stavro Blofeld)
ラナ・ウッド (Plenty O'Toole)
ブルース・キャボット (Bert Saxby)
ノーマン・バートン (Felix Leiter)
ジミー・ディーン (Willard Whyte)
ブルース・グローヴァー (Mr. Wint)
パター・スミス (Mr. Kidd)
バーナード・リー (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
レナード・バー (Shady Tree)
ローラ・ラーソン (Bambi) (uncredited)
トリナ・パークス (Thumper) (uncredited)
  ■スペーサー
「staff」
製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
監督:ガイ・ハミルトン
脚本:トム・マンキーウィッツ
撮影:テッド・ムーア
音楽:ジョン・バリー
主題歌:シャーリー・バッシー
プロダクション・デザイン:ケン・アダム
美術:ビル・ケニー、ジャック・マクステッド
特殊効果:レスリー・ヒルマン、ウィッティ・マクマホン
視覚効果:ウォーリー・ヴィーヴァーズ、アルバート・ウィットロック
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
編集:ジョン・W・ホームズ



Sean Connery & Jill St. John
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 G 死ぬのは奴らだ (Live And Let Die)(1973)  
第8作『007/死ぬのは奴らだ』(Live and Let Die) (UK Eon Productions/United Artists Color 121 min.)

Jane Seymour
ストーリーは、ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)に突然三人の情報員の死の知らせと“M"の指令が飛び込み、ジェームズ・ボンドはドクター・カナンダ(ヤフェット・コットー)と対決すべくニューヨークへ飛び立った。ボンドが招き入れられたレストランでは、神秘的美女ソリティア(ジェーン・セイモア)の前に、彼女の手から謎のタロット・カードが開かれ、ポンドの死を告げたが・・。

イアン・フレミングの長編小説007第2作で、1973年公開の映画007シリーズ第8作にあたり、ジェームズ・ボンド役をショーン・コネリーから三代目ロジャー・ムーアにバトン・タッチされて登場したロジャー・ムーアが演じた初の作品。脚本家と監督からバート・レイノルズがボンド役候補に上がったが、「長身の英国人」との条件でプロデューサーから却下され、また、脚本家からダイアナ・ロスがソリテール役候補に出たが、プロデューサーは「原作通り、セクシーで無垢な印象の白人」とのことで却下された。

ソリテール役にカトリーヌ・ドヌーヴも候補に出ていたが、イギリスのテレビ番組「The Onedin Line」を見たブロッコリがジェーン・シーモアを抜擢した。 ボンド・ガールに抜擢されたジェーン・シーモア(Jane Seymour)はイギリスの生まれ、幼少の頃からバレエを始めプロのバレリーナとして舞台に立ったが健康を理由に引退後に映画にデビューした。彼女はタロット占いで「3度結婚する」と予言され、1993年に4度目の結婚をしている。

これまでシャンパンはドン・ペリニヨンを愛飲していたのが、本作ではボランジェがオーダーされた。しかし、続く『黄金銃を持つ男』と『私を愛したスパイ』では再びドンペリに戻り、『ムーンレイカー』から正式にボランジェとのタイアップがはじまった。Mとマニーペニーがボンドの自宅を訪ねるシーンが出てくるのは、本作が初めてで、ボンドの自宅そのものは、『ドクター・ノオ』にも登場している。ボンドの自宅にあるエスプレッソ・マシンは、イタリアのラ・パヴォーニ社製で、当時、こうした機械を家庭で使うことは一般的ではなかった。撮影地は、ニューオーリンズ、ルイジアナの入江、ニューヨーク、モンテゴ・ベイ(ジャマイカ)、パインウッド・スタジオなどで行われた。主題歌をポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニーが作曲し、“ジェームズ・ボンドのテーマ曲"をモンティー・ノーマンが作曲している。



「cast」
ロジャー・ムーア (James Bond)
ヤフェット・コットー (Dactor Kananga)
ジェーン・シーモア (Solitaire)
クリフトン・ジェームズ (Sheriff Pepper)
ジュリアス・W・ハリス (Tee Hee)
グロリア・ヘンドリ (Rosie Carver)
ジェフリー・ホールダー (Baron Samedi)
クリフトン・ジェームズ (Sheriff J.W. Pepper)
トミー・ライン (Adam)
マデリン・スミス (Beautiful Girl)
ロン・サットン (CIA Agent Harold Strutter)
ロイ・スチュワート(Quarrel Jr.)
エアリー・ジョイ・ブラウン (Whisper)
アーノルド・ウイリアムズ (Cab Driver 1)
ルース・ケンフ (Mrs. Bell)
バーナード・リー (M)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:ハリー・サルツマン/ アルバート・R・ブロッコリ
監督:ガイ・ハミルトン
原作:イアン・フレミング
脚本:トム・マンキーウィッツ
撮影:テッド・ムーア
音楽:ジョージ・マーティン
主題曲:ポール・マッカートニー/リンダ・マッカートニー
編集:バート・ベイツ、レイモンド・ポールトン、ジョン・シャーリー



Jane Seymour & Roger Moore
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 H 黄金銃を持つ男 (The Man With Golden Gun)(1974) 
第9作目『007/黄金銃を持つ男』(The Man With the Golden Gun)(UK Eon Productions/United Artists Color 125 min.)

Britt Ekland
ストーリーは、日本で消息を絶ち殉職したと思われていたジェームズ・ボンドがロンドンに現れ、上司Mを暗殺しようとした。一時記憶を失っていたボンドは、ウラジオストクに渡航して捕らわれ、KGBによって洗脳されていたのであった。Mはボンドに治療を受けさせ回復させ、殺し屋のフランシスコ・スカラマンガの活動に終止符を打つことに成功すれば汚名返上、失敗すれば名誉ある死という困難な任務を与えたが・・

イアン・フレミングの最後の007長編小説で、1974年公開映画007シリーズ映画化第9作にあたる作品で、万年筆、ライター、カフスボタンなどを組み立てて完成する「黄金銃」をはじめ、本家ボンドカーの向こうを張って飛行機に変形する愛車など、数々の秘密兵器を駆使してボンドと渡り合う内容。スカラマンガの役は、当初ジャック・パランスに依頼したが、断られ、その後スカラマンガ役に決まったクリストファー・リーは、原作者イアン・フレミングの従兄弟にあたり、ドラキュラ役者として有名だが、フレミングは彼をイメージして『ドクターノオ』を書いたと語っている。

映画の中でスカラマンガを追うホーネットが360度回転で運河を飛び越える場面は、米国コーネル大学航空研究所のコンピューターで2ヶ月かけ計算されて行われ、車そのものも10,000ドルをかけて21の公認特許を取得した改造が施され、本番では数台のカメラが同時に回される中、カースタントマンのローレン・ウィラードによるジャンプが見事1回で成功し、歓声に包まれた。このジャンプは、スタントマンのW・J・ミリガン・Jr.が、ヒューストンのアストロドームで行った「アストロ・スパイラル」という360度回転ジャンプが元になっており、ミリガン自身もスタントの監修を行った。

ペッパー保安官は『死ぬのは奴らだ』に続き脇役で登場している。原作の舞台はジャマイカであるが、映画では前作『死ぬのは奴らだ』のロケ地に使われていたため変更され、序盤の舞台となるベイルートも検討されたが、香港・マカオ・タイがロケ地に選ばれた。スカラマンガのアジトのロケは、タイ、プーケット近くのパン・ナ・ベイにあるカオ・ピンガー島で行われた。以後、観光地となり、ジェームズ・ボンド島と呼ばれている。

ボンドガールに選ばれたのは、スウェーデン生まれのブリット・エクランド(Britt Ekland)で、1942年生まれ、15歳の時、CFで売り出し、演劇学校在学中にイタリア映画の端役でデビューし、イギリスに渡ってからピーター・セラーズと結婚、1児に恵まれるが後に離婚、自伝で亡き夫ピーター・セラーズとの赤裸々な事実を書いたりなど、度々ゴシップ面に登場している。 主題歌 は、イギリスの女性シンガー、ルルが起用された。



「cast」
ロジャー・ムーア (James Bond)
クリストファー・リー (Francisco Scaramanga)
ブリット・エクランド (Mary Goodnight)
モード・アダムス (Andrea Anders)
フランソワーズ・ティリー (Chew Mee)
クリフトン・ジェームズ (Sheriff J.W. Pepper)
エルヴェ・ヴィルシェーズ (Nick Nack)
リチャード・ルー (Hai Fat)
バーナード・リー (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:アルバート・R・ブロッコリ、ハリー・サルツマン
監督:ガイ・ハミルトン
原作:イアン・フレミング
脚本:リチャード・メイバウム、トム・マンキーウィッツ
撮影:テッド・ムーア、オズワルド・モリス
音楽:ジョン・バリー
主題歌:ルル
プロダクション・デザイン:ピーター・マートン
特殊効果:ジョン・ステアズ
視覚効果:デレク・メディングス
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
編集:レイ・パウルトン、ジョン・シャーリー



Britt Ekland, Roger Moore & Maud Adams
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 I 私を愛したスパイ (The Spy Who Loved Me) (1977)  
第10作『007 私を愛したスパイ』(The Spy who Loved Me) (UK Danjaq/United Artists Color 125 min.)

Barbara Bach
ストーリーは、地中海でイギリスの原子力潜水艦が姿を消した。アルプスの山小屋では、娘(スー・ヴァナー)と休暇を楽しんでいたジェームス・ボンド(ロジャー・ムーア)は、M(バーナード・リー)から緊急指令を受け、何者かが原潜航跡追跡システムを開発したらしく、早速ジェームス・ボンドは、エジプトに飛んだ。同じ頃、モスクワのKGBでは、美人スパイのアニヤ(バーバラ・バック)が、上司のゴゴール(ウォルター・ゴテル)より、最近行方不明になったソビエトの原潜の探索を命じられるが・・。

イアン・フレミングの長編小説007第9作で、1977年公開の007シリーズ第10作目となる作品。本作ではボンドカーにロータス・エスプリ(Lotus Esprit)が使われ劇中で潜水艇に変形し、話題になった。ロータス・エスプリは英国のロータスが生産していたスポーツカーで、ロータス・ヨーロッパの後継車として1975年に登場した。『007 ユア・アイズ・オンリー』には、白のターボ、スキーキャリアを備えたアンバー・メタリックのターボが登場した。

オープニングのスキーシーンは、オーストリア・アルプスという設定になっているが、実際はスイス・アルプスで撮影され、ダイビングするシーンは、カナダ・バフィン島のアスガード山で行われた。 Lotus Esprit エジプトのシーンは現地ロケが行われ、カイロ市内や、ギザの三大ピラミッド、スフィンクスなどで撮影が行われた。ジョーズとボンド、アニヤが最初に格闘するシーンは、ルクソールのカルナック神殿である。イタリアのサルジニア島のシーンも現地ロケが行われ、ボンドとアニヤが投宿するホテルは、サルジニア島コスタ・スメラルダのホテル・カラ・ディ・ボルペである。ただし水中のアクション・シーンは、バハマのナッソーで行われている。

ロジャー・ムーアはギャグ好きなことで有名で、この作品でもバーバラ・バックと砂漠を歩く場面の撮影中にあらかじめズボンのベルトを緩めておいて、本番中にズボンがズルズルと落ちてくるように仕組んだりするなど、現場は爆笑の連続だったというが、その砂漠を歩くシーンのバックには、映画『アラビアのロレンス』のテーマが流れている。

ボンド・ガールに選ばれたバーバラ・バック(Barbara Bach)は、ニューヨーク生れでモデル出身。イタリア人実業家と結婚しイタリアで二子をもうけ、イタリア映画などに出演したが、その後離婚してアメリカへ帰国し、本作の『007 私を愛したスパイ』ボンドガールとなった。翌年の『ナバロンの嵐』にリチャード・キールと共演している。キャロライン・マンローは、イギリス生まれ、美脚でブルネットの彼女はカジノロイヤル(1967年)のほか、イギリスのホラー映画出演も多い。主題歌 は、アメリカの女性シンガー、カーリー・サイモンが起用され、主題歌として『Nobody Does It Better』が大ヒットを記録した。音響はシリーズで初めてドルビーステレオで収録された。



「cast」
ロジャー・ムーア (James Bond)
バーバラ・バック (Major Anya 'Triple X' Amasova)
クルト・ユルゲンス (Karl Stromberg)
リチャード・キール (Jaws)
キャロライン・マンロー (Naomi)
バーナード・リー (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
ウォルター・ゴテル (General Anatol Gogol)
シェーン・リマー (Commander Carter)
シドニー・タフラー (Liparus Captain)
ジョフリー・キーン (Sir Frederick Gray)
ロバート・ブラウン (Admiral Hargreaves)
  ■スペーサー
「staff」
製作:アルバート・R・ブロッコリ
監督:ルイス・ギルバート
原作:イアン・フレミング
脚本:クリストファー・ウッド /リチャード・メイバウム
撮影:クロード・ルノワール
SFX:デレク・メディングス
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ
主題歌:「007 私を愛したスパイ のテーマ」
(Nobody Does It Better)
作詞:キャロル・ベイヤー・セイガー
作曲:マーヴィン・ハムリッシュ
唄:カーリー・サイモン
美術:ピーター・ラモント
プロダクション・デザイン:ケン・アダム
特殊効果:ジョン・エヴァンス
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
編集:ジョン・グレン



Roger Moore & Barbara Bach
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 J ムーンレイカー (Moonraker)(1979) 
第11作 『007 ムーンレイカー』(Moonraker)(UK Danjaq/United Artists Color 126 min.)

Lois Chiles
ストーリーは、アメリカからイギリスへ空輸中のスペース・シャトル“ムーンレイカー"が、アラスカ上空で何者かにハイジャックされた。M(バーナード・リー)から事件の背後に浮かぶ謎の人物について聞かされたジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)は現地に飛んだ。ナゾの人物とは、独自の力で米国西部に宇宙センターを築き、NASA(米航空宇宙局)に協力して“ムーンレイカー"を開発、製造してきた科学者ドラックス(ミシェル・ロンダール)であったが・・。

イアン・フレミングの長編小説007第3作で、1979年公開映画の007シリーズ第11作目にあたる。。前作『私を愛したスパイ』のエンドロールでは、次回作は短編集『007号の冒険』の中の一短編である "For Your Eyes Only" と告知されていた。その時点では、イオン・プロがまだ映画化していないイアン・フレミングの長編のうち、『カジノ・ロワイヤル』はコロンビア映画が、そして本作は俳優のジョン・ペインが映画化権を所有していたために短編を使うしかなかったからである。併し、その後、ジョン・ペインから権利を買い取ることができたため、折からの爆発的なスター・ウォーズ(1977年公開)ブームや、スペース・シャトルの初飛行(1981年4月12日)が迫る中、ついにボンドが宇宙へ飛び出す内容に脚色された本作が、先に映画化されるに到った。(007 ムーンレイカー 劇場用パンフレット)

殺し屋には前作『007 私を愛したスパイ』に引き続きリチャード・キール演じるジョーズが登場するが、同じ殺し屋がシリーズ二作に連続して登場するのは後にも先にもこのキールだけである。ジョーズは、前作では冷酷な殺人鬼の役柄だったが、その憎めないキャラクターは、撮影当時からスタッフのあいだで話題になっていて、殺されない悪役という、ボンド映画では極めて珍しい存在につながった。ボンドは南米の寺院にしつらえたMのオフィスにポンチョ姿で馬に乗って向かうが、この時『荒野の七人』のテーマ曲が流れる。

ボンド・ガールにロイス・チャイルズ(Lois Chiles)が選ばれたが、彼女は『私を愛したスパイ』のアニヤ役の候補にのぼっていたが、本作に出演が決まったきっかけは、飛行機の中で監督のルイス・ギルバートと偶然隣り合わせになったことだったという。チャイルズ演ずるCIAのホーリー・グッドヘッドは、映画オリジナルのキャラクターで、原作では、警視庁特別部の婦人警官、ガーラ・ブランドが登場する。『ユア・アイズ・オンリー』(1981)  の撮影前にM役のバーナード・リーが死去したため、この作品が彼の最後のボンド映画となった。主題歌 は、3度目の起用となったシャーリー・バッシーが同タイトル曲を歌った。



「cast」
ロジャー・ムーア (James Bond)
ロイス・チャイルズ (Dr. Holly Goodhead)
ミシェル・ロンダール (Drax)
リチャード・キール (Jaws)
コリンヌ・クレリー (Corinne Dufour)
ブランシュ・ラヴェレック (Dolly - Jaws' Girlfriend)
ジェフリー・キーン (Sir Frederick Gray)
トシロー・スガ (Chang)
バーナード・リー (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
エミリー・ボルトン (Manuela)
  ■スペーサー
「staff」
製作:アルバート・R・ブロッコリ
監督:ルイス・ギルバート
原作:イアン・フレミング
脚色:クリストファー・ウッド
撮影:ジャン・トゥルニエ
SFX:デレク・メディングス
音楽:ジョン・バリー
主題歌:シャーリー・バッシー
作詞 :デヴィッド・ハル
作曲:ジョン・バリー
美術:ケン・アダム
プロダクション・デザイン:ケン・アダム
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
スタント・コーディネーター:ボブ・シモンズ
編集:ジョン・グレン



Roger Moore & Lois Chiles
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 K ユア・アイズ・オンリー (For Your Eyes Only)(1981)  
第12作『007 ユア・アイズ・オンリー』(For Your Eyes Only) (UK&USA Danjaq/United Artists Color 127 min.)

Carole Bouquet
ストーリーは、ギリシャ・コルフ島沖イオニア海で、イギリス情報収集船が事故で沈没し、船に積まれていたATAC(超低周発信機)を引き上げる作業を、海軍退役将校で海洋考古学者でもあるティモシー・ハブロック卿に依頼した。ATACは、原子力潜水艦からのミサイル攻撃を目的地に誘導するトップ・シークレットであったが・・。

イアン・フレミング同名の映画化で007シリーズ第12作目、小説007シリーズ第1短編集で単行本としては8冊めにあたる。ジョン・グレン監督の1作目で、これまでの推理小説的、あるいは特撮作品と打って変わって大胆なスタント・シーンで構成され、主題歌の「For Your Eyes Only」はシーナ・イーストンが歌っているが、シリーズを通じて主題歌を歌う本人がオープニング・タイトルに登場するのは、本作が唯一の例である。M役のバーナード・リーが撮影前に逝去したため、彼への敬意を示し、今作ではMの登場はなく、休暇中という設定となっている。

“ Eyes Only” なら「見て読む以外不可(複写等不可)」の意味の慣用句で、極秘文書に使われる。原作の邦題「読後焼却すべし」や「他言無用」が意訳として適切である。原題 “For Your Eyes Only” は、「あなただけに見て欲しい」という女性からの性的誘惑も暗示したダブル・ミーニングとなっている。ボンド映画の世界観を端的に表現した秀逸なタイトルで、邦題ではなぜか頭の For を取ってしまったため、「あなたの目だけ」という意味をなさない語句になってしまった。

メリナの両親が殺される場面や、ボンドとロックの対決シーンなどは、ギリシャのコルフ島で撮影され、カジノのシーンは、同島にオーストリアのエリザベート皇后が建てたアレキオン宮殿が使われた。シトロエン・2CVのカーチェイス・シーンは、スペインのマドリッド近郊という設定になっているが、実際はギリシャで撮影された。

ボンドガール役のキャロル・ブーケ(Carole Bouquet)は、前作『ムーンレイカー』の撮影スタジオを見学に行った際にこの作品のヒロイン役に抜擢されたが、彼女はソルボンヌ大学卒業後にコンセルヴァトワール大学で演技を学んだ。



「cast」
ロジャー・ムーア (James Bond)
キャロル・ブーケ (Melina Havelock)
トポル (Milos Columbo)
リン・ホリー・ジョンソン (Bibi Dahl)
ジュリアン・グローヴァー (Aris Kristatos)
サンドラ・ハリス (Countess Lisl von Schlaf)
マイケル・ゴダード (Emile Leopold Locque)
ジョン・ワイマン (Erich Kriegler)
ジャック・ヘドレイ (Sir Timothy Havelock)
リン=ホリー・ジョンソン (Bibi Dahl)
ジル・ベネット (Jacoba Brink)
ウォルター・ゴテル (General Anatol Gogol)
チャールズ・ダンス (Claus)
  ■スペーサー
「staff」
製作:アルバート・R・ブロッコリ
監督:ジョン・グレン
製作総指揮:マイケル・G・ウィルソン
原作:イアン・フレミング
脚色:リチャード・メイバウム、マイケル・ウィルソン
撮影:アラン・ヒューム
SFX:デレク・メディングス
音楽:ビル・コンティ
主題歌:シーナ・イーストン
作詞:ミック・リーソン
作曲:ビル・コンティ
美術:ジョン・フェナー
プロダクション・デザイン:ピーター・ラモント
特殊効果:ジョン・エヴァンス
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
編集:ジョン・グローヴァー



Roger Moore & Carole Bouquet
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 L オクトパシー (Octopussy)(1983)  
第13作『007 オクトパシー』(Octopussy) (UK&USA United Artists Color 131 min.)

Maud Adams
ストーリーは、中南米の某国。軍事基地に潜入したジェームス・ボンド(ロジャー・ムーア)は、いったんは捕われるが、スキをついて脱出し、特製小型ジェット機アクロスターを操縦、敵のミサイルとの空中チェイスの末に、格納庫をすり抜け、ミサイルは格納庫で爆破した。一方、ベルリンでは009が、イギリス大使館に倒れ込み息をひき取る。手からころげおちたのが、偽のファベルジュ・エッグ。本物はロンドンで競売にふされることになっている。M(ロバート・ブラウン)に009の仕事を引きつぐよう命せられたボンドは・・。

イアン・フレミング同名の映画化で007シリーズ第13作目。また、イアン・フレミングの第2短編集である。今回はマニーペニーに新しく助手としてペネロプ・スモールボーンを迎えている。『007 ムーンレイカー』までMを演じていたバーナード・リーが前作『007 ユア・アイズ・オンリー』の撮影直前に死去したため『007 ユア・アイズ・オンリー』ではMは登場せず、休暇中という設定でMの代わりに情報部の幕僚主任ビル・タナーがボンドに指令を出していた。今作よりロバート・ブラウンがMを演じているが、彼は『007 私を愛したスパイ』でハーグリーブス海軍中将を演じていた。

1982年8月22日、本作の製作準備中だったプロダクション・デザイナーのピーター・ラモントの乗った旅客機が、インド国内でハイジャックされ、隣の乗客に自分が007映画関係者であることを話すと、秘密兵器はないのか聞かれたという。インドのロケは、デリーという設定のシーンも含め、大部分がウダイプルで行われ、カマル・カーンの宮殿は、同地ピチョーラ湖畔の山頂にあるモンスーン・パレスで、オクトパシーの宮殿はピチョーラ湖に浮かぶ小島に建てられたレイク・パレスで撮影された。レイク・パレスはマハラーナ(王侯)の宮殿だったが、ホテルに改装されており、ボンドが劇中で投宿したホテルも、ここで撮影されている。撮影中は、出演者の宿泊先ともなった。カマルに追われて逃げるボンドが、木から木へ飛び移る際、ターザンの雄たけびを上げる。この声は、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーが、ターザン映画のために作り上げたものである。第1作より007シリーズの配給を行ってきたユナイテッド・アーティスツは、1981年にMGMに買収されていた。

ロイス・マクスウェルは、ミス・マネーペニー役で唯ひとりシリーズ全作品に出ている。本作はシリーズ史上初めて、主題歌「All Time High」の歌詞の中に作品のタイトル“Octopussy”が織り込まれていない作品となった。また、作品タイトルと主題歌のタイトルが異なるのは『私を愛したスパイ』(原題“The Spy Who Loved Me”、主題歌「Nobody Does It Better」以来、2作品め。テーマ曲の「オール・タイム・ハイ」をリタ・クーリッジが歌っている。

ボンド・ガールのモード・アダムス(Maud Adams)はスウェーデン生れで、ファッションモデルの出身、『黄金銃を持つ男』(1974)に続き、役柄を変えての二度目の出演で、この後に『美しき獲物たち』でもカメオ出演した。シリーズ中三作品に登場したボンドガールはアダムスのみであるが、彼女は映画化するにあたって題名の“OCTOPUSSY”の後半が英語では卑猥な単語のため、当初嫌がったという。(Interview with Maud Adams)



「cast」
ロジャー・ムーア(James Bond)
モード・アダムス(Octopussy)
ルイ・ジュールダン(Kamal Khan)
クリスティーナ・ウェイボーン(Magda)
スティーヴン・バーコフ(General Orlov)
デビッド・マイヤー(Mishka)
ロバート・ブラウン(M)
デスモンド・リュウェリン(Q)
ロイス・マクスウェル(Miss Moneypenny)
ビジャイ・アムリトラジ(Vijay)
ウォルター・ゴテル(General Gogol)
  ■スペーサー
「staff」
製作:アルバート・R・ブロッコリ
監督:ジョン・グレン
製作総指揮:マイケル・G・ウィルソン
原案・脚本:ジョージ・マクドナルド・フレーザー、
リチャード・メイボーム、 マイケル・G・ウィルソン
撮影:アラン・ヒューム
SFX:ジョン・リチャードソン
音楽:ジョン・バリー
主題歌「オール・タイム・ハイ」
作曲:ジョン・バリー
唄:リタ・クーリッジ
作詞:ティム・ライス
プロダクション・デザイン:ピーター・ラモント
美術:ジョン・フェンナー
メインタイトルデザイン :モーリス・ビンダー
編集:ジョン・グローバー



Maud Adams & Roger Moore
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 M ネバーセイ・ネバーアゲイン (Never say Never Again)(1983) 
007番外編 『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(Never say Never Again) (TaliaFilm II Productions/Warner Bros. Color 134 min.)

Sean Connery,Kim Basinger
ストーリーは、ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)が、ジャングルにある要塞に侵入し、機敏な行動で敵を倒し、捕らわれていた若い女性を助け起こそうとした時、彼女の隠し持っていたナイフで刺される。これは訓練の一つで、それを記録したビデオ・テープを見ながら、新任のM(エドワード・フォックス)は、スパイ学校で講師をしている間に君の身体はなまったらしい、鍛え直すためロンドン郊外のシュラブランド療養所に行くようと言うのである。

シュラブランドにやって来たボンドは厳しいトレーニングを受けつつ、持ち前の性的魅力を発揮して美人の療法士とベッドインといった按配なのだが、一方、スペクター首領のブロフェルド(マックス・フォン・シドー)は、部下を集め、新たなる謀略行動「アラーの涙作戦2」を発表し、部下として No.1のラルゴ(クラウス・マリア・ブラウンダウアー)が、実行にあたることになった。我々は在英米軍のジャック・ペタチ大尉(ギャバン・オハリー)を仲間に引き入れた。彼の右目の眼球反応は大統領と一致するように手術して、最終訓練をシュラブランドで行なうと説明するのだが・・・。

本作は、007シリーズ第4作目『007 サンダーボール作戦』をリメイク作品と言われているが、厳密にいえば、映画用オリジナル脚本『James Bond, the Secret Service』改訂版の映画化である。小説「サンダーボール作戦」も同脚本の小説化であるため、本作と小説は、同脚本の子供にあたり、映画『サンダーボール作戦』は、同脚本から見たら、孫という存在となる。

初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーが、久々にボンド役に復帰し話題となった映画でもあり、題名の「ネバーセイ・ネバーアゲイン(Never say Never Again)(次はないなんて言わないで)」は、ショーン・コネリーの妻のミシェリーンが、もうボンドを演じないなんて言わないで(ネバーセイ・ネバーアゲイン)」と言ったことから採られたものだと言う。

この作品は、イオン・プロ製作の007映画でないのでタイトルに「007」が入らず、オープニングのガンバレル・シークエンスやジェームズ・ボンドのテーマ曲は、劇中一切流れないが、音楽はミシェル・ルグランが担当している。007シリーズでは、ボンドの秘密兵器としてボンド・カーが登場するが、本作では、その代わりにヤマハのオンロードタイプのオートバイ(XJ650ターボ)に特殊装備を備えたボンド・バイクが登場し、また特殊装備としては、ロケット万年筆、水中スクーター、XT-78ロケット(アメリカ海軍開発)が登場している。

イアン・フレミングは銀行員やジャーナリストなどを経て、第二次世界大戦中は、海軍情報部とMI6で特別工作に携わっており、この経験を活かして007を書いたと言われ、小説「007シリーズ」は、1953年の第1作『カジノ・ロワイヤル』に始まって、フレミングが没する1964年まで書き継がれるが、 それなりの評価を得ながらも、あまり売れることはなかった。それでフレミングは、何度もシリーズを終了しようと考えるが、その度に映像化の話があり、シリーズは継続されることになった。本格的に売れ始めるのは1950年代後半で、そのきっかけは、フレミングと縁があったケネディ米大統領が「ロシアから愛をこめて」を愛読書のリストの中に入れたことだったと云われる。

この映画で悪女ファティマ役を演じたバーバラ・カレラ(Barbara Carrera )は、1951年12月31日、ニカラグアのブルーフィールズで、ニカラグア駐在アメリカ大使とニカラグア人の母の元に生まれた。11歳でアメリカに渡り、17歳でモデルを始めた。デビュー作品は、『ルーという女』(Puzzle of Downfall child)(1970)のモデル役だったが、 その後、『マスター・ガンファイター』(The Master Gunfighter)(1975)、『胚』(Embryo)(1976)や、 『ドクター・モローの島』(The Island of Dr. Moreau)(1977)、『世界崩壊の序曲』(When Time Ran Out)(1980)では、ポール・ニューマン(Paul Newman )、ジャクリーン・ビセット(Jacqueline Bisset)と共演している。彼女がもっとも世間に知られるようになった映画は本作の『ネバーセイ・ネバーアゲイン』で、1984年度ゴールデン・グローブ賞の最優秀助演女優賞にノミネートされた。彼女は画家でもあり、1980年代からは、カリフォルニア・ビバリーヒルズとイギリス・ロンドンの画廊に作品が展示されるようになり、2002年には、ハリウッド・エンターテイメント博物館で展覧会が開かれている。

ボンドガールに抜擢されたキム・べイシンガー(Kim Basinger)は、1953年12月8日、5人の子供の3番目にジョージア州、アテネで生まれた。父親はビックバンドでジャズを演奏し、母親はエスター・ウィリアムズの映画で水中バレエを演じたりしたしていた。彼女は内省的で、内気だったので両親は早い時期からバレエを習わせた。16歳の時にアテネ・ジュニア・ミス・コンテストに出場し、ミス・ジョージアを勝ち獲り、その後、全国的に競争するためにニューヨークに出た。美しい彼女はフォード・モデリング・エージェンシーと契約を交わし、20歳の時には、1日に1,000ドルというトップ・モデルとなり、1970年代の初期にわたって、彼女は最もブレークした女の子として数十の雑誌カバーに掲載された。


Cuba Gooding, Jr. presenting Kim Basinger with the Best Supporting Actress Oscar for her performance in "L.A. Confidential" at the 70th Academy AwardsR in 1998.

その後、グリニッチビレッジ・クラブで芸名をチェルシーとして歌ったりして、ネイバーフッド・プレイハウス(Neighborhood Playhouse)で演技を学び、ハリウッドを目指し1976年にロサンゼルスに引っ越した。やがて、『チャーリーズ・エンジェル』(Charlie's Angels) (1976) 等のテレビ番組に端役で出演するようになり、1983年に『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のボンドガールに抜擢された。その後、『グッバイ、デイビッド』(The Man Who Loved Women)(1983)では、バート・レイノルズ(Burt Reynolds)、ジュリー・アンドリュース(Julie Andrews)と共演、プロ野球の選手を目指した野球映画『ナチュラル』(The Natural)(1984)では、ロバート・レッドフォード(Rbert Redford) やロバート・デュバル(Robert Duvall)、『フール・フォア・ラブ』(Fool for Love)(1985)では、サム・シェパード(Sam Shepard)、『ナインハーフ』(Nine 1/2 Weeks)(1986)では、ミッキー・ルーク(Mickey Rourke)と共演し大胆な演技が話題を呼んだ。 更に『バットマン』(Batman)(1989)では、マイケル・キートン(Michael Keaton)やジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)と共演、1994年には『ゲッタウェイ』(The Getaway)で前年に結婚した アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)と共演した。1997年には、往年の女優ヴェロニカ・レイクを彷彿とさせる役柄で『L.A.コンフィデンシャル』(L.A. Confidential)でゴールデングローブ賞助演女優賞、アカデミー助演女優賞を受賞している。



「cast」
ショーン・コネリー(James Bond)
クラウス・マリア・ブランダウアー(Largo)
マックス・フォン・シドー(Blofeld)
バーバラ・カレラ(Fatima)
キム・ベイシンガー(Domino)
バーニー・ケーシー(Felix Leiter)
アレック・マッコーウェン(Algy the Armourer)
エドワード・フォックス(M)
サスキア・コーエン・タニュジ(Nicole)
ローワン・アトキンソン(Consular Official)
ギャバン・オハリー(Jack Petachi)
パメラ・セーラム(Miss Moneypenny)
プルネラ・ギー(Patricia)
ヴァレリー・レオン(Sexpot)
  ■スペーサー
「staff」
製作:ジャック・シュワーツマン
監督:アーヴィン・カーシュナー
二班監督:ミッキー・ムーア
水中シーン監督:リコウ・ブラウニング
脚本:ロレンツォ・センプル・ジュニア
製作総指揮 :ケビン・マクローリー
アソシエイト・プロデューサー:マイケル・ドライハースト
撮影:ダグラス・スローカム
美術:スティーブン・グライムス 、 レスリー・ディリー
音楽:ミシェル・ルグラン
主題歌:ラニ・ホール
衣装(デザイン):チャールズ・ノッド
メイク:ロビン・グランザム
光学効果:デイヴィッド・ドライヤー
特殊効果:イアン・ウィングローヴ
スタント・コーディネーター:グレン・ランドール 、ヴィク・アームストロング
編集:ボブ・ローレンス



Sean Connery,Kim Basinger
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 N 美しき獲物たち (A View To A Kill)(1985) 
第14作 『美しき獲物たち』(A View to a kill) (UK&USA Danjaq/Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) Color 131 min.)

Tanya Roberts
ストーリーは、極寒のロシアからの脱出しイギリスに戻ったジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)は、休む間もなく、M(ロバート・ブラウン)と国防相に呼ばれ、イギリスが開発した防衛システムに不可欠のマイクロチップが奪われたが、どうやらKGBが関係しているらしいというのだ。早速調査を依頼されたジェームズ・ボンドは、その事件の背後に、大富豪のマックス・ゾリン(クリストファー・ウォーケン)が関わっていることをキャッチ、ゾリンをマークするが・・。
原作小説はイアン・フレミングの短編「バラと拳銃」(From a View To A KIll)。1985年公開007シリーズ第14作目。原題 “A View To A KIll” は、それ自体では意味をなさず、原作小説のタイトルが “From a View To A KIll” だったのを、映画化にあたって語呂が悪いと頭の From を取ってしまった。ところが困ったのは、007シリーズでは「台詞の中で映画のタイトルを必ず一度は誰かが言う」という伝統があること。そこで飛行船に乗ったゾーリンとメイデイがサンフランシスコ湾を一望のもとに見下ろすシーンで、メイデイが「What a view!(なんて素晴らしい眺めなんだ)」とつぶやくと、横からゾーリンが不気味に「To a kill...(殺戮のね…)」とフォローするという、苦心の脚本になっている。

ロジャー・ムーアがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品で、彼は撮影時すでに50代後半で、ほとんどのアクション・シーンにスタントマンを使用していた。ロイス・マクスウェルがマニー・ペニーを演じた最後の映画でもあり、本人が「もう限界」と降板を希望したため、そのはなむけとして、マニー・ペニーが華やかな衣装をまといアスコット競馬場に出かけるシーンが書き足されたという。オープニングのシベリアにおけるアクション・シーンは、実際はアイスランドと、スイスのピッツ・バリュ氷河で撮影された。

ボンドガールに抜擢されたのはニューヨーク州生まれのタニヤ・ロバーツ(Tanya Roberts)で、1976年に『チャーリーズ・エンジェル』の最終シーズンに出演し、一躍注目され本作に出演した。主題歌"A View To A KIll"は、これまでのボンド映画の音楽のほぼすべてを担当してきたベテランのジョン・バリーと、1980年代のロックシーンを一世風靡したデュラン・デュランのコラボレーションによるもので、従来のボンド主題歌とは一風趣が異なり、ユーロロックやニューロマンティックの要素を取り入れたポップ調になって大ヒットとなった。



「cast」
ロジャー・ムーア (James Bond)
クリストファー・ウォーケン (Max Zorin)
タニア・ロバーツ (Stacey Sutton)
グレース・ジョーンズ (May day)
パトリック・マクニー (Sir Godfrey Tibbett)
アリソン・ドゥーティ (Jenny Flex)
パトリック・ボーショー (Scarpine)
ウィロビー・グレイ (Dr. Carl Mortner)
ロバート・ブラウン (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
ロイス・マクスウェル (Miss Moneypenny)
デビット・イップ (Chuck Lee)
フィオナ・フレートン (Pola Ivanova)
ウォルター・ゴテル (General Anatol Gogol)
  ■スペーサー
「staff」
製作:アルバート・R・ブロッコリ
監督:ジョン・グレン
製作総指揮:マイケル・G・ウィルソン
原作:イアン・フレミング
脚色:リチャード・メイバウム、マイケル・G・ウィルソン
撮影:アラン・ヒューム
音楽:ジョン・バリー
主題歌:デュラン・デュラン
プロダクション・デザイン:ピーター・ラモント
美術:ジョン・フェンナー
特殊効果:ジョン・リチャードスン
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
編集:ピーター・デイヴィス



Roger Moore & Tanya Roberts
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 O リビング・デイライツ (The Living Daylights)(1987) 
第15作『007 リビング・デイライツ』(The Living Daylights)(UK&USA Danjaq/MGM/UA Color 130 min.)

Maryam D'Abo
ストーリーは、ヨーロッパでの東西の情報戦が熾烈を極めるなか、KGB高官コスコフ将軍(ジェローン・クラッペ)が亡命を望んでることを知ったジェームス・ボンド(ティモシー・ダルトン)は、チェコに飛んだ。美しきチェリストのカーラ(マリアム・ダボ)の妨害にあうが亡命は成功する。英国に渡ったコスコフは、M(ロバート・ブラウン)と国防大臣(ジェフリー・キーン)に西側スパイ暗殺計画の情報を提供するが・・。

イアン・フレミング同名の映画化で007シリーズ第15作目で、またシリーズ誕生25周年の記念作品でもあり、大型予算で製作された。ジェームズ・ボンド4代目役としてティモシー・ダルトンが演じた初の作品で、4代目ボンドには、サム・ニールに決まりかけたが、プロデューサーのブロッコリが却下した。後に5代目ボンドとなるピアース・ブロスナンも有力候補だったが、『探偵レミントン・スティール』の撮影でスケジュールの都合がつかず見送られた。ティモシー・ダルトンは、1971年にショーン・コネリーの後任としてボンド役を依頼されたが、ボンドを演じるには若すぎるという理由で辞退していた。また、本作の8年前にもロジャー・ムーアが降板を考えていたため依頼が来たが断っており、今回3度目の依頼でようやく引き受けた。

"007:A New Bond Meets a New Woman;Thimothy Dalton Finds a Hamlet in the Hero"
(英語) ニューヨーク・タイムズ.


ボンドがウィーンでソーンダースとの待ち合わせ場所にしたのは、プラーター公園の遊園地で、映画『第三の男』で登場した大観覧車のある遊園地としても有名である。本作の監督ジョン・グレンは『第三の男』で音声編集助手を務めて、ちなみに同作でキャロル・リード監督の助監督を務めていたのが『ゴールドフィンガー』から4作を監督したガイ・ハミルトンである。

ボンドカーとしてアストンマーチン・V8が登場し、イギリス国内で乗っていたのがV8・ヴァンテージ・ヴォランテ(コンバーチブル・タイプ)、チェコスロバキアでアクションを繰り広げるのがクーペ・タイプのV8 サルーンである。秘密兵器が搭載されるのはアストンマーチンV8サルーン。盗聴無線、レーザーカッター、防弾ガラス、ロケットランチャー、オートスパイクタイヤ、スキーアウトリガー、ロケットブースター、自爆装置など、多彩な秘密兵器が搭載された。

Aston Martin・V8 本作よりマニーペニー役がキャロライン・ブリスに交代した。マリアム・ダボ(Maryam d'Abo)は、ボンド役候補のスクリーン・テストの相手役をしていて、ボンドガールに抜擢された。彼女はイギリス、ロンドン生まれ、モデルとしてCMなどに出演後『エクストロ』で映画デビュー、1987年に本作のボンド・ガールに抜擢されて一躍有名になる。

主題歌 は、前作の成功から、本作も主題歌はボンド映画ベテランのジョン・バリーと、1980年代中期のポップシーンを代表するノルウェーのバンドa-haのコラボレーションによるものとなり、本作ではシリーズで初めて、オープニングとエンディングで異なるテーマ曲が歌われた。エンディングテーマを歌ったのは、イギリスのバンドのプリテンダーズである。



「cast」
ティモシー・ダルトン (James Bond)
マリアム・ダボ (Kara Milovy)
ジョー・ドン・ベイカー (Brad Whitaker)
アート・マリク (Kamram Shah)
ジェローン・クラッペ (General Georgi Koskov)
アンドレアス・ウィズニュースキー (Necros)
トーマス・ウィズリー (Saunders)
ジョン・テリー(Felix Leiter)
ジョン・リス=デイヴィス (General Leonid Pushkin)
ロバート・ブラウン (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
キャロライン・ブリス (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:アルバート・R・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
監督:ジョン・グレン
原作:イアン・フレミング
脚本:リチャード・メイバウム、マイケル・G・ウィルソン
撮影:アレック・ミルズ
SFX:ジョン・リチャードソン
音楽:ジョン・バリー
主題歌「 a-ha」
作曲 :ポール・ワークター、ジョン・バリー
エンディング・テーマ「イフ・ゼア・ウォズ・ア・マン」
プリテンダーズ
作曲:ジョン・バリー
作詞:クリッシー・ハインド
美術:テリー・アックランド=スノー
プロダクション・デザイン:ピーター・ラモント
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
編集:ジョン・グローヴァー、ピーター・デイヴィス



Timothy Dalton & Maryam d'Abo
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 P 消されたライセンス (Licence To Kill)(1989) 
第16作『007 消されたライセンス』(Licence To Kill)(UK&USA Danjaq/United Artists Color 133 min.)

Carey Lowell
ストーリーは、友人の結婚式に出席するためフロリダを訪ねたジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)は、沿岸警備隊の連絡で麻薬王サンチェス(ロバート・ダヴィ)を逮捕するが、仲間の助けで難なく逃亡してしまう。仲間の首謀者ミルトン・クレスト(アンソニー・ザービ)とサンチェスは、ボンドの友人に重傷を負わせ、その妻を殺害して復讐をする。友のために立ちあがるボンドであったが、彼は上司の“M"(ロバート・ブラウン)から、事件に手を出すな、と命令されてしまう・・。

イアン・フレミング同名の映画化で007シリーズ第16作目で、ティモシー・ダルトンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品。本作のタイトル Licence to Kill とは「殺人許可証」という意味で、英国諜報部の 00- 要員が任務遂行に必要がある場合には人を殺傷することも許されるとされていることを端的に表わしたものだが、奇しくもシリーズ第1作"Dr. No"が日本公開された時に付けられていた邦題が『007は殺しの番号』であった。

元々本作の悪役は「東南アジアの麻薬王」という設定であったが、中華人民共和国で折りしも天安門事件が起こり撮影が困難となったため舞台が中南米に変更され、忍者や香港の麻薬取締官が登場するのはその名残である。イスマスのロペス大統領を演じたペドロ・アルメンダリス(Jr.)は、『ロシアより愛をこめて』でボンドに協力するケリム・ベイを演じたペドロ・アルメンダリスの息子で、初代アルメンダリスは、『ロシアより愛をこめて』の撮影時、末期癌に侵されており、撮影終了後、入院先で拳銃自殺を遂げた。

撮影地は、チェルブスコ・スタジオ、キーウェスト、ドゥランゴ、アカプルコ、メキシコシティ等で行われた。キャリー・ロウエル(Carey Lowell)は幼年期にリビア過ごし、アメリカでファッション・マガジンの表紙に出てラルフローレンやカルバン・クラインなどに真価が認められモデルになり、本作でボンド・ガールを射止めた。 主題歌 は、デュラン・デュラン、A-ha、プリテンダーズと若手の起用が2作続いたが、同映画では、ベテランR&Bシンガーが二人起用された。主題歌となった同タイトル曲は、グラディス・ナイトが歌い、エンディング曲“If You Asked Me To”は、パティ・ラベルが歌った。



「cast」
ティモシー・ダルトン (James Bond)
キャリー・ロウエル (Pam Bouvier)
ロバート・ダヴィ (Franz Sanchez)
タリサ・ソト (Lupe Lamora)
アンソニー・ザーブ (Milton)
フランク・マクレ (Sharkey)
エヴェレット・マッギル (Ed Killifer)
ウェイン・ニュートン (Professor Joe Butcher)
アンソニー・スターク (Truman-Lodge)
ドン・ストロード (Heller)
ベニチオ・デル・トロ (Dario)
ケリー・ヒロユキ・タガワ (Kwang)
ダイアナ・リーシュ (Loti)
ペドロ・アルメンダリスJr. (President Hector Lopez)
ロバート・ブラウン (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
キャロライン・ブリス (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:アルバート・R・ブロッコリ、
マイケル・G・ウィルソン
監督:ジョン・グレン
脚本:マイケル・G・ウィルソン、リチャード・メイバウム
撮影:アレック・ミルズ
音楽:マイケル・ケイメン
主題歌「License To Kill」 グラディス・ナイト
作詞・作曲:ナラダ・マイケル・ウォルデン、
ジェフリー・コーエン、
ウォルター・アファナーシェフ、ジョン・バリー、
アンソニー・ニューリー、 レスリー・ブリカッシィ
エンディング・テーマ 「If You Asked Me To」
パティ・ラベル
作詞・作曲 :ダイアン・ウォレン
挿入歌「Wedding Party」アイボリー
作詞・作曲:ジミー・ダンカン、フィリップ・ブレナン
挿入歌「Dirty Love」ティム・フィーハン
作詞・作曲:スティーブ・デュビン、ジェフ・ペセット
特殊視覚効果:ジョン・リチャードソン
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
カースタント・コーディネーター:レミー・ジュリアン
空中スタント・コーディネーター:
J・W・コーキー・フォーノフ
美術:ピーター・ラモント
衣裳:ジョディ・ティレン
編集:ジョン・グローヴァー



Carey Lowell & Timothy Dalton
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 Q ゴールデンアイ (Goldeneye)(1995) 
第17作『ゴールデンアイ』(Golden Eye) (UK&USA Eon Productions/United Artists Color 130 min.)

Izabella Scorupco
ストーリーは、米ソの冷戦時代、巨大なダムの底にあるソ連の神経ガス工場に潜入したジェームス・ボンド(ピアース・ブロスナン)は、爆破の任務を遂行、だが、途中、パートナーの006ことアレック(ショーン・ビーン)が敵に射殺されてしまった。9年後、冷戦終結後の現代、モナコを訪れていたボンドは、フランス海軍が誇るNATOの最新鋭機タイガー・ヘリコプターが何者かに奪われるという事件に遭遇するが・・。

007シリーズ第17作。5代目のジェームズ・ボンド役としてピアース・ブロスナンが初めて演じた。すでにマンネリ化していたシリーズを冷戦後の設定でその人気を復活させた作品として評価が高く、マイケル・フランス原案で、製作はマイケル・G・ウィルソンと、シリーズの産みの親アルバート・R・ブロッコリの娘バーバラ・ブロッコリ。

ロジャー・ムーアの007シリーズ後期から人気が頭打ちになっていたが、本作ではサンクトペテルブルグ市内の戦車での市街戦など見所が多数あり、ボンド役もピアース・ブロスナンへ交代したことから、本シリーズの人気は復活、以降3作のいずれもヒットした。ソ連崩壊により、シリーズで初めてロシアのサンクトペテルブルクでのロケが行われたが、実際には多くのシーンがロンドンなどで撮影され、ロシア国防省の会議が行われた建物は、サンクトペテルブルクの宮殿広場にある旧参謀本部で、向かいに見えるのはエルミタージュ美術館である。

ブロスナンは、『007 リビング・デイライツ』の際にもボンド役をオファーされていたが、『探偵レミントン・スティール』の契約が残っており受けることができず、本作で出演を果たした。しかし、本作でのボンド役の第1候補はリーアム・ニーソンであったが、アクション映画に惹かれないという理由で断っていたことが後に明らかとなった。本作よりM役がジュディ・デンチに交代され、マニーペニー役もサマンサ・ボンドに代わった。Mが女性になった理由は、1990年代に実際のMI5((Military Intelligence
5)のトップが女性だと判明し、大ニュースになったからである。

ボンド・ガールに抜擢された、イザベラ・スコルプコ(Izabella Scorupco)は、1970年ポーランド生まれ、子供の頃にスウェーデンに移住し、17歳のときに映画監督スタッファン・ヒルデブランドに見出されて映画デビュー。その後モデルとしてスウェーデンやヨーロッパで活躍し、また歌手としてシングルを出したこともあるが、1995年に本作『007 ゴールデンアイ』のボンドガールとして出演、国際的に注目されるようになった。主題歌は、ベテランR&Bシンガーであるティナ・ターナーが起用され、同タイトル曲を歌った。



「cast」
ピアース・ブロスナン (James Bond)
ショーン・ビーン (Alec Trevelyan)
イザベラ・スコルプコ (Natalya Simonova)
ファムケ・ヤンセン (Xenia Onatopp)
ジョー・ドン・ベイカー (Jack Wade)
ロビー・コルトレーン (Valentin Dmitrovich Zukovsky)
アラン・カミング (Boris Grishenko)
ゴットフリード・ジョン (General Arkady Grigorovich Ourumov)
チェッキー・カリョ (Defense Minister Dmitri Mishkin )
ジュディ・デンチ (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
サマンサ・ボンド (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
監督:マーティン・キャンベル
製作総指揮:トム・ペヴスナー
原案:マイケル・フランス
脚本:ジェフリー・ケイン、ブルース・フィアスティン
撮影:フィル・メヒュー
音楽:エリック・セラ
主題歌:ティナ・ターナー
作詞・作曲: ボノ、ジ・エッジ
エンディング・テーマ「エクスペリエンス・オブ・ラヴ」エリック・セラ
作詞・作曲 :エリック・セラ、ルパート・ハイン
劇中歌「Stand by Your Man」ミニー・ドライバー
作詞・作曲 :ビリー・シェリル、タミー・ウィネット
美術:ピーター・ラモント
プロダクション・デザイン:ピーター・ラモント
美術: ニール・ラモント
特殊効果:クリス・コーボルド
ミニチュア効果:デレク・メディングス
メインタイトル・デザイン:ダニエル・クラインマン
衣装(デザイン):リンディ・ヘミング
編集:テリー・ローリングス



Izabella Scorupco & Pierce Brosnan
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 R トゥモロー・ネバー・ダイ (Tomorrow Never Dies)(1997) 
第18作『トゥモロー・ネバー・ダイ』(Tomorrow Never Dies) (UK&USA Danjaq/Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) Color 119 min.)

Michelle Yeoh
ストーリーは、南シナ海でイギリス艦船が中国軍に攻撃され、英中間の緊張が高まり、この事件の裏では、自ら戦争を起こして、ビッグスクープを捏造しようとメディア王エリオット・カーヴァー(ジョナサン・プライス)が暗躍していた。英国諜報部はジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)をカーヴァーのパーティーが行われるハンブルグに派遣するが・・。

007シリーズ第18作目。製作はマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリのコンビ。なお、本作は1996年に世を去った映画007シリーズの生みの親でふたりの義父/実父であるアルバート・R・ブロッコリに捧げられた。そのため、前作まではオープニング・クレジットには「Albert・R・Broccoli presents」としか入っていなかったが、本作以後の作品には、シリ−ズに対しての貢献を称え「アルバート・R・ブロッコリのイオン・プロダクション提供」(Albert・R・Broccoli's EON productions limited presents)と入るようになった。

アストンマーチンDB5がボンドのプライベートカーとして登場する。『ゴールドフィンガー』や『ゴールデンアイ』などでも登場するが、『ゴールドフィンガー』、『サンダーボール作戦』に登場したアストンマーチンDB5は、ボンドのプライベートカーではなく、Qが支給した特殊車両で、そのDB5が情報部内でのオークションに出された時にボンドが買ったものを私物として使用している。

ボンド・ガールに抜擢された楊紫瓊 ミシェル・ヨー(Michelle Yeoh)は、マレーシア生まれ、子供の頃からバレエを学び、ロンドンの王立ダンス・アカデミーに入学、怪我のためにバレリーナを断念、1983年ミス・マレーシアに選ばれる。香港の女優の中でも男優と同等にカンフーで戦えるのは彼女ぐらいだといわれる。 主題歌 は、アメリカの女性シンガー、シェリル・クロウが起用され、同タイトル曲を歌った。



「cast」
ピアース・ブロスナン (James Bond)
ジョナサン・プライス (Elliot Carver)
楊紫瓊 ミシェル・ヨー (Wai Lin)
テリー・ハッチャー (Paris Carver)
リッキー・ジェイ (Henry Gupta)
ゲッツ・オットー (Stamper)
ジョー・ドン・ベイカー (Jack Wade)
ヴィンセント・スキャベリ (Dr. Kaufman)
コリン・サルモン (Chief of Staff Charles Robinson)
ジョフレー・パーマー (Admiral Roebuck)
ジュディ・デンチ (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
サマンサ・ボンド (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:バーバラ・ブロッコリ、
マイケル・G・ウィルソン
監督:ロジャー・スポティスウッド
脚本:ブルース・フィアスティン
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:デイヴィッド・アーノルド
主題歌「Tomorrow Never Dies」 シェリル・クロウ
エンディング・テーマ「Surrender」 k.d.ラング
美術:アラン・キャメロン
プロダクション・デザイン:アラン・キャメロン
特殊効果:クリス・コーボルド
メインタイトル・デザイン :ダニエル・クラインマン
衣装(デザイン):リンディ・ヘム
編集:マイケル・アルカンド、 ドミニク・フォーティン



Michelle Yeoh
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 S ワールド・イズ・ノット・イナフ (The World is Not Enough)(1999) 
第19作『ワールド・イズ・ノット・イナフ』(The World Is Not Enough) (UK&USA Danjaq/Metro-Goldwyn-Mayer Color 128 min.)

Sophie Marceau
ストーリーは、石油王ロバート・キング卿が爆殺され、ジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)は M(ジュディ・デンチ)から事件の主犯が元KGBのテロリスト、レナード(ロバート・カーライル)であることを知らされ、彼が卿の娘エレクトラ(ソフィ・マルソー)を狙っていることを知る。父の後を継ぎ、ロシアから中近東、ヨーロッパとまたがる巨大石油パイプラインの計画に取り組むエレクトラの護衛についたボンドだが・・。

007シリーズ第19作目にあたり、ジェームズ・ボンドに5代目のピアース・ブロスナンが演じた。本作はメトロ・ゴールドウィン・メイヤー75周年記念作品。劇中でQは引退することをボンドに告げ、Rを紹介して舞台を去るが、これはQを演じるデスモンド・リュウェリンが年齢を理由に俳優業からの引退を表明したためだが、撮影終了の6週間後にリュウェリンは交通事故で死亡してしまったため、本当に本作が彼の遺作となってしまった。

"Box Office History for James Bond Movies" (英語)

「ワールド・イズ・ノット・イナフ」(世界を手に入れてもまだ足りない)はボンド家の家訓で、劇中でもボンドが囚われ拷問されているさいに口走っている。『女王陛下の007』ではボンドが紋章院を訪ね、この語句が書かれた紋章が先祖のものだと教えられるくだりがある。

ボンド・ガールに抜擢されたソフィ・マルソー(Sophie Marceau)は、フランス・パリ出身、13歳の時にオ―ディションに受かり映画デビュ−、アイドルとして人気を得た。主題歌は、アメリカのロック・バンド、ガービッジが起用され主題歌を担当した。



「cast」
ピアース・ブロスナン (James Bond)
ソフィー・マルソー (Elektra King)
ロバート・カーライル (Renard)
デニース・リチャーズ (Dr. Christmas Jones)
ロビー・コルトレーン (Valentin Dmitrovich Zukovsky)
ジュディ・デンチ (M)
デスモンド・リュウェリン (Q)
ジョン・クリーズ (R)
サマンサ・ボンド (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
監督:マイケル・アプテッド
原案:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、
ブルース・フィアスティン
撮影:エイドリアン・ビドル
音楽:デイヴィッド・アーノルド
主題歌 「The World is Not Enough」ガービッジ
美術:ピーター・ラモント
衣装(デザイン):リンディ・ヘミング
編集:ジム・クラーク



Denise Richards
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 21 ダイ・アナザー・デイ (Die Another Day)(2002) 
第20作『ダイ・アナザー・デイ』(Die Another Day) (UK&USA Eon Productions/20th Century Fox Color 133 min.)

Halle Berry
ストーリーは、ジェームス・ボンド(ピアース・ブロスナン)は北朝鮮側の非武装地帯にある基地で、アフリカから不正輸出されたダイヤモンドと引き換えに武器の密輸を行なっていたムーン大佐(ウィル・ユン・リー)という危険人物を暗殺する任務を受け遂行した直後、彼の父であるムーン将軍に捕らわれ拷問を受ける。だが、ムーン大佐の腹心の部下で捕まっていたザオ(リック・ユーン)との捕虜交換でボンドは自由の身となるが・・。

007シリーズ第20作目で、シリーズ40周年通算20作を記念して作られたダブルアニバーサリー作品。ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品である。

この映画はフォード・モーターが協賛しており、傘下のアストンマーチンが『007 リビング・デイライツ』に登場したアストンマーチンV8以来15年ぶりに本格的な装備をもったボンドカーとして復活した。それと互角の装備をもったザオのジャガーXKRと氷上で壮絶なカーチェイスを繰り広げ、なお、アストンマーチンはV12ヴァンキッシュ。だが、撮影に使われた車は特殊装備を搭載させるためV8のエンジンが使用されている。また、劇中にはボルボやランドローバー、フォード・サンダーバードも登場する。

ボンド・ガールのハル・ベリー(Halle Berry)は、白人の母と黒人の父のもとに4歳の時から看護婦の母親の元て育てられ 1984年にミス・ティーン・オハイ、1986年に準ミス・アメリカに選出され、TVのコメディー番組『リビング・ドールズ』の主役に抜擢される。その後、映画にデビュー、2001年『チョコレート』で死刑囚の妻を演じ、黒人としては初めてアカデミー主演女優賞を受賞した。 本作でマドンナは、主題歌を作詞作曲し、オープニングタイトルでこれを歌い、本編にもフェンシングのインストラクター役でカメオ出演という、一人三役をこなしている。



「cast」
ピアース・ブロスナン (James Bond)
ハル・ベリー (Jinx)
トビー・スティーヴンス (Gustav Graves)
ロザムンド・パイク (Miranda Frost)
リック・ユーン (Zao)
ウィル・ユン・リー (Colonel Moon)
マイケル・マドセン (Damian Falco)
コリン・サルモン (Charles Robinson)
エミリオ・エチェヴェリア (Raoul)
マイケル・ゴアボイ (Vlad)
サイモン・アンドルー (Dr. Alvarez)
レイチェル・グラント (Peaceful)
マドンナ (Verity-uncredited)
ジュディ・デンチ (M)
ジョン・クリーズ (Q)
サマンサ・ボンド (Miss Moneypenny)
  ■スペーサー
「staff」
製作:マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
監督:リー・タマホリ
製作総指揮:アンソニー・ウェイ
原案:イアン・フレミング
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
撮影:デイヴィッド・タッターソル
音楽:デイヴィッド・アーノルド
主題歌「ダイ・アナザー・デイ」マドンナ
挿入歌「ロンドン・コーリング」
唄 :ザ・クラッシュ
プロダクション・デザイン:ピーター・ラモント
美術:サイモン・ラモント
特殊効果:クリス・コーボルド
視覚効果:マラ・ブライアン
衣装(デザイン):リンディ・ヘミング
編集:クリスチャン・ワグナー



Halle Berry/left
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 22. カジノ・ロワイヤル (Casino Royale)(2006) 
第21作『007/カジノ・ロワイヤル』(Casino Royale) (UK,USA,Germany&Czech Republic Metro-Goldwyn-Mayer/
Sony Pictures Entertainment Color 144 min.)


Eva Green
ストーリーは、暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブルオー)”の地位に昇格、最初の任務で世界中のテロリストの資金源となっている「死の商人」ル・シッフルの存在を突き止め、モンテネグロに向かおうとするが・・。

ジェームス・ボンド誕生45周年を迎えた「007」シリーズの第21作!ジェームズ・ボンドが誕生するまでの物語を描いたノンストップ・スタイリッシュ・アクションで、ジェームズ・ボンド役は、初代ボンドのショーン・コネリーから数えて6代目、ボンド・シリーズ初の「金髪、碧眼のボンド」となったダニエル・クレイグ演じている。本作は1967年に公開されたシリーズ第1作『カジノ・ロワイヤル』のリメイクとなっているが、こちらの方がイアン・フレミングの原作小説に近く、殺しのライセンスを与えられたばかりの若きボンドが描かれている。前作まで主役を演じたピアース・ブロスナンは主演の意欲を示していたが、作品中のジェームズ・ボンドの年齢設定が若く(28から31歳位[要出典])起用が見送られた。ジェシカ・アルバがボンド・ガールに立候補し、ベン・キングスレーやアンジェリーナ・ジョリーが悪役を熱望した。

ボンド・ガールに抜擢されたエヴァ・グリーン(Eva Green)は、スウェーデン人の歯科医である父親とフランス人女優の間に二卵性双生児の姉としてパリ生まれた。14歳の時にイザベル・アジャーニ主演の映画『アデルの恋の物語』を見て、女優を志すようになったと言うが、その後、パリのアメリカン・スクールに進んだ。本作の『007』のボンド・ガールでは、フランス人女優として5人目となる。

撮影地はカルロヴィ・ヴァリ(チェコの温泉)、プラハ、バハマ、イタリア、イギリス等で、映画でモンテネグロと説明されている場所は実は上記のカルロヴィ・ヴァリで撮影されたもので、実際のモンテネグロの町並みとあまりにも違うのでモンテネグロの観客からは失笑されたと言う。2006年7月30日にカジノ・ロワイヤルの撮影が行われているロンドン郊外のパインウッド撮影所で火災が発生し、撮影に使われているセットなどが灰になってしまった。しかし、撮影はすでに終了し、セットは解体の最中だったので、作品には殆ど影響がなかった。主題歌 は、元サウンド・ガーデン、オーディオスレイヴのヴォーカリスト、クリス・コーネルが起用され、映画とは別タイトルの"You Know My Name"を歌った。



「cast」
ダニエル・クレイグ(James Bond)
マッツ・ミケルセン(Le Chiffre)
エヴァ・グリーン(Vesper Lynd)
ジェフリー・ライト(Felix Leiter)
ジャンカルロ・ジャンニーニ(Rene Mathis)
サイモン・アブカリアン(Alex Dimitrios)
カテリーナ・ムリーノ(Solange Dimitrios)
イェスパー・クリステンセン(Mr. White)
ジュディ・デンチ(M)
  ■スペーサー
「staff」
製作:マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
監督:マーティン・キャンベル
製作総指揮:アンソニー・ウェイ 、カラム・マクドゥガル
原案:イアン・フレミング
脚本:ニール・パービス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス
撮影:フィル・メヒュー
音楽:デヴィッド・アーノルド
主題歌:クリス・コーネル
プロダクションデザイン:ピーター・ラモント
衣装(デザイン):リンディ・ヘミング
編集:スチュアート・ベアード



Eva Green
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 23. 慰めの報酬 (Quantum of Solace)(2008) 
第22作『007/慰めの報酬』(Quantum of Solace) (UK&USA Metro-Goldwyn-Mayer/Sony Pictures Entertainment Color 106 min.)

Olga Kurylenko
ストーリーは、 前作の『カジノ・ロワイヤル』の続編で、組織から理解されず、孤独と葛藤の中でジェームズ・ボンドは、ヴェネツィアで死んだ初めて愛した女のヴェスパーを操っていた組織を探り、ひとりの男を追いかけていたが、背後にいる組織の存在を知り、ハイチへと跳び、知り合った美女を通じて組織の幹部に接近するが・・・。

原題の「Quantum of Solace」はイアン・フレミングの短篇集『007号の冒険』(新版は『007/薔薇と拳銃』)(創元推理文庫刊)に収録されている一篇(収録題「ナッソーの夜」)から取られているが、内容はまったくの別物である。ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド2作品目、シリーズ22作目で、本編がシリーズ初の続編となっている。映像で重要な格闘や追跡の描写で、実際の歌劇であるトスカ(オーストリア)やパーリオ(イタリアのシエーナ)や観客の喧騒などシーンをフラッシュバックするように織り込みストーリーに重厚感を持たせる工夫がなされている。

配給はソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントが担当したが、Blu-ray DiscとDVDの発売元はソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントではなく、20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン株式会社が担当しており、以後のソニー配給のMGM作品でこの体制となっている。これは、ソニーがMGM作品におけるDVDなどの販売権を失ったからである。Blu-rayは6月19日、DVDは6月26日とBlu-rayが1週間先行して発売された。

日経ネット「ソニー、MGM買収で大きな誤算」米紙報道

この作品でボンド・ガールに抜擢されたオルガ・キュリレンコ(Olga Kurylenko)は、ウクライナ出身のファッション・モデルで、13歳の時に母と共にモスクワを訪れた際スカウトされ、16歳の時にフランスに渡りモデルになった。その後、ファッション雑誌の表紙を飾り、トップモデルに登りつめた。映画は『薬指の標本』 (L' annulaire)(仏)(2004)(監督:Diane Bertrand /ディアーヌ・ベルトラン)でデビューしたが、この作品は『博士の愛した数式』で知られている小川洋子原作小説の映画化である。主題歌は、映画タイトルとは異なった"Another Way To Die"を担当したのは、アリシア・キーズとザ・ホワイト・ストライプスなどで活躍するジャック・ホワイトとの共演、007シリーズ史上初のデュエットだった事なども含め、話題性は十分だった。



「cast」
ダニエル・クレイグ (James Bond)
オルガ・キュリレンコ (Camille Montes)
マチュー・アマルリック (Dominic Greene)
ジュディ・デンチ (M)
ジェマ・アータートン (Strawberry Fields)
ジェフリー・ライト (Felix Leiter)
ホアキン・コシオ (General Medrano)
ジャンカルロ・ジャンニーニ (Rene Mathis)
イェスパー・クリステンセン (Mr. White)
ローリー・キニア (Bill Tanner)
  ■スペーサー
「staff」
製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
監督:マーク・フォースター
製作総指揮:カラム・マクドゥーガル、アンソニー・ウェイ
原案:イアン・フレミング
脚本:ポール・ハギス、ロバート・ウェイド 、ニール・パーヴィス
撮影:ロベルト・シェイファー
音楽:デヴィッド・アーノルド
主題歌 「Another way to die」
アリシア・キーズ&ジャック・ホワイト
衣装(デザイン): ルイーズ・フログリー
編集:マット・チェシー、リック・ピアソン



Daniel Craig & Olga Kurylenko
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 24. スカイフォール (Skyfall)(2012) 
第23作『007 スカイフォール』(Skyfall) (UK&USA Eon Productions, Danjaq Sony Pictures Entertainment Color 143 min Aspect Ratio:2.35 : 1)

Berenice Marlohe
ストーリーは、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、新人女性のエージェント、イヴ(ナオミ・ハリス)と共にトルコでのミッションに参加していた。その最中に、MI6の工作員が殺され、各国のテロ組織に潜入している全てのNATOの工作員の極秘情報が入ったハードディスクが奪われ、ボンドはディスクを取り戻すために、実行犯であるフランス人傭兵パトリス(オラ・ラペス)を追跡、ボンドは列車の上で格闘中、M(ジュディ・デンチ)の指令で、パトリスを狙ってイヴが撃った銃弾はボンドに当たり、彼は峡谷に落下し行方不明となる。やがて数ヶ月経過後、ハードディスクにあった5人のNATO工作員の名前がインターネット上に公表された。更に毎週、名前を公表していくというハイテクなサイバーテロリストから予告がなされ、Mは情報漏洩の責任を問われ、情報国防委員会の新委員長であるギャレス・マロリー(ラルフ・ファインズ)から引退を勧められたが、Mは、その提案を拒絶する。その直後にMのコンピュータが何者かによってハックされ、さらにMI6本部も爆破され、多くの職員が犠牲となった。このニュースは僻地で秘かに過ごしていたボンドも目にするところとなり、彼はロンドンに戻るのであるが・・・。

本作は、世界60ヵ国以上で初登場No.1を獲得するヒットとなった「007」生誕50周年記念作で、シリーズの第23作目。ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグの3作目で、この映画では、第3作品『ゴールドフィンガー』出初登場した懐かしいボンドカー、「アストンマーチン」のDB5が再登場する。Qは若者になって10年ぶりに登場するが、2002年の『007 ダイ・アナザー・デイ』以来で、演じるベン・ウィショーは4代目である。ボンドが「ニキビの目立つ若者」と言うくらい、非常に若いが、ペン型爆弾など、かつてのシリーズに登場した武器を「古い」と一蹴し、本人認証機能を備えたワルサーと発信機という装備をボンドに貸与する。「スカイフォール」とは、スコットランド・グレンコウにある今は住む者のないボンドの生家。

機密リストの強奪犯をボンドが追うシーンでの列車上での格闘は、時速50Kmで走る列車の上でダニエル・クレイグが実際に格闘を演じ、91mの高さを渡る場面でもCGをほとんど使わず撮影されたという。ジェームズ・ボンドとシルヴァ(ハビエル・バルデム)との決着の舞台は、スコットランドのボンドの生家、シリーズで初めて、ボンドの過去、スパイになったいきさつなどが明かされるが、Mについても、シルヴァとの因縁を含めた隠された一面が語られるとこなど興味深いものがある。

アカデミー賞では、音響編集賞(パー・ハルバーグ、カレン・ベイカー・ランダース)、歌曲賞(アデル、ポール・エプワース)が受賞した。007シリーズがオスカーを受賞したのは1964年の『007 ゴールドフィンガー』の第37回アカデミー賞の音響編集賞、1965年の『007 サンダーボール作戦』の第38回アカデミー賞の特殊視覚効果賞以来3度目で、47年ぶりの受賞となった。ノミネートは1981年の『007 ユア・アイズ・オンリー』以来31年ぶりとなる。
英国作品賞では、英国作品賞(マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ)、作曲賞(トーマス・ニューマン)が受賞したが、英国アカデミー賞で007シリーズが受賞したのも1963年の『007 ロシアより愛をこめて』の撮影賞以来であり、英国作品賞受賞はシリーズ史上初の快挙となった。

主人公のジェームズ・ボンドはイギリス情報局秘密情報部MI6のメンバーで、殺人許可証(殺しのライセンス)と「007」のコードネームを持つ。「007」は「ダブルオーセブン」が正しい読み方として、現在は定着しているが、日本で公開された第7作『ダイヤモンドは永遠に』まで「ゼロゼロセブン」という呼び方であった。



「cast」
ダニエル・クレイグ(James Bond)
ジュディ・デンチ(M)
ハビエル・バルデム(Silva)
ラルフ・ファインズ(Gareth Mallory)
ナオミ・ハリス(Eve)
ベレニス・マーロウ(Severine)
アルバート・フィニー(Kincade)
ベン・ウィショー(Q)
ロリー・キニア(Tanner)
オラ・ラペス(Patrice )
ヘレン・マッコイ(Clair Dowar MP)
ニコラス・ウッドソン(Doctor Hall)
ビル・バックハースト(Ronson)
エリゼ・デュ・トイト(Vanessa)
イアン・ボナー(MI6 Technician)
  ■スペーサー
「staff」
製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
製作総指揮:アンソニー・ウェイ
監督:サム・メンデス
原作:イアン・フレミング
脚本:ニール・パーヴィス、 ロバート・ウェイド、ジョン・ローガン
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:トーマス・ニューマン
主題歌:アデル「スカイフォール」
編集:スチュアート・ベアード



Berenice Marlohe & Daniel Craig
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 24. 007 スペクター (Spectre)(2015) 
第24作『007 スペクター』(Spectre) (UK&USA B24,Columbia Pictures, Danjaq,Eon Productions,Metro-Goldwyn-Mayer,Sony Color 148 min Aspect Ratio:2.35 : 1

Lea Seydoux
ストーリーは、メキシコ・シティで死者に捧げる先住民の祭礼行事として開催されている「死者の日」、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、建物の屋上からマルコ・スキアラ(アレクサンドロ・クレモナ)という男に発砲し、スキアラが用意していたスタジアム爆破テロ用爆薬入りのスーツケースに被弾して爆発し、建物は倒壊する。辛くも逃げおおせたスキアラを追うボンドは、爆発による混乱の中でMBB Bo 105(西ドイツ製小型の双発多用途ヘリコプター)に搭乗したスキアラを追い詰め、彼の指からある紋章の刻まれた指輪を奪い彼を地上へ突き落とす。

やがて、ボンドは、イギリス政府の対外情報機関MI6本部に戻るが、M(ラルフ・フィネス)からメキシコ・シティでの一件を叱責され、ボンドは、しばらく取れなかった休暇を過ごしたと弁明するが、Mからは謹慎命令が下される。その後、前作での「スカイフォール」での出来事で燃え残った残骸を持ってきたマネーペニー(ナオミ・ハリス)に、メキシコ・シティでの出来事が前作で落命したM(ジュデイ・デンチ)からの遺言であることを明かす。そして彼は残骸の中から見つけ出された古い写真を、感慨深そうに見るのだった。その写真には少年時代のボンド、養父、そしてもう一人の少年が写っていた。やがて、ボンドは、Q課からアストン・マーティン・DB10を無断で持ち出し、前任のMの遺言に従ってローマに向かい、そこでスキアラの未亡人ルチア(モニカ・ベルッチ)に接近するのであった。

夫を殺した張本人のボンドは、始めは彼女に不信を抱かれるが、彼女を秘密組織の処刑人から守るため誘惑したボンドは、命を助けることと引き換えに、その組織の秘密会議が開かれることを聞きだし、その会議に潜入した。ボンドは、そこで組織の首領がフランツ・オーベルハウザー/別名エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)という男だと知る。だが、会場で自らの存在が発覚し、組織の一員であるMr.ヒンクス(デイヴ・バウティスタ)に追跡され、ヒンクスとのカーチェイスの末、ボンドはDB10をテヴェレ川に沈めてしまうが脱出に成功する。その後、マネーペニーと連絡を取り、前々作で対峙したホワイト(イェスパー・クリステンセン)がカギを握っていることを掴むのであるが・・・。

本作は、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる第4作目の作品で、ボンドの知られざる過去や、宿敵である悪の組織スペクターとの戦いが描かれてる。監督は、前作『スカイフォール』 (Skyfall)(2012)でも監督を務めたサム・メンデスで、彼はボンド映画はリアリティを追求し、スタント、アクション、爆発にCGは使わないと言い、夜のローマを舞台に世界最速の2台(Aston Martin DB10 & Jaguar C-X75)が疾走するが、ローマが舞台のレース対決シーンは、は非常に珍しく、彼もボンド映画でしか見られないだろうと言っている。(撮影は市街地を全面封鎖して行われた)

アストンマーチン・DB10は、本作のために作られた特別仕様のスペシャルカーで世界に8台しかない。特に最新テクノロジーや特別のエンジンが使われているわけではないようだが、シャシーにスタント用のロールゲージを組み込み、激しいカーアクションにも耐えられるようにした「ボンド・スペシャル」となっている。デザインは、今までのアストンマーチンとは異なるようだが、このDB10から、新しいスタイルを作り出していこうとしているらしい。

このDB10に一騎打ちの真っ向勝負を挑むのは、同じくイギリスが誇る自動車メーカー、ジャガーのコンセプトカー「C-X75」で、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを備えたF1仕込みの1.6リッター4気筒エンジンに電動モーターが組み合わされており、最大出力850hp、最大トルク1000Nmを発揮する。停止状態から時速160キロまで6秒以下で加速し、最高速度は理論値で時速350キロに達するという驚異的なモデルである。



ボンドガールには、レア・セドゥとモニカ・ベルッチが演じているが、監督のサム・メンデスは、本作のボンドガールは、二人ともミステリアスな知的で演技に深みのある女優が必要だったと明かしている。ボンド因縁の殺し屋Mr. ホワイトの娘、マデレーン・スワンを演じるレア・セドゥは、自身の役柄は、優秀な医師で、繊細な心の持ち主、モニカ・ベルッチは、自身の演じるルチア・スキアラがイタリア人で、秘密を抱えた未亡人であると語っている。

レア・セドゥ(Lea Seydoux)は、1985年7月1日、パリ生まれ、2005年にラファエルのミュージック・ビデオに出演した後、2006年に『Mes Copines』(日本未公開)で女優としてデビューした。2008年、『美しいひと』(La belle personne)(日本未公開)で第34回セザール賞の有望新人女優賞にノミネートされ、翌年にはクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』(Inglourious Basterds)(2009年11月20日、日本公開)への出演でハリウッドに進出した。

2011年、『ミッドナイト・イン・パリ』(Midnight in Paris)(2012年5月26日、日本公開)、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 』(Mission: Impossible ? Ghost Protocol)(2012年日本公開)、2013年、『アデル、ブルーは熱い色』(La vie d'Adele)第66回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞(2014年4月5日、日本公開)、『グランド・セントラル』(Grand Central)第19回リュミエール賞の最優秀女優賞を受賞(2015年4月17日、DVD premiere)、2014年、『グランド・ブダペスト・ホテル』(The Grand Budapest Hotel)(2014年6月6日、日本公開)、『美女と野獣』(La belle et la bete)(2014年11月1日、日本公開)等に出演している。

モニカ・ベルッチ(Monica Bellucci)は、1964年9月30日、イタリア生まれ、父親は貨物関連会社の社長であり母親は画家、彼女は、弁護士を志望しペルージャ大学在学中に学費を稼ぐためにモデルを務め、1988年にミラノに移り、エリート・モデル・マネジメントと契約、翌年にはイタリアだけでなくパリやニューヨークでも活躍するようになった。やがて、モデル業の傍ら演技の勉強もはじめ、1990年に女優として映画にデビュー、1992年に、アメリカ映画『ドラキュラ』(Dracula)(1992年12月19日、日本公開)に出演し、その後フランス・イタリア・ハリウッドと幅広く活躍している。

本作の主題歌「ライティングス・オン・ザ・ウォール」は、グラミー賞受賞者であるジミー・ネイプスとサム・スミスとの共同作曲によるもので、サム・スミスが歌っている。ボンド映画のテーマ曲をイギリスの男性ソロ・アーティストがレコーディングするのは、1965年以来初となる。

制作費は2億4500万ドルから3億ドルで、『007』シリーズでの史上最高額であり、また148分という上映時間は、007 カジノ・ロワイヤル(2006年)の144分を上回るシリーズ史上最長の上映時間となった。2015年10月26日にロンドンでプレミア上映され、11月6日にアメリカやイタリアなど、日本では12月4日に公開された。

本作は、全米以外でも3週連続の週末成績No.1を達成、中国でも公開がスタートして、4,810万ドルを上げ、2Dアメリカ映画で中国史上最高のオープニング成績を記録している。オーストラリアや韓国でも好成績を樹立し、イギリスでは、累計興行収入は1億2,100万ドルに達し、すでに2015年に公開された映画の中では最高の興行収入を記録している。すでに公開されている国では順調な成績で、全米を除く海外興行収入は4億1,310万ドルとなったことも明らかとなり、全世界92マーケットでの累計興行収入はすでに5億ドルを超えているという。



「cast」
ダニエル・クレイグ(James Bond)
クリストフ・ヴァルツ(Blofeld)
レア・セドゥ(Madeleine)
ラルフ・フィネス(M)
モニカ・ベルッチ(Lucia)
ベン・ウィショー(Q)
ナオミ・ハリス(Moneypenny)
デイヴ・バウティスタ(Hinx)
アンドリュー・スコット(C)
ローリー・キニア (Tanner)
イェスパー・クリステンセン(Mr. White)
アレクサンドロ・クレモナ(Marco Sciarra)
ステファニ・シグマン(Estrella)
  ■スペーサー
「staff」
監督:サム・メンデス
脚本:ジョン・ローガン、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、
ジェズ・バターワース
プロデューサー バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
プロダクション・デザイン:デニス・ガスナー
音楽:トーマス・ニューマン
主題歌:サム・スミス
編集:リー・スミス
衣裳デザイン:ジャイニー・テマイム
第二班監督:アレクサンダー・ウィット



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