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■スペーサー
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コレクションリスト (題名をクリックすると、映画の説明へジャンプします)
  1 駅馬車   2 カサブランカ   3 サハラ戦車隊
  4 誰が為に鐘はなる   5 ステート・フェアー   6 三つ数えろ
  7 ティル・ザ・クラウズ・ロール・バイ   8 ワーズ&ミュージック   9 虹の女王
 10 情熱の狂想曲  11 巴里のアメリカ人  12 恋愛準決勝戦
 13 アフリカの女王  14 陽のあたる場所  15 雨に唄えば
 16 地上最大のショウ  17 わが心に歌えば  18 ナイアガラ
 19 地上より永遠に  20 シェーン  21 カラミティ・ジェーン
 22 バンド・ワゴン  23 ブリガドーン  24 麗しのサブリナ
 25 スタア誕生  26 帰らざる河  27 紅の翼
 28 ホワイト・クリスマス  29 愛の泉  30 グレン・ミラー物語
 31 カルメン  32 雨の朝パリに死す  33 略奪された7人の花嫁
 34 オクラホマ!  35 慕情  36 ピクニック
 37 めぐり逢い  38 足ながおじさん  39 回転木馬
 40 王様と私  41 80日間世界一周  42 十戒
 43 ジャイアンツ  44 愛情物語  45 ベニー・グットマン物語
 46 サヨナラ  47 青春物語  48 戦場にかける橋
 49 昼下がりの情事  50 夜の豹  51 南太平洋
 52 恋の手ほどき  53 六番目の幸福  54 ベン・ハー
 55 5つの銅貨  56 ウエスト・サイド物語  57 フラワ−・ドラム・ソング
 58 青春の旅情  59 不思議な世界の物語  60 西部開拓史
 61 ステート・フェア62  62 アラビアのロレンス  63 第七の暁
 64 マイ・フェア・レディ  65 サウンド・オブ・ミュージック  66 グレート・レース
 67 飛べ!フェニックス  68 ハワイ  69 キャメロット
 70 ペンチャー・ワゴン  71 ひまわり  72 晴れた日に永遠が見える
 73 星の王子さま  74 ロッキー  75 



 1 駅馬車(Stagecoach) (1939)

ストーリー
1885年、アリゾナのトントからニューメキシコ州ローズバーグ行きの駅馬車は、9人の乗客を乗せて出発するが・・・。

本作はアーネスト・ヘイコックスの短編小説『ローズバーグ行き駅馬車』の映画化で、ジョン・フォードが監督、当時31歳のジョン・ウェインを抜擢、アメリカ映画史に燦然と輝く西部劇のバイブルとも言われる。内容は、駅馬車に乗り合わせた人々の人間模様を描きつつ、終盤にはアパッチ襲撃と決闘というクライマックスが待ち構えスリリングな展開や、カメラワークや西部の美術背景には圧倒される美しさでバックに流れる音楽がとても美しい。

『駅馬車』は、1995年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1939年 Walter Wanger Productions/United Artists. Picture)
(リリース:1939年2月15日・USA)(Los Angeles Premiere)
(1940年6月19日:本邦公開)
(DVD発売)




「cast」
クレア・トレヴァー
ジョン・ウェイン
アンディ・デヴァイン
ジョン・キャラダイン
トーマス・ミッチェル
ルイズ・プラット
ジョージ・バンクロフト
ドナルド・ミーク
バートン・チャーチル
  ■スペーサー
「staff」
製作:ジョン・フォード(uncredited)
監督:ジョン・フォード
脚色:ダドリー・ニコルズ
原作:アーネスト・ヘイコックス
撮影:バート・グレノン
特撮:レイ・ビンガー
美術:アレキサンダー・トルボフ
オリジナル音楽:ジェラルド・カーボナラ
プレゼンター:ウォルター・ウェンジャー


「駅馬車」詳細解説ページ
(Stagecoach Description)




 2 カサブランカ(Casablanca) (1942)

ストーリー
第二次世界大戦下の仏領カサブランカは戦乱を避けて渡米する人々の寄港地だったが、アメリカ人リック(ハンフリー・ボガート)が経営する"カフェ・アメリカン"には様々な人間が出入りしていた。
ドイツ官憲を殺害し旅券を奪った犯人がリックに保管を頼むが、犯人を追うドイツ軍将校(コンラッド・ファイト)の命令を受けた警察署長(クロード・レインズ)が逮捕する。その後にやって来たのは反ナチ運動のリーダー、ラズロ(ポール・ヘンリード)と妻イルザ(イングリット・バークマン)。旅券入手が目的だが、彼女はパリ時代にリックと恋仲であったが・・・。

『カサブランカ』は、ワーナー・ブラザース・ファースト・ナショナルが、マレイ・バネットとジョアン・アリスンの原作戯曲をエブスタイン兄弟とハワード・コッホの3名によって共同脚色され、マイケル・カーティスが監督にあたった。本作は、一般観客からも批評家からも支持され、ハリウッド映画史上常にベストテン入りしている。1987年のハリウッド100年祭では『風と共に去りぬ』、『サウンド・オヴ・ミュージック』、『市民ケーン』についで選ばれた。人気の理由は、イルザの理想主義がリックに影響をもたらしているとこにもあって、またリックの性格や行動にもあり、それに第二次世界大戦で連合軍が北アフリカのオラン、アルジェ、カサブランカに上陸した直後に封切られたのも人気になった要因の一つだと言われる。

『カサブランカ』は、1989年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1942年 Warner Bros. Picture)
(リリース:1942年9月26日・USA)(New York Premiere)
(1946年6月20日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ハンフリー・ボガート
イングリット・バークマン
ポール・ヘンリード
クロード・レインズ
シドニー・グリーンストリート
コンラッド・ファイト
  ■スペーサー
「staff」
製作:ハル・B・ウォーリス
監督:マイケル・カーテス
脚本:フィリップ・G・エプスタイン、ジュリアス・J・エプスタイン、
ハワード・コッチ
撮影:アーサー・エデソン
音楽:マックス・スタイナー


「カサブランカ」詳細解説ページ
(Casablanca Description)




 3 サハラ戦車隊(Sahara) (1943)

ストーリー
第二次世界大戦の北アフリカ戦線で1台の戦車と共に生き残った3人のアメリカ兵が砂漠をトブルクへ向かう途中、6人のイギリス兵を助け、水の欠乏に悩みながら、イタリア兵の捕虜、ついにドイツ兵まで収容、ドイツ軍との激しい戦闘を潜り抜けるが・・・。

本作は、ゾルタン・コルダ監督によって北アフリカ戦線の砂漠部隊の生き残りの活躍を描く物語で、『北大西洋』('43)に次いで『サハラ戦車隊』の脚本を書いたジョン・ハワ一ド・ロースンによれば、『カサフランカ』以後、ボガートの演じる役はすべてハードボイルド・ヒーローとしてのボガートのイメージを高めるために書かれ、『カサブランカ』での祖国を逃れて生きる過去を持つ男のイメージは、『北大西洋』から『サハラ戦車隊』に至って、「戦場で戦う愛国者を演じることによって一掃され」たばかりか、「このドラマチックな変身によって、ポガートは真のヒーローになったと言われているが、本作でのポガートは、たくましく決断力にあふれた戦車隊長役を好演し、戦争映画としては見応えのある秀作である。

(アメリカ映画 1943年 Columbia Picture)
(リリース:1943年9月2日・USA)(Camp Campbell, Kentucky Premiere)
(1951年4月21日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ハンフリー・ボガート
ブルース・ネット
J・キャロル・ナイシュ
ロイド・ブリジッス
レックス・イングラム
ダン・デュリエ
  ■スペーサー
「staff」
監督:ゾルタン・コルダ
脚本:ジョン・ハワード・ロースン、ゾルタン・コルダ
構成:フィリップ・マクドナルド
脚色:ジェームス・オハンロン、(ソヴィエト映画脚本「13人」の挿話より)
撮影:ルドルフ・マテ
音楽:ミクロス・ローザ


「サハラ戦車隊」詳細解説ページ
(Sahara Description)



 4 誰が為に鐘は鳴る(For Whom the Bell Tolls) (1943) 
■スペーサー
ストーリー
内乱のスペイン北部、右翼のフランコに対してゲリラ活動をしていたアメリカの大学教授ロバート・ジョーダン(ゲーリー・クーパー)は、山間の峡谷に架かる鉄橋を3日後に爆破の指令を受ける。
彼はゲリラの援助を受ける為に頭領のパブロ(エイキム・タミロフ)を訪ねるが、その本拠にスペインの市長の娘で右翼に辱め受けて救われたマリア(イングリット・バークマン)と出会う・・・。

アーネスト・ヘミングウェイは、スペインの内乱に義勇軍として参加し、ナチスやイタリアの支援を受けるフランコ軍と戦う共和国政府のために資金集めにもして奔走したが、このスペインでの経験をもとに長編小説『誰が為に鐘は鳴る』を発表、ヘミングウェイの親友であるゲイリー・クーパーが、パラマウント社に話を持ち込み、映画化された。 300万ドルもの巨費を投じたこの超大作は、公開されるとクーパーとバーグマンの初共演が話題を呼んで、その年の全米興行成績第2位を記録し世界的にも大ヒット、アメリカではショート・ヘアのマリア・カットが大流行し、第12回アカデミー賞では作品賞を含む9部門にノミネートされ、カティナ・バクシヌーが助演女優賞を受賞した。

(アメリカ映画 1943年 Paramount Picture)
(リリース:1943年7月14日・USA)(New York Premiere)
(1952年10月16日:本邦公開)
(LD,DVD発売)


■スペーサー
「cast」
ゲーリー・クーパー
イングリット・バークマン
カティナ・バクシヌー
エイキム・タミロフ
ウラジミール・ソコロフ
  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:サム・ウッド
原作:アーネスト・ヘミングウェイ
脚本:ダドリー・ニコルズ
撮影:レイ・レナハン,A.S.C
音楽:ヴィクター・ヤング


「誰が為に鐘は鳴る」詳細解説ページ
(For Whom the Bell Tolls Description)



 5 ステート・フェアー(State Fair) (1945)
■スペーサー
ストーリー
酪農家のエイベル(チャールズ・ウィニンジャー)は、州主催のステート・フェアー(共進会)で、ハンプシャー種の世界一でかい養豚ブルーボーイの品評会で、それに妻のメリッサ(フェイ・ベインター)は家庭料理の部門でのピクルスとミンスミートで共に一等を獲るのが望みで家族揃って出かけるのだが・・・。

映画『ステート・フェア』は3本製作され、最初の作品は1933年にフィル・ストロングの原作をもとに、ヘンリー・キングが映画化し、地方色とユーモアのセンスにあふれた作品として評判が高く、これをミュージカル映画化したのが本作品である。この作品はオスカー・ハマースタインU&リチャード・ロジャースが初めて映画のために歌を書きおろした記念すべき作品であり、アメリカン・テイストやスピリットに溢れたミュージカル映画。20世紀フォックスが、当時売り出し中のスター、ジーン・クレイン、共演にダナ・アンドリューズ、それに実力、人気ともにフランク・シナトラと双璧といわれる歌手ディック・ヘイムズが共演している。

(アメリカ映画 1945年 Twentieth Century-Fox-Film)
(リリース:1945年8月29日・USA)(Premiere)
(1948年9月:本邦公開)
(DVD/US Version)(LD,DVD発売)



「cast」
ジーン・クレーン
ダナ・アンドリューズ
ディック・ヘイムス
ヴィヴィアン・ブレイン
チャールズ・ウィニンガー

  ■スペーサー
「staff」
製作:ウイリアム・パールバーグ
監督:ウォルター・ラング
脚本・作詞:オスカー・ハマースタイン2世
作曲:リチャード・ロジャース
撮影:レオン・シャムロイ

「ステート・フェアー」詳細解説ページ
(State Fair Description)



 6 三つ数えろ(The Big Sleep) (1946)
■スペーサー
ストーリー
私立探偵のマーロウ(ハンフリー・ボガート)は金持ちの老人から末娘カーメン(マーサ・ビッカース)が、書店主ガイガーから脅迫されているので解決してくれと依頼されるが、カーメンの素行を追う内に姉のヴィヴィアン(ローレン・バコール)の不可解な行動に気付く。ガイガーは射殺され死体は消え、第二の殺人事件が起こるが・・。

『三つ数えろ』は、レイモンド・チャンドラーが原作者であることは良く知られており、有名な「大いなる眠り」の映画化で原作に完璧の映画で、当時ワーナーの目玉作品でもあったが、『マルタの鷹』と並んでフィルム・ルノワールのベストに入る作品と言える。だが、内容が判りづらいのが難点であり、重要な謎は、スクリーンには、一度も出てこないリーガンという男(ビビアンの夫)が、どんな理由で姿を消したのか、将軍もそれをマーロウに調べてもらいたかったのだろうと思うのだが・・・。

(アメリカ映画 1946年 Warner Bros. Picture)
(リリース:1946年8月23日・USA)(Premiere)
(1955年4月3日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
ハンフリー・ボガート
ローレン・バコール
ジョン・リジリー
マーサ・ビッカース
イライシャ・クックJR
  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:ハワード・ホークス
原作:レイモンド・チャンドラー
脚本:ウィリアム・フォークナー、リー・ブラッケット、
ジュールズ・ファースマン
撮影:シド・ヒコックス
音楽:マックス・スタイナー

「三つ数えろ」詳細解説ページ
(The Big Sleep Description)



 7 ティル・ザ・クラウズ・ロール・バイ(Till the Clouds Roll By) (1946)
■スペーサー
この作品はブロードウェイの作曲者の中で後世に最も影響を及ぼしたと言われるジェローム・カーンの生涯を描いたもので、映画はジェローム・カーン(ロバート・ウォーカー)が、編曲家のジェイムズ・ヘスラー(ヴァン・ヘフリン)と出会いから、作曲家として才能を伸ばし、更にイギリスで出会ったエヴァ(ドロシー・パトリック)と結婚する。数多くの作品をブロードウェイで上演に成功し、女優を目指すヘスラーの娘サリー(ルシル・ブレマー)などとの回想の形で描かれている。

ミュージカル・シーンは、ブロードウェイで上演されたシークエンスを再現させ、カーンの26曲をたっぷりと聞かせてくれる。全編に流れるメロデイは、殊の外美しく素晴らしい。当時の歌って踊れるほとんどのMGM現役タレントを登場させているのが特色といえる。

(アメリカ映画 1946年 Metro-Goldwyn-Mayer Picture)
(リリース:1947年1月3日・USA)(Premiere)
(本邦未公開)
(LD,DVD/US Version)(DVD発売)



「cast」
ロバート・ウォーカー
ジュデイ・ガーランド
ルシール・ベルマー
ジョアン・ウェルズ
ヴァン・ヘフリン
ポール・ラングトン
ドロシー・パトリック
メリー・ナッシュ
ジューン・アリスン
キャスリン・グレイスン
リナ・ホーン
ヴァン・ジョンスン
トミー・マーティン
ダイナ・ショア
フランク・シナトラ
ガワー・チャンピオン
シド・シャリシ
ハリー・ハイデン
アンジェラ・ランズベリー

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーサー・フリード
監督:リチャード・ウォーフ
原作:ガイ・ボルトン、ジョージ・ウエルズ
脚本:マイルズ・コナリー&ジーン・ホロウェイ
作曲:ジェローム・カーン
作詞:オスカー・ハマースタイン二世
音楽舞台監督:ロバート・アルトン
撮影:ハリー・ストラドリング、ジョージ・フォルシー
衣装デザイン:ヘレン・ローズ
美術:ダニエル・キャスカート、セドリック・ギボン
編集:アルバート・アクスト

「ティル・ザ・クラウズ・ロール・バイ」詳細解説ページ
(Till the Clouds Roll By Description)



 8 ワーズ・アンド・ミュージック(Words and Music) (1948)
■スペーサー
ストーリー
ロレンツ・ ハート(ミッキー・ルーニー)は、すでに作詞家として大学では有名であったが、ある日、リチャード・ロジャース(トム・ドレイク)は、友人のハーバート・フィールズ (マーシャル・トンプソン)の紹介で、一緒にハートの自宅を訪ねる。2人を迎えた彼は、葉巻をくわえ、ソファに寝そべって雑誌を見ながら「何か弾けよ」と言う。リチャードは、ピアノで自作の曲を弾き始めるが、ハートは聞いているのかクルミを割って食べ始め、口笛を吹きながら新聞を開いたり、電話で本屋へハイネ詩集の問い合わせなど、挙句の果てに出かけてしまう。ある日、ハーバートからリチャードに電話があり、ハートがリチャードの曲を気に入って作詞したと連絡があり、リチャードはハートを訪ねるのだが・・・。

この作品は、2人のソング・ライター「 ハート&ロジャース」の出会いから始まりブロードウェイやロンドンでも数々の成功をおさめる物語である。リナ・ホーンの「いつかどこかで」やジーン・ケリーとヴェラ・エレンの「10番街の殺人」のダンス・シーン、またジュディ・ガーランドとミッキー・ルーニーのはち切れんばかりの「アイ・ウィシュ・ア イ・ワー・イン・ラヴ・アゲイン」など「ロジャース&ハート」の煌びやかな音楽が奏でられ、素晴らしい数々のミュージカル・シーンが燦然と輝き演じられている。

(アメリカ映画 1948年 Metro-Goldwyn-Mayer Picture)
(リリース:1948年12月31日・USA)
(本邦未公開)
(LD,DVD/US Version)



「cast」
ジューン・アリスン
ペリー・コモ
ジュデイ・ガーランド
リナ・ホーン
ジーン・ケリー
ミッキー・ルーニー
アン・サザーン
トム・ドレイク
シド・チャリース

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーサー・フリード
監督:ノーマン・タウログ
脚本:フレッド・フィンクルホフ
作曲:リチャード・ロジャース
作詞:ロレンツ・ハート
振付:ロバート・アルトン、ジーン・ケリー
撮影:チャールズ・ロシャー、ハリー・ストラドリング

「ワーズ・アンド・ミュージック」詳細解説ページ
(Words and Music Description)



 9 虹の女王(Look for the Silver Lining) (1949)
■スペーサー
ストーリー
新アムステルダム・シアター・カンパニーのボストン・シアターで、『サリー』のリバイバル・リハーサルが行われている。ミラー(チャールズ・ラグルズ )家は、「フォー・コロンビアン」という劇団を結成し各地を巡業しているが、ある日、末娘のマリリンが巡業先にやって来る。彼女は舞台に憧れていたが父が許さなかった。だが、ある時、コミック・ダンサーのドナヒュー(レイ・ボルジャー)と一緒に踊って人気を得てからは一座に加わることになるのだが・・・。

この作品は、1920年代から1930年代初頭にかけて最も人気のあったブロードウェイ・ミュージカル・コメディ女優のマリリン・ミラーの半生を描いた伝記映画で、全編にわたってマリリンに扮したジューン・ヘイヴァーの歌とダンスは見応えあり、ジェローム・カーンの名曲「幸福を求めて」は時に印象に残るところ・・・。

(アメリカ映画 1949年 Warner Brothers Picture)
(リリース:1949年6月23日・USA)(New York)
(1952年1月24日:本邦公開)
(DVD/US Version)



「cast」
ジューン・ヘイヴァー
レイ・ボルジャー
ゴードン・マックレー
チャールズ・ラグルズ
ローズマリー・デ・キャンプ
リー・ワイルド
リン・ワイルド
ディック・シモンズ
S・Z・サコール
ウォルター・カトレット

  ■スペーサー
「staff」
製作:ウィリアム・ジャコブス
監督:デイヴィッド・バトラー
原作:バート・カルマー、ハリー・ルビー
脚色:フィービー・エフロン、ヘンリー・エフロン、マリアン・スピッツァー
音楽監督:レイ・ハインドーフ
音楽演奏:フランク・パーキンス
撮影:ペヴァレル・マーレイ
美術:ジョン・ヒューズ
編集:アイリーン・モラ

「虹の女王」詳細解説ページ
(Look for the Silver Lining Description)



 10 情熱の狂想曲(Young Man with a Horn) (1950)
■スペーサー
ストーリー
リック・マーチン(オーリイ・リンドグレン/子供時代)は、幼少の頃から音楽が好きになり、黒人のトランペッター、アート・ハザード(ファノ・ヘルナンデス)からトランペットの指導を受け、やがて成長したリック(カーク・ダグラス)は、ダンス・バンドで活躍するようになるが・・。

若くして夭折した白人の伝説的トランペット奏者ビックス・バイダーベック(Bix Beiderbecke)の生涯を書いたドロシー・ベーカーが書いた同名小説の映画化である。

(アメリカ映画 1950年 Warner Bros. Picture)
(リリース:1950年2月9日・USA)
(1951年7月4日:本邦公開)
(DVD発売)



「cast」
カーク・ダグラス
ローレン・バコール
ドリス・デイ
ホギー・カーマイケル
ファノ・ヘルナンデス
  ■スペーサー
「staff」
製作:ジェリー・ウォルド
監督:マイケル・カーティズ
原作:ドロシー・ベーカー
脚色:カール・フォアマン、エドモンド・H・ノース
撮影:テッド・マッコード
音楽監督:レイ・ハインドーフ、ハリー・ジェームス

「情熱の狂想曲」詳細解説ページ
(Young Man with a Horn Description)



 11 巴里のアメリカ人(An American in Paris) (1951)
■スペーサー
ストーリー
第二次世界大戦中、アメリカ兵としてヨーロッパ戦線に参戦し、パリに駐屯したアメリカ人のジューリー・マリガン(ジーン・ケリー)は、パリの芸術的な雰囲気にすっかり惚れ込み、戦後復員してそのままパリに留まり、画家を志していた。ある日、モンマルトルで街頭に作品を並べていたら、ミロ・ロバーツ(ニーナ・フォック)という美しい中年の女性に画才を認められ親しくなる。そして、彼女に誘われて行ったカフェーで、初々しく清楚なパリ娘リズ・ブールピエール(レスリー・キャロン)を見染めて一目惚れ、強引に彼女の電話番号を聞き出したが・・・。

この作品は、パリを舞台にアメリカ人の画家とフランス人の女性の恋を描いたミュージカル映画で、原作・脚本は、作曲家出身のアラン・ジェイ・ラーナーのオリジナル。歌曲はジョージ・ガーシュウィン作曲、アイラ・ガーシュウィン作詞のガーシュウィンの名曲「パリのアメリカ人」が、すべて映画で使われたミュージカル映画の大傑作である。

『巴里のアメリカ人』は、1993年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1950年 Metro-Goldwyn-Mayer Picture)
(リリース:1951年8月26日・London)(Premiere)
(1952年5月2日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
ジーン・ケリー
レスリー・キャロン
オスカー・レヴァント
ジョルジュ・ゲタリ
ニナ・フォック
  ■スペーサー
「staff」
製作:アーサー・フリード
監督:ヴィンセント・ミネリ
作詞:アイラ・ガーシュウィン
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽監督:ソウル・チャップリン、ジョニー・グリーン
撮影:アルフレッド・ジルクス、ジョン・アルトン
美術:プレストン・エームス、セドリック・ギボンズ

「巴里のアメリカ人」詳細解説ページ
(An American in Paris Description)



 12 恋愛準決勝戦(Royal Wedding) (1951)
■スペーサー
ストーリー
ブロードウェイで歌と踊りの人気チーム、トム・ボーエン(フレッド・アステア)とエレン・ボーエン(ジェーン・パウエル)の兄妹は、『ニューヨークの恋人』の公演で大喝采を受ける。ショーは、終わり2人は楽屋に戻ると王女のご成婚でロンドンは、お祭りムード!という海外のニュースが入る。エージェントのアーヴィング・クリンガー(キーナン・ウィン)から、ロンドンでの招待公演の話があるのだが・・・。

この映画は、1947年にエリザベス女王とフィリップ・マウントバッテン公のご成婚の機に乗じたいという考えをもとに企画されたという説もあるが、ブロードウェイ・ミュージカル『ブリガードーン』(Brigadoon)(1947年)をヒットさせたアラン・ジェイ・ラーナー が、1948年にハリウッドでの初仕事として書きあげた作品の映画化。エリザベス女王とフィリップ・マウントバッテン公のご成婚と同じ日に、二つのカップルが結ばれるミュージカル・コメデイ。フレッド・アステアの25本目の記念すべき映画でもある。

(アメリカ映画 1950年 Metro-Goldwyn-Mayer Picture)
(リリース:1951年3月23日・USA)
(本邦未公開)
(LD,DVD/US Version)



「cast」
フレッド・アステア
ジェーン・パウエル
ピーター・ローフォード
セイラ・チャーチル
キーナン・ウィン
アルバート・シャープ
ビオラ・ローチ

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーサー・フリード
監督:スタンリー・ドーネン
作曲:バートン・レーン
作詞・脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽監督:ジョニー・グリーン
撮影:ロバート・プランク
美術:セドリック・ギボンズ


「恋愛準決勝戦」詳細解説ページ
(Royal Wedding Description)



 13 アフリカの女王(The African Queen) (1951)
■スペーサー
ストーリー
1914年、第一次世界大戦下のドイツ領東アフリカで、イギリス人ローズ・セイヤー(キャサリン・ヘップバーン)は、宣教師の兄サミュエル・セイヤー(ロバート・モーリー)と共にアフリカの小さな村で平和に暮らしていたが、開戦直後ドイツ軍が労働力として村人を連行し、村を焼いてしまった。そのショックで宣教師の兄は急死してしまう。村にひとり残されたローズは、ジャングル地帯を脱出しなくてはならなく、彼女の頼りは、酔っ払い船長チャーリー・オルナット(ハンフリー・ボガート)船長の蒸気小型船「アフリカの女王号」しかなかったが・・・。

本作は、海洋冒険小説で有名なカイロ生まれのイギリス人セシル・スコット・フォレスター原作同名の映画化である。アフリカの当時のベルギー領コンゴで撮影されたが、変わりやすい天候、食料と水、意見の相違から起こる言い争い、病気や害虫などと闘う8週間にもわたる過酷な撮影だったという。

(アメリカ・イギリス合作映画 1951年 BCFC=NCC Romulus Films, Horizon Pictures)(CBS/Fox (USA)VHS)
(リリース:1951年12月23日・Los Angeles)
(1952年8月23日:本邦公開)
(LD,DVD既発売)



「cast」
ハンフリー・ボガート
キャサリン・ヘップバーン
ロバート・モーリー
ピーター・ブル
セオドア・バイケル
ウォルター・ゴテル
ジェラルド・オン
  ■スペーサー
「staff」
製作:サム・スピーゲル
監督:ジョン・ヒューストン
原作:セシル・スコット・フォレスター
脚色:ジェームズ・エイジー、ジョン・ヒューストン
撮影:ジャック・カーディフ
美術:ウィルフレッド・シングルトン
音楽:アラン・グレイ


「アフリカの女王」詳細解説ページ
(The African Queen Description)



 14 陽のあたる場所(A Place in the Sun) (1951)
■スペーサー
ストーリー
ジョージ・イーストマン(モンゴメリー・クリフト)は野心を持った青年で、母子2人きりの貧しい家に育ち、シカゴのホテルでボーイをしていたが、ある日、伯父のチャールズ・イーストマン(ハーバート・ヘイス)の経営する水着製造工場で働くことになった。伯父の邸宅では、美しい令嬢アンジェラ・ヴィカース(エリザベス・テイラー)に心を惹かれたが、ジョージにとっては、身分違いの遠い存在に思えるのであったが・・・。

本作は、シオドア・ドラーサーの原作小説「アメリカの悲劇」の2度目の映画化作品で、製作及び監督は、ジョージ・スティーヴンス、主演にモンゴメリー・クリフト、エリザベス・テイラー、それにアリス役をシェリー・ウィンタースが演じている。この作品でモンゴメリー・クリフトの名声も一躍世界的なものとなり、映画は大変な好評を得、6つのオスカーを獲得した。

『陽のあたる場所』は、1991年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)(ご参考)

(アメリカ映画 1951年 Paramount Picture)
(リリース:1951年8月14日・Los Angeles Premiere)
(1952年9月24日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
モンゴメリー・クリフト
エリザベス・テイラー
シェリー・ウィンタース
キーフ・ブラッセル
フレッド・クラーク
レイモンド・バー
ハーバート・ヘイス
  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:ジョージ・スティーヴンス
脚色:マイケル・ウィルソン、 ハリー・ブラウン
原作:セオドア・ドライザー
撮影:ウィリアム・C・メラー
美術:ハンス・ドライヤー、 ウォルター・タイラー
音楽:フランツ・ワックスマン
録音:ジーン・メリット、 ジーン・ガーヴィン
衣裳デザイン:イデス・ヘッド

「陽のあたる場所」詳細解説ページ
(A Place in the Sun Description)



 15 雨に唄えば(Singin' in the Rain)(1952) 

ストーリー
1920年代、ハリウッドにやって来たドン・ロックウッド(ジーン・ケリー)とコスモ・ブラウン(ドナルド・オコナー)は、ヴォードヴィルの人気者で、撮影所で仕事についたが、ドンは、西部劇でスタント・マンになり、俳優としてスタートを切り「踊る騎士」主役のリーナ・ラモン(ジーン・ヘイゲン)の相手役の抜擢された。 リナは美人だがお高くとまっていて、ドンは好きになれなかったが、彼女は自分からドンの恋人だと決めてかかっていた。最新作『踊る騎士』のプレミアの後、キャシー・セルデン(デビー・レイノルズ)と偶然知り合い、キャシーは、トーキーの出現により気まぐれなスターのリーナの声の吹き替えの仕事が入ったが・・・。

本作は、アーサー・フリードが、ガーシュインの音楽をモチーフにした映画『巴里のアメリカ人』(1951)をプロデュースし、作曲家のナシオ・ハーブ・ブラウンの作詞を受け持つパートナーとして仕事をしてきたが、フリードとブラウンはMGMのために1920年代後半から30年はじめにかけて書いた曲に相応しいストーリーを書き上げる脚本をベテイ・コムデン&アドルフ・グリーンに依頼し、これらの曲はその時代の香りを呼び起こすものであったので脚本家たちはハリウッドがトーキーのためサイレント映画を切り捨てた痛ましい日々をパロディ風に描き出すストーリーを提案され製作された。

『雨に唄えば』は、1989年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、 アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1952年 Metro-Goldwyn-Mayer Picture)
(リリース:1952年3月27日・USA)
(1953年4月1日:本邦公開)
(LD&DVD発売)




「cast」
ジーン・ケリー
ドナルド・オコーナー
デビー・レイノルズ
ジーン・ヘイゲン
ミラード・ミッチェル
リタ・モレノ
ダグラス・フォーリー
マッジ・ブレイク
シド・チャリシー

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーサー・フリード
監督・振付:スタンリー・ドーネン&ジーン・ケリー
脚本:ベティ・コムデン&アドルフ・グリーン
作曲ナシオ・ハーブ・ブラウン
作詞ベテイ・コムデン&アドルフ・グリーン
撮影:ハロルド・ロッスン


「雨に唄えば」詳細解説ページ
(Singin' in the Rain Description)



 16 地上最大のショウ(The Greatest Show on Earth)(1952) 

ストーリー
世界最大のサーカス、リングリング・ブラザース=バーナム・アンド・ベイリー一座に、新しく空中曲芸の名人セバスティアン(コーネル・ワイルド)が加わることになったが、この一座には、ホリー(ベティ・ハットン)という空中曲芸のスターが人気を集めており、セバスティアンに中央のリングを譲ることを快く思わなかった。ホリーを愛している座長のブラッド(チャールトン・ヘストン)にしても同じ気持ちなのだが、サーカスのためには止むを得ないことであったが・・・。

本作は世界最大のサーカスといわれるリングリング・ブラザース=バーナム・アンド・ベイリー一座の協力によって製作された。

(アメリカ映画 1952年 Paramount Picture)
(リリース:1952年1月10日・New York Premiere)
(1953年:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ベティ・ハットン
コーネル・ワイルド
チャールトン・ヘストン
ドロシー・ラムーア
グロリア・グラハム
ジェームズ・スチュアート

  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:セシル・B・デミル
原作:フレドリック・M・フランク、シオドア・セント・ジョン
フランク・キャヴェット
脚色:フレドリック・M・フランク、バリー・リンドン
フランク・キャヴェット
撮影:ジョージ・バーンズ
音楽:ヴィクター・ヤング


「地上最大のショウ」詳細解説ページ
(The Greatest Show on Earth Description)



 17 わが心に歌えば(With a Song in my Heart) (1952)
■スペーサー
ストーリー
ジェーン・フローマン(スーザン・ヘイワード)は、リハーサルを受けるため訪ねたシンシナティのラジオ局で、失業中の寄席芸人のドン・ロス(デイヴィッド・ウェイン)と知り合うが、彼女はラジオの局との契約に成功しCMなどに出演、数ヶ月で全米に知れ渡り、放送以外の仕事も大劇場から依頼されるようになったが・・・。

1930年代から40年代にかけて、ラジオ放送やナイトクラブ、またレコードなどで人気が非常に高かった実在の歌手、ジェーン・フローマン(Jane Froman)の半生を綴ったミュージカル伝記映画である。

(アメリカ映画 1952年 Twentieth Century Fox Film)
(リリース:1952年4月4日・USA)
(1953年7月8日:本邦公開)
(DVD/US Version)



「cast」
スーザン・ヘイワード
ロリー・カルホーン
デイヴィッド・ウェイン
セルマ・リッター
ロバート・ワグナー
ヘレン・ウェスコット
ウナ・マーケル
リチャード・アラン
マックス・ショウォルター
  ■スペーサー
「staff」
製作・脚本:ラマー・トロッテイ
監督:ウォルター・ラング
オリジナル音楽:アルフレッド・ニューマン
ボーカル監督:ケン・ダービイ
音楽演奏:ハーバート・スペンサー、アール・ヘイゲン
美術:ライル・ウィーラー、ジョセフ・C・ライト
振付:ビリー・ダニエルズ
撮影:レオン・シャムロイ
編集:J・ワトソン・ウェッブ・Jr


「わが心に歌えば」詳細解説ページ
(With a Song in my Heart Description)



 18 ナイアガラ(Niagara)(1953) 

ストーリー
ナイアガラに静養にきている夫(ジョゼフ・コットン)の妻(マリリン・モンロー)に男ができて夫によそよそしい。同じモーテルに新婚旅行できた夫のレイ・カトラー(ケイシー・アダムス)と妻のポーリー(ジーン・ピータース)は、観光先のナイアガラ滝でモンローが男と密会しているのを目撃してしまう・・・。

本作でのマリリン・モンローは、従来の役を一転して、ヒッチコック的な犯罪映画の悪徳の美女を演じてみせたが、当然、それは俗悪な雰囲気を漂わせ、憎しみを買う役柄だが、同時に悪女が見せる可憐な表情や姿態も見事に演じきって観客を惹きつけた。これによって確固たるスターの地位を確立し、劇中「キス」という題の官能的な歌をマリリン・モンローは情感込めて歌っている。これまでにコーラス・ガール、セクシーな秘書や人なつっこい性格などの役で注目はされていたもの本格的に主役に抜擢されたのは本作が最初の映画である。

(アメリカ映画 1953年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1953年1月21日・New York)
(1953年4月18日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
マリリン・モンロー
ジョゼフ・コットン
ジーン・ピータース
ケイシー・アダムス
  ■スペーサー
「staff」
製作:チャールズ・ブラケット
監督:ヘンリ−・ハサウェイ
脚本:ヘンリ−・ハサウェイ、ウォルター・ライシュ、リチャード・ブリーン
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:ソル・カプラン

「ナイアガラ」詳細解説ページ
(Niagara Description)



 19 地上より永遠に(From Here to Eternity)(1953) 
■スペーサー
ストーリー
1941年の夏のホノルル・スコーフィールド兵営。ラッパ手のプルー(モンゴメリー・クリフト)が転属されてくる。中隊長はボクシング狂で、自分のチームの強化の為、プルーを誘うが、曹長のワーデン(バートラン・カスター)もすすめる。だが、かっての試合で親友を失明させた過去を持つプルーはその誘いを断るがのだが・・・。

本作は、ジェームズ・ジョーンズのベストセラー小説の映画化で、当時、ハリウッドはテレビに押されて観客が減少し、映画独自のエンターテイメントの提供に苦慮していた時期でもあったが、アメリカ人が、アメリカの聖戦に複雑に相反する感情を持っていた朝鮮戦争のさなかに製作された。

『地上より永遠に』は、2002年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1953年 Columbia Picture)
(リリース:1953年8月5日・New York Premiere)
(1953年11月10日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
バートラン・カスター
モンゴリメイ・クリフト
フランク・シナトラ
デボラ・カー
ドナ・リード フィリップ・オバー
アーネスト・ボーグナイン
  ■スペーサー
「staff」
製作:バディ・アドラー
監督:フレッド・ジンネマン
脚本:ダニエル・タラダッシュ
原作:ジェームス・ジョンーズ
音楽:モーリス・ストロフ
撮影:バーネット・ガフィ


「地上より永遠に」詳細解説ページ
(From Here to Eternity Description)



 20 シェーン(Shane)(1953) 

ストーリー
ワイオミングの開拓地に流れ着いたシェーン(アラン・ラッド)は、開拓者のリーダーのスターレット(ヴァン・ヘフリン)家へ立ち寄った。ジョーイ少年(ブランドン・デ・ワイルド)に慕われ、主婦(ジーン・アーサー)とつつましい愛情の交流をおぼえるが、ここでは開拓者と牧場業者が対立し不穏な空気が漲っていた。牧場業者ライカー(エミ−ル・メイヤー)や子分達の圧迫は日増しつのるばかりであったが・・・。

本作は、ジャック・シェーファー原作の映画化で、さわやかな生活描写、風物詩的な情緒、ビクター・ヤングの美しい音楽で謳いあげた西部劇史上の名作で、1953年に公開された。遠くに見える白い雲をいただいたグランドティトンの山並みが美しく、そしてワイオミングの大草原がスクリーンいっぱいに映し出される。

『シェーン』は、1993年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1953年 Paramount Picture)
(リリース:1953年4月23日・New York Premiere)
(1953年10月1日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
アラン・ラッド
ヴァン・ヘフリン
ジーン・アーサー
ブランドン・デ・ワイルド
ジャック・パランス
ベン・ジョンソン
エドガー・ブチャナン
エミ−ル・メイヤー
エリシャ・クック・ジュニア

  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:ジョージ・スティーブンス
原作:ジャック・シェーファー
脚本:A・B・ガスリー・ジュニア
撮影:ロイアル・グリックス.A.S.C.
音楽:ヴィクター・ヤング

「シェーン」詳細解説ページ
(Shane Description)



 21 カラミティ・ジェーン(Calamity Jane)(1953) 

ストーリー
1870年代のサウスダコタ州、カラミティ・ジェーン(ドリス・デイ)が歌いながら駅馬車は、 デットウッドの町に向って疾走する。町の酒場兼劇場「ゴールデン・ガーター」では、経営者のヘンリー・ミラー(ポール・ハーヴェイ)が、舞台女優を募集したが、シカゴから応募してきたのがフランシス・フライヤー(ディック・ウェッソン)という芸人で、名前から女性と思っていたが、実は男であった・・・。

この作品は、ジェームズ・オハンロン(James O'Hanlon)のオリジナル台本の映画化で、ワイルド・ビル・ヒコックと恋人説のあるカラミテイ・ジェーンの史実に即していないミュージカル映画で、ドリス・デイがカラミティ・ジェーン、ハワード・キールがワイルド・ビル・ヒコックを演じ、西部開拓時代に実在したカラミティ・ジェーンと拳銃使いのシェリフ、ワイルド・ビル・ヒコックの恋い物語りを、ゴージャスな歌とダンスを盛り込んだ楽しめるミュージカル・ウエスタンで、ハワードとドリスは情感たっぷりな歌唱力で素晴らしい歌を披露している。

(アメリカ映画 1953年 Warner Bros.)
(リリース:1953年11月4日・USA)
(1955年6月21日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ドリス・ディ
ハワード・キール
アリン・マクレリー
フィリップ・キャレイ
ディック・ウェッソン
ポール・ハーヴェイ
チャビー・ジョンソン
ゲイル・ロビンス

  ■スペーサー
「staff」
製作:ウィリアム・ジェーコブス
監督:デビット・バトラー
原作・脚本::ジェームス・オハンロン
作曲:サミー・フェイン
作詞:ポール・フランシス・ウェブスター
音楽監督:レイ・ハインドーフ
撮影:ウィフレット・M・クライン
美術:ジョン・ベックマン
ステージ・監督:ジャック・ドナヒュー
編集:イレーネ・モッラ

「カラミティ・ジェーン」詳細解説ページ
(Calamity Jane Description)



 22 バンド・ワゴン(The Band Wagon)(1953) 

ストーリー
ミュージカル映画のスター、トニー・ハンター(フレッド・アステア)は、かつて一世を風靡したトップ・ハットに燕尾服という優雅なスタイルが時代に合わず、今や引退したような日々を送っていた。久々に訪ねたニューヨークでは、同じ列車に乗っていたエヴァ・ガードナーを待ち構える新聞記者たちに自分を待っていてくれたのだと勘違いするが・・・。

本作はハリウッド・ゴールデン・エッジに製作されたMGMミュージカル全盛時代の代表的傑作で、超一流のスタッフ、それに豪華なキャストで彩られた、これ以上望むべくもない贅沢で素晴らしいミュージカル作品である。

『バンド・ワゴン』は、1995年に、「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)(ご参考)

(アメリカ映画 1953年 Metro-Goldwyn-Mayer)
(リリース:1953年7月6日・USA)
(1953年12月26日:本邦公開)
(LD&DVD発売)




「cast」
フレッド・アステア
シド・チャリシー
オスカー・レヴァント
ナネット・フェアブリ
ジャック・ブキャナン
ジェームズ・ミッチェル
ロバート・ギスト

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーサー・フリード
監督:ヴィンセント・ミネリ
ストーリー&脚本:ベティ・カムデン、 アドルフ・グリーン
作曲:アーサー・シュワルツ
作詞:ハワード・ディーツ
音楽監督:アレクサンダー・コラージ、アドルフ・ドイッチェ、コンラッド・サリンジャー
撮影:ハリー・ジャクソン、ジョージ・ホルシー
美術:セドリック・ギボンズ、プレストン・エイムズ
録音:ダグラス・シアラー
編集:アルバート・アクスト
振付:マイケル・キッド

「バンド・ワゴン」詳細解説ページ
(The Band Wagon Description)



 23 ブリガドーン(Brigadoon)(1954) 

ストーリー
トミー(ジーン・ケリー)とジェフ(ヴァン・ジョンソン)は、ニューヨークからスコットランドに狩にやって来たが、森の中で道に迷ってしまい、やがて、足もとの霧が晴れると谷間に美しい村が忽然と現れた。100年に一度だけハイランドの森のなかに出現し、一日で消えてしまうという村であった。トミーとジェフがやってきたのは、その100年目の一日だったのである。そんな事情は知らない2人は、なんて平和で美しい村だろうと思っているが、村では娘のジーン(エレーン・スチュアート)と若者のチャーリー(ジミー・トンプソン)の結婚式を迎えようとしていた・・・。

本作はスコットランドの伝説をもとにファンタジーの要素が加わった幻想的な魅惑あふれるブロードウェイで大ヒットした舞台ミュージカル『ブリガドーン』(1947年、ジーグフリード劇場/581回)の映画化で、ミュージカル界に独自の地位を築き上げた「アラン・ジェイ・ラーナー&フレディリック・ロウ」の名作品である。

(アメリカ映画 1954年 Metro-Goldwyn-Mayer Picture)
(リリース:1954年9月8日・USA)
(1954年12月8日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ジーン・ケリー
ヴァン・ジョンソン
シド・チャリシー
エレーン・スチュアート
バリー・ジョーンズ

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーサー・フリード
監督:ヴィンセント・ミネリ
原作:アラン・ジェイ・ラーナー、フレデリック・ロー
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽:ジョニー・グリーン
撮影:ジョセフ・ルッテンバーグ
美術:セドリック・ギボンズ


「ブリガドーン」詳細解説ページ
(Brigadoon Description)



 24 麗しのサブリナ(Sabrina)(1954) 

ストーリー
富豪ララビー家のお抱え運転手の娘のサブリナ(オードリー・ヘップバーン)は2年間パリで料理を習って帰って来た時はファッション雑誌から脱け出したようなパリ・モード満点の美人に変貌、ララビー家の次男坊でプレイ・ボーイのデヴィッド(ウィリアム・ホールデン)をすっかり夢中にさせるが・・・。
本作は、『ローマの休日』(Roman Holiday)('53)に続いてオードリー・ヘップバーン第2作目のパラマウント作品で、名匠ビリー・ワイルダー監督がオードリーの魅力を新たに引き出した傑作である。オードリーは、マーガレット・サラヴァンとジョセフ・コットン出演のサミュエル・テイラーのヒット舞台『サブリナ・フェア』をブロードウェイで観てパラマウント社に映画化権を購入することを申し入れたと言われる。

『麗しのサブリナ』は、2002年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1954年 Paramount Picture)
(リリース:1954年9月9日・London Premiere)
(1954年9月17日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ハンフリー・ボガート
オードリー・ヘップバーン
ウィリアム・ホールデン
ウォルター・ハムデン
ジョン・ウィリアムズ
マーサー・ハイヤー

  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー、サミュエル・テイラー、アーネスト・レーマン
撮影:チャールズ・ラングジュニア
音楽:フレデリック・ホーランダー
衣装:エディス・ヘッド

「麗しのサブリナ」詳細解説ページ
(Sabrina Description)



 25 スタア誕生(A Star Is Born)(1954) 

ストーリー
ハリウッド映画基金募集ショーの会場に酔って現れたノーマン・メイン(ジェームズ・メイスン)は、出演していた歌手のエスター・プロジェット(ジュディ・ガーランド)の舞台に飛び出してしまった。だが、彼女は酔ったメインを巧みにリードしてその場をうまくとりなしたが、その後、メインは、真夜中のダウンビート・クラブで歌うエスターに会って映画出演をすすめ、翌日、彼女を撮影所長のニール(チャールズ・ビックフォード )に紹介するのであったが・・。

この作品のもとになる話は、1932年のデヴィット・O・セルズニックの『栄光のハウッド』(What Price Hollywood)で、やはりジョージ・キューカーが監督し、コンスタンス・ベネットがスターになるウェイトレスをローウェル・シャーマンは、彼女の良き指導者だが失敗して自殺してしまう大酒飲みの監督を演じた。

1937年の2度目のヴァージョンは、タイトルが『スター誕生』となり、この時は、恋に重点をおいて描かれており、人気上昇中の女優(ジャネット・ゲイナー)が落ち目の俳優(フレドリック・マーチ)に恋をするが、彼は太平洋で溺れ帰らぬ人となってしまう。
1954年のこのミュージカルは、ハリウッドのバンド歌手エスター(ジュデイ・ガーランド)が主役で、ナイトクラブで歌う「ザ・マン・ザット・ゴット・アウェイ」(The Man That Got Away)を歌うのを聴いたノーマンは、これは大女優になると確信する。名前もヴィッキー・レスターと変え、彼の助けにより売り出した。やがて、主役を勝ち取り大評判となり、そして2人は結ばれるが、しかしノーマンの方は、次第に下降線をたどり、足手まといになるまいとして、マリブの海辺の家を出て自ら溺れ死ぬ。数ヵ月後、エスターは、シュライン・オーディトリアムの慈善公演に姿を現す。大喝采を受けてマイクに歩み寄り涙を堪えて不朽のセリフを口にする。「皆さん、私は・・・ミセス・ノーマン・メインです」ここは感動させられるシーン! ジュデイ・ガーランドの圧倒されるドラマテックな歌唱力!特に「スワニー」は圧巻!である。

『スタア誕生』は、2000年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)(ご参考)

(アメリカ映画 Warner Bros. Picture)
(リリース:1954年9月29日・USA)
(1955年5月15日:日本公開)
(LD,DVD/US Version)




「cast」
ジュデイ・ガーランド
ジェイムス・メイスン
ジャック・カースン
チャールズ・ビックフォード
トミー・ヌーナン
ルーシー・マーロー
アマンダ・ブレイク
アーヴィング・ベーコン
ヘイゼル・シェルメット
ジェームズ・ブラウン

  ■スペーサー
「staff」
製作:シドニー・ラフト
監督:ジョージ・キューカー
原作:ウィリアム・A・ウェルマン、ロバート・カースン
脚本:モス・ハート
作曲:ハロルド・アレン、他
作詞:アイラ・ガーシュイン、他
音楽監督:レイ・ハインドーフ
撮影:サム・レヴィット

スタア誕生」詳細解説ページ
(A Star Is Born Description)



 26 帰らざる河(River of No Return)(1954) 

ストーリー
ゴールド・ラッシュの夢に浮かされていた頃のカナディアン・ロッキーを背景に、開拓農場に息子とともに住むマット(ロバート・ミッチャム)と、酒場の歌手ケイ(マリリン・モンロー)に、その情夫ハリー(ロリー・カルホーン)。農場のはずれに流れる激流は今まで無事に人を運んだことがないということから「帰らざる河」と呼ばれていたが・・・。
本作のロケは、カナデアン・ロッキーを中心に行われたが、主演のロバート・ミッチャムは、「シネマスコープ」が出来たときは、レンズの解像度が増してスタントが使えずパニックだったと言っている。ミッチャムは、ロケでは実際に筏に乗って川を下ったが、モンローとトミーいはショックを受けたくらい勇敢だったと言っている。

(アメリカ映画 1954年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1954年4月30日・USA)
(1954年8月24日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
マリリン・モンロー
ロバート・ミッチャム
ロリー・カルホーン
トミー・レーテング
マービン・バイ
ダグラス・スペンサー
  ■スペーサー
「staff」
製作:スタンリー・ルーベン
監督:オットー・プレミンジャー
原作:ルイス・ランツ
脚本:フランク・フェントン
撮影:ジョゼフ・ラ・シェル
音楽:シリル・モックリッジ
主題歌:River of No Return
(作曲:ケン・ダービー、作詞:ライオネル・ニューマン)

「帰らざる河」詳細解説ページ
(River of No Return Description )



 27 紅の翼(The High and Mighty)(1954) 

ストーリー
トランス・オリエント・パシフィックの4発旅客機は、5人の乗員と17人の乗客を乗せホノルルを離陸、サンフランシスコへと向かった。機長サリヴァン(ロバート・スタック)はクールな性格だが無事故の経歴を誇っていた。副操縦士のダン・ローマン(ジョン・ウェイン)は、第1次世界大戦から朝鮮戦線まで従軍している経験豊富なパイロットで、過去に南太平洋での航空機事故で、ただ1人生還し、そのとき妻子を失った。だが、意志の強い男である。やがて、飛行中に予期しない大暴風雨のなかに突っこみ、エンジンが火を噴出した・・・。

この作品は、事故に遭遇した旅客機の機長と副操縦士との確執や乗員乗客の様々な人間模様が多彩なキャストで繰り広げられる。第1回アカデミー作品賞の『つばさ』をはじめ航空映画での定評あるウィリアム・A・ウェルマン監督作で、極限状態の人間模様も手堅く描いている。ジョン・ウェインの口笛のメロディが記憶に残る。アカデミー賞では、劇映画音楽賞を受賞した他、監督賞、演助女優賞(ジャン・スターリング、クレア・トレヴァー)、編集賞、主題歌賞にノミネート。

(アメリカ映画 1954年 Wayne-Fellows Productions / Warner Bros. Picture)
(リリース:1954年5月27日・Los Angeles)
(1954年9月7日:本邦公開)
(DVD/US Version)




「cast」
ジョン・ウェイン
クレア・トレヴァー
ラレイン・デイ
ロバート・スタック
ジャン・スターリング
フィル・ハリス
ロバート・ニュートン
デイヴィッド・ブライアン
ポール・ケリー
シドニー・ブラックマー

  ■スペーサー
「staff」
製作:ロバート・フェローズ
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
原作・脚本:アーネスト・K・ガン
撮影:アーチー・スタウト
音楽:ディミトリ・ティオムキン


「紅の翼」詳細解説ページ
(The High and Mighty Description)



 28 ホワイト・クリスマス(White Christmas)(1954) 

ストーリー
ストーリーは、1944年のクリスマス・イブ、ヨーロッパ戦線のキャンプで、有名な人気歌手のボブ・ウォレス大尉(ビング・クロスビー)と芸人のフィル・デイヴィス二等兵(ダニー・ケイ)の所属するアメリカ陸軍の第151部隊は、クリスマスを迎えた。前線では、ボブがフィルと兵士たちにショーを演じているが、トマス・F・ウェイヴァリー少将(ディーン・ジャガー)が到着して、後任のハロルド・G・コクラン将軍(ギャビン・ゴードン)が着任し、司令官の任を解かれたことを告げられる。兵士たちは盛大な送別をするが・・・。

本作の『ホワイト・クリスマス』は、『スイング・ホテル』から12年ぶりに、バーリンの世界的なナンバーをモチーフにパラマウントが製作したミュージカル映画。

(アメリカ映画 1954年 Paramount Picture)
(リリース:1954年10月14日・USA)
(1954年12月20日:本邦公開)
(LD,DVD発売)





「cast」
ビング・クロスビー
ダニー・ケイ
ローズマリー・クルーニー
ヴェラ・エレン
ディーン・ジャガー
メアリー・ウィックス
ジョン・ブラッシア
アン・ホイットフィールド
リチャード・シャノ

  ■スペーサー
「staff」
製作:ロバート・エメット・ドーラン
監督:マイケル・カーティズ
脚本:ノーマン・クラスナ、ノーマン・パナマ、メルヴィン・フランク
撮影:ロイヤル・グリグス
美術:ハル・ペレイラ
音楽監督:ジョセフ・J・リリー
作詞・作曲:アーヴィング・バーリ

音楽演奏:ロバート・アルトン 編集:フランク・ブラクト

「ホワイト・クリスマス」詳細解説ページ
(White Christmas Description)



 29 愛の泉(Three Coins in the Fountain)(1954) 

ストーリー
ある日、アメリカ娘のマリア(マギー・マクナマラ)は、仕事でローマにやって来たが、彼女を呼びよせたアニタ(ジーン・ピータース)が、マリアを空港に出迎えた。マリアは、アニタとアメリカ人作家のシャドウェル(クリフトン・ウェッブ)の秘書をしているフランセス(ドロシー・マクガイア)が同居している贅沢なアパートに住むことになった。
マリアの初出勤の日、フランセスは2人を自分の車に乗せ、途中、トレヴィの泉で車を止め、泉に銀貨を投げ入れた。泉に銀貨を投げてローマに再び帰りたいと祈ればその望みがかなえられるという・・・。

この作品は、後ろを向いて願をかけコインを投げると望みが叶うと言うローマのトレビの泉を有名にした観光映画で、泉の中央には海神ネプチューンを乗せた貝殻の馬車、2人のトリトーネに操られた馬が引いている。典型的なバロック様式で18世紀に造られ、泉の中は各国のコインが沈んで見える。コインは1回目が恋人に逢えるよう、2回目はその人と結婚できるよう、3回目は離婚できるようとの説?がある。

(アメリカ映画 1954年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1954年5月・USA)
(本邦未公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
クリフトン・ウェッブ
ドロシー・マクガイア
ジーン・ピータース
ルイ・ジュールダン
マギー・マクナマラ
ロッサノ・ブラッツィ
ハワード・セント・ジョン
キャスリン・ギヴニー
キャスリーン・ネスビット

  ■スペーサー
「staff」
製作:ソル・C・シーゲル
監督:ジーン・ネグレスコ
原作:ジョン・H・セコンダリ
脚本:ジョン・パトリック
撮影:ミルトン・クラスナー
音楽:ヴィクター・ヤング
歌:ジュール・スタイン、サミー・カーン
美術:ライル・ウィーラー、ジョン・デ・キュア
編集:ウィリアム・レイノルズ


「愛の泉」詳細解説ページ
(Three Coins in the Fountain Description)



 30 グレン・ミラー物語(The Glenn Miller Story)(1954) 

ストーリー
グレン・ミラー(ジェームス・スチュアート)は、生活は苦しく、自分のトロンボーンをクランツ質屋に入れたり出したりする生活を続けている。その質屋の店主クランツ(シグ・ルーマン)にベン・ポラック楽団がミュージシャンを募集していることを知らされる。彼の親友、ピアノ奏者のチャミィ・マグレガー(ヘンリー・モーガン)とミラーはオーデションを受け採用され、ミラーはポラックの編曲の助手として楽団と一緒に演奏旅行に出かけるのであるが・・・。

本作は、音楽の持つ偉大な力と人の心の温かさ、夫婦の深い絆や情愛が一体となって、大好評を博し、その後たびたびリバイバル上映されている。この物語はグレン・ミラーの独自の新しいオーケストラ・サウンド創造に注ぐ意欲と情熱それにヘレンとの深く美しい夫婦愛やジャズ・メン仲間との友情がミラーの音楽と一体となって観る者を魅了し、感動させられる。

(アメリカ映画 1954年 Universal Pictures)
(リリース:1954年2月10日・New York)
(1954年1月4日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
ジェームズ・スチュアート
ジューン・アリソン
ヘンリー・モーガン
チャールズ・ドレイク
ジョージ・トビアス
バートン・マクレーン
シグ・ルーマン
アーヴィング・ベーコン
ジェームズ・ベル

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーロン・ローゼンバーグ
監督:アンソニー・マン
脚本:ヴァレンタイン・デイヴィース、オスカー・ブロッドネイ
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
美術:ベルナルド・ヘルッブルン、アレクサンダー・ゴリッツェン
音楽監督:ジョセフ・ガーシェンソン

「グレン・ミラー物語」詳細解説ページ
(The Glenn Miller Story Description)



 31 カルメン(Carmen Jones)(1954) 

ストーリー
婚約者(オルガ・ジェームス)と食事中のハンサムな伍長ジョー(ハリー・ベラフォンテ)に目をつけた情熱の女カルメン(ドロシー・ダンドリッジ)は、体からほとばしる情熱のおもむくままにジョーを熱烈に誘惑する。投げかけた真っ赤なバラは燃えさかる女の欲情のしるし、併し、移り気な女心と純な男の一途な愛は恐ろしい悲劇へと・・・。

オスカー・ハマスタインU世は、オペラ『カルメン』の台本をできるだけ忠実に従いながら、これを第二次世界大戦の物語に置き換え、ビゼーの曲に英詞を付けて翻案し、ブロードウェイ(Broadway)劇場で 1943年に上演された。本作は1954年にオール黒人キャストで大胆に映画化された現代版の『カルメン』、音楽はジャズ風にアレンジした珠玉の名曲である。

『カルメン』は、1992年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1954年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1954年10月5日・USA)(Premiere)
(1960年4月9日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
ハリー・ベラフォンテ
ドロシー・ダンドリッジ
パール・ベイリー
オルガ・ジェームス
ジョー・アダムス

  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:オットー・プレミンジャー
原作:オスカー・ハマースタイン2世
脚本:ハリー・クライナー
撮影:サム・リーヴィット
美術:エドワード・アイロウ
衣装:メリー・アン・ネイバーグ
音楽:ジョルジュ・ビゼー
音楽監督:ハーシェル・バーク・ギルバード
振付:ハーバート・ロス
編集:ルイス・R・ロッフェラー
タイトル・デザイン:ソール・バス

「カルメン」詳細解説ページ
(Carmen Jones Description)



 32 雨の朝パリに死す(The Last Time I Saw Paris)(1954) 

ストーリー
アメリカからパリに到着したチャールズ・ウィルズ(ヴァン・ジョンソン)は、カフェ・ディンゴへ行き、壁に描かれた女の絵を見て記憶を甦らせる・・・。時は1954年5月8日、ドイツが降伏し、第二次大戦終結に沸くパリ、凱旋門からシャンゼリゼを埋める群集歓喜のなかで軍服姿のチャールズは、はっとする美しい娘からいきなり接吻をされ、つぎの瞬間消えていったが・・・。

F・スコット・フィツジェラルドの短編小説「バビロン再来」を原作に映画化され、第一次大戦によって傷ついた若者たちが、既成社会への反発から生み出した都市風俗を描きながら、彼自身の周辺事情や当時の生活など、作者の感情的危機をあからさまに描いたとされている。

(アメリカ映画 1954年 MGM)
(リリース:1954年11月18日・New York)
(1955年4月3日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
エリザベス・テイラー
ヴァン・ジョンソン
ウォルター・ピジョン
ドナ・リード
エヴァ・ガボール
カート・カズナー
ジョージ・ドレンツ
ロジャー・ムーア

  ■スペーサー
「staff」
製作:ジャック・カミングス
監督:リチャード・ブルックス
原作:F・スコット・フィッツジェラルド
脚色:ジュリアス・J・エプスタイン、フィル・G・エプステイン、リチャード・ブルックス
撮影:ジョセフ・ルッテンバーグ
音楽:ジェローム・カーン
音楽監修:ソール・チャップリン
オーケストレーション:コンラッド・サリンジャー
作詞:オスカー・ハマースタイン2世
美術:セドリック・ギボンズ、ランダル・デュエル

「雨の朝パリに死す」詳細解説ページ
(The Last Time I Saw Paris Description)



 33 略奪された7人の花嫁(Seven Brides for Seven Brothers)(1954) 

ストーリー
農夫のアダム・ポンティピー(ハワード・キール)は妻を探しに町の行き、すぐにレストランで働く料理の上手なミリー(ジェーン・パウエル)を見つけ結婚する。人里離れた山奥の農家にはアダムと同居する粗野で無愛想な6人の弟たちがいることをミリーは思いもよらずに知り、困惑し、荒々しいポンティピー兄弟の散らかし放題の家の中を見てすっかり幻滅を感じてしまうのだが・・・。

この作品は、スティーヴン・ヴィンセント・ベネットの原作「すすり泣く女たち」がもとになっている。この故事を現代版のコメディ化としたもので、舞台はテネシー・ヴァレーから、1850年のオレゴンの癖地に移して、アメリカらしいストーリーになっている。この映画は、数多くのMGMのミュージカルのなかでも、最も優れた作品のひとつといえるもので、ヴァイタリテイに溢れたダイナミックで実に躍動的な歌やダンス・ナンバーが展開される。

『掠奪された七人の花嫁』は、2004年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1954年 MGM)
(リリース:1954年7月22日・USA)
(1954年10月26日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
ハワード・キール
ジェフ・リチャーズ
ラス・タンブリン
トミー・ロール
マーク・プラット
マット・マトックス
ジャック・ダンボアーズ
ジェーン・パウエル
ジュリー・ニューマー
ナンシー・キルガス
ベティ・カー
ヴァジニア・ギブソン
ラッタ・ルー
ノーマ・デゲット
イアン・ウルフ

  ■スペーサー
「staff」
製作:ジャック・カミングス
監督:スタンリー・ドーネン
原作:スティーヴン・ヴィンセント・ベネット
脚色:フランシス・グッドリッチ、アルバート・ハケット、
ドロシー・キングスレー
作詞:ジョニー・マーサー
作曲:ジーン・デ・ポール
音楽監修:ソール・チャップリン
音楽監督:アドルフ・ドイチュ
オーケストレーション:コンラッド・サリンジャー
撮影:ジョージ・J・フォルシー
編集:ラルフ・E・ウィンタース
美術:セドリック・ギボンズ、ユーリー・マックレアリー
装置:エドウィン・B・ウィリス、ヒュー・ハント
衣裳:ウォルター・プランケット
録音:ダグラス・シアラー
振付:マイケル・キッド


「略奪された7人の花嫁」詳細解説ページ
(Seven Brides for Seven Brothers Description)



 34 オクラホマ!(Oklahoma!)(1955) 

ストーリー
1907年のオクラホマ地方はまだ準州であった。インディアンの住居地と定められた東部や油田地区の繁栄も然る事乍ら、開放された西部の広大な平原に住みついた農民や牧畜業者たちは希望に溢れていた。歌の上手な牧童のカーリー(ゴードン・マクレエ)は馬上で歌う「美しい朝」がとうもろこし畑にこだまし、やがてカーリーは、村祭に恋人のローリ ー(シャーリー・ジョーンズ)を誘うためエラー伯母さんと住んでいる農家にやって来たが・・・。

この作品はブロードウェイ舞台(1943年、セント・ジェイムズ劇場/2212回)で画期的なヒットとなりロング・ランになった舞台の「ロジャース&ハマーステインU」が自ら製作に乗り出した最初の映画で、オリジナル・ステージを手掛けた「シアターギルド」と「ロジャース&ハマースタインU」は、1953年に完成した「トッドAO」システムに強い関心を示し映画化された。『オクラホマ!』の映画化の本体であるマグナ・シアター・コーポレーションのジョセフ会長はジンネマン監督を説得、デミル女史の振付、プロデューサーのアーサー・ホーンプロウ・ジュニアの協力のもとに製作された。

『オクラホマ!』は、2007年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1955年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1955年10月11日・USA)(Todd-AO roadshow version)
(1956年12月5日:本邦公開)
(DVD/US Version)(LD,DVD発売)



「cast」
ゴードン・マクレイ
シャーリー・ジョーンズ
グロリア・グレアム
シャーロット・グリーンウッド
エディ・アルバート

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーサー・ホーンブロウJr.
監督:フレッド・ジンネマン
脚本:ソニア・リヴィー&ウイリアム・ラドヴィック
作曲:リチャード・ロジャース
作詞:オスカー・ハマースタイン2世
振付:アグネス・デミル
撮影:ロバート・サーデーズ


「オクラホマ!」詳細解説ページ
(Oklahoma! Description)



 35 慕情(Love is a Many Splendored Thing)(1955) 

ストーリー
スーイン(ジェニファー・ジョーンズ)は軍人の夫が共産軍との戦いで戦死してから、香港の病院で働いているが、あるパーティでアメリカ人の新聞記者マーク(ウィリアム・ホールデン)と知り合い、愛するようになる。だが、シンガポールにいるマークの妻は愛しあっていないにもかかわらず別れようとしない。朝鮮戦争が起こりマークは特派員として戦場を取材に行くが・・・。

ベスト・セラーとなった女医ハン・スーインの自伝をもとに香港でロケ、ヘンリー・キング監督、バディ・アドラーが製作した。最初「恋ははかなく」という題名が付けられたが、『慕情』と変更された。と、言うのも『哀愁』、『旅愁』、『別離』、『旅情』等々のように大人の恋を扱った2字題名の恋愛映画は大ヒットするという映画界の縁起を担いだからであったという。

(アメリカ映画 1955年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1955年8月18日・New York)(Premiere)
(1955年11月18日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
ウィリアム・ホールデン
ジェニファー・ジョーンズ
トリン・サッチャー
イソベル・エルムス
ヴァージニア・グレッグ
リチャード・ルウ
スウ・ヨン
フィリップ・アーン

  ■スペーサー
「staff」
製作:バディ・アドラー
監督:ヘンリー・キング
原作:ハン・スーイン
脚色:ジョン・パトリック
撮影:レオン・シャムロイ
音楽:アルフレッド・ニューマン
主題歌:Love is a Many Splendored Thing
(作曲:サミー・フェイン、作詞:ポール・F・ウェブスター)

「慕情」詳細解説ページ
(Love is a Many Splendored Thing Description)



 36 ピクニック(Picnic) (1955) 

ストーリー
9月の第一月曜日「労働の日」の朝早くカンサス州の小さな町へ無一文の青年ハル(ウィリアム・ホールデン)が、学生時代の友人アラン(クリフ・ロバートソン)を頼ってやって来た。ハルはある家で庭仕事で、隣のオーエンス(ベティ・フィールド)家の長女マッジ(キム・ノヴァク)と知り合う。その日は町中がピクニックに出かける日で、ハルも参加した。やがて、ハルとマッジは、うっとりするような曲「ムーン・グロー」が流れ、踊りはじめる・・・。

9月の「レイバー・デー」の早朝から翌日の夕刻までの背景をもとに展開される物語。原作はブロードウェイでロング・ランを続け、1953年度のピュリッツア賞とニューヨーク劇評家賞を受賞したウィリアム・インジの舞台劇の映画化。舞台演出出身のジョシュア・ローガンが始めて監督した作品で、彼自身が演出して好評を博した舞台劇だけに映画では、舞台で表現できなかったピクニックの楽しさやはなやかなムードを多彩な描写で巧みに描きだしている。

(アメリカ映画 1955年 Columbia Picture)
(リリース:1955年11月・New York)(Limited)
(1956年3月14日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ウィリアム・ホールデン
キム・ノヴァク
ベティ・フィールド
スーザン・ストラスバーグ
クリフ・ロバートソン
ロザリンド・ラッセル
  ■スペーサー
「staff」
製作:フレッド・コールマー
舞台制作:シアター・ギルドInc.ジョシュア・ローガン
監督:ジョシュア・ローガン
脚本:ダニエル・タラダッシュ
撮影:ジェームズ・ワンホーA.S.C.
作曲:ジョージ・ダニング
原作:ウィリアム・インジ(舞台劇”ピクニック”より)

「ピクニック」詳細解説ページ
(Picnic Description)



 37 めぐり逢い(An Affair to Remember)(1955) 

ストーリー
船旅で知り合った画家ニッキー(ケリー・グランド)と歌手テリー(デボラ・カー)は恋に落ち帰国後、7月1日にエンパイアステート・ビルで再会を約束するが、その日、テリーは自動車事故にニッキーに会えないまま入院する。命に別状はないが、歩けるかどうか危惧される。フィナーレでは、ニッキーはテリー部屋から別れを告げ、ドアーをに向かう。たが、ふと、戻って寝室のドアーを開け、そこにニッキーがテリーを描いた絵を発見して、とっさにすべてのいきさつを知り、テリーを抱きしめる。「あなたが絵を描けるなら私も歩けます」とテリーは涙する・・・。

1939年に『邂逅』を(日本では1941年)公開されたが、この『めぐり逢い』は、そのリメイクである。監督のレオ・マッケリーは、1937年の『新婚道中記』や44年の『我が道を往く』でアカデミー監督賞を2度受賞している。

(アメリカ映画 1955年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1957年7月2日・USA)(Premiere)
(1957年10月23日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ケリー・グランド
デボラ・カー
リチャード・デニング
ネバ・パスタン
キャスリン・ネスビット
チャールズ・ワッツ

  ■スペーサー
「staff」
製作:ジェリー・ウォルド
監督:レオ・マッケリー
原作:レオ・マッケリー、ミルドレッド・クラム
撮影:ミルトン・クラスナー
音楽:ヒューゴ・フリードホーファー
主題歌:An Affair to Remember(ヴィック・ダモン)

「めぐり逢い」詳細解説ページ
(An Affair to Remember Description)



 38 足ながおじさん(Daddy Long Legs)(1955) 

ストーリー
ある日、ペンドルトン3世(フレッド・アステア)は、国務省の要請で経済使節団に加わり、フランスに出かけることになった。そこで、孤児のジュリー・アンドレ(レスリー・キャロン)と出会う。毎月1回学業の様子を手紙で報告することを条件に、ジュリーは大学進学のための資金援助が得られることになった。一瞬だけ廊下に落ちた長い長い「人影」を見た姿にジュリーは、「足ながおじさん」と呼ぶようになるのだが・・・。

アメリカの女流作家ジーン・ウェブスターの児童文学「足ながおじさん」が舞台や映画化され、この作品は3作目となる。本作は豪華なミュージカル映画で、フレッド・アステアが引退表明後、20世紀フォックスに要請されて出演した。彼の洗練された見事なダンスといい、共演したレスリー・キャロンのファンタステックなバレエ・シーンも素晴らしい。脇役に秘書役のセルマ・リッター、マネージャー役にアフレッド・クラークの演技が特に印象深く厚みをもたらしている。

(アメリカ映画 1955年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1955年5月4日・Los Angeles Premiere)
(1955年9月7日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
フレッド・アステア
レスリー・キャロン
テリー・ムーア
セルマ・リッター
フレッド・クラーク
シャーロット・オースティン
ラリー・ケーティング
キャスリン・ギブニィ
ケリー・ブラウン
レイ・アンソニー

  ■スペーサー
「staff」
製作:サミュエル・G・エンゲ
監督:ジーン・ネグレスコ
原作:ジーン・ウェブスター
脚本:フィービー・エフロン 、ヘンリー・エフロン
撮影:レオン・シャムロイ
編集:ウィリアム・レイノルズ
音楽:アルフレッド・ニューマン

「足ながおじさん」詳細解説ページ
(Daddy Long Legs Description)



 39 回転木馬(Carousel)(1956) 

ストーリー
星がきらきら輝く天国の一角、雲の床に立てた脚立に載って星を磨いているビリー・ピグロウ(ゴードン・マックレエ)は、口笛で「回転木馬」のワルツを奏でている。ビリーは天使のひとりから、地上に残された彼の家族が不幸な暮らしをしていると聞いて、星の番人に願い出る。そして、ビリーはどうして天国にやってきたかを告白する。私はニュー ・イングランドの海岸町にある遊園地で「回転木馬」の呼びこみをやっていました・・・。

フェレンツ・モルナールの名戯曲「リリオム」のミュージカル化を1944年に提案された「ロジャース&ハマーステインU」のふたりは「リリオム」をミュージカルにするには悲劇的すぎるということから一旦は躊躇した。物語の舞台であるハンガリアが当時ナチの占領下にあったということもその理由の一つでもあった。併し、ロジャースがこの物語の舞 台をアメリカのニュー・イングランドに移すというアイディアを提案した時にハマースティンUが急に乗り気になったといわれている。(ブロードウェイ舞台の『回転木馬』(Carousel)は、1945年、マジェスティク劇場で890回上演された。)

「ロジャース&ハマーステインU」の『オクラホマ!』に続くヒット・ブロードウェイ・ミュージカルの映画化で、1956年2月17日、ハリウッドの映画館グローマンズ・チャイニーズ・シアターでプレミア・ショウが行なわれた。日本では、その年の初夏、『オクラホマ!』よりひと足先に『回転木馬』が公開された。映画は20世紀フォックスが製作、シ ネマスコープ55という新方式のワイド・ネガをはじめて使用した第1回作品。

(アメリカ映画 1956年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1956年2月16日・USA)
(1956年7月1日:本邦公開)
(DVD/US Version)(LD,DVD発売)




「cast」
ゴードン・マクレイ
シャーリー・ジョーンズ
キャメロン・ミッチェル
バーバラ・リュイック
クララメ・ターナー

  ■スペーサー
「staff」
製作:ヘンリー・エフロン
監督:ヘンリー・キング
脚本:ヘンリー&フィービー・エフロン
作曲:リチャード・ロジャース
作詞:オスカー・ハマースタイン2世
振付:ロッド・アレクサンダー&アグネス・デミル
撮影:チャールズ・クラーク


「回転木馬」詳細解説ページ
(Carousel Description)



 40 王様と私(The King and I)(1956) 

ストーリー
1862年のある日、東洋の王国シャムの首都バンコク港外にイギリスの大型帆船が入ってくる。はるかに望む金色のパゴダに瞳を輝かす美しい貴婦人と少年は、シャム王室の招聘によってはるばるこの国にやってきたイギリス将校の若い未亡人のアンナ・リオノウェン(デポラ・カー)と息子のルイス(レックス・トムソン)であった。出迎えの使者、半裸 のクララホーム(マーティン・ベンソン)宰相のロから、アンナは、手紙で約束された宿舎が用意されていないことをきき、直接王様にお目にかかって掛け合うと強い態度で応えるのだが・・・。

1944年に出版されたマーガレット・ランドンの小説「アンナとシャム王」(Anna And The King Of Siam)を読んでミュージカルにしたらと最初に薦めたのは何とロジャース夫人、ハマーステイン夫人のふたりだったという微笑ましいエピソードがある。それから2年後に、20世紀フォックスがアイリーン・ダン、レックス・ハリスン、リンダ・ダーネルというキャストによって映画化され評判になった。

ブロードウェイの大スター、ガートルード・ローレンスが、この映画『アンナとシャム王』(Anna and The King of Siam)(1946)を見て感動し、これをミュージカルに薦めた舞台劇(1951年、セント・ジェイムズ劇場/1246回)の映画化であり、20世紀フォックスが、シネマスコープ55でのミュージカル大作として製作された。「ロジャース&ハマースタイン」のブロードウェイ・ミュージカル『王様と私』並びに映画化は、元をたどればアンナ・レオノウェンスの書いた2冊の本が元になっている。

(アメリカ映画 1956年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1956年6月28日・USA)
(1956年10月26日:本邦公開)
(DVD/US Version)(LD,DVD発売)




「cast」
デボラ・カー
ユル・ブリンナー
リタ・モレノ
テリー・サンダース
マーティン・ベンソン

  ■スペーサー
「staff」
製作:チャールズ・ブラケット
監督:ウォルター・ラング
脚本:アーネスト・リーマン
作曲:リチャード・ロジャース
作詞:オスカー・ハマースタイン2世
音楽監督:アルフレッド・ニューマン
撮影監督:レオン・シャムロイ


「王様と私」詳細解説ページ
(The King and I Description)



 41 80日間世界一周(Around the World in 80 Days) (1956)

ストーリー
紳士ばかりが集うリフォーム・クラブでイギリス紳士デヴィッド・ニーヴンが冗談まじりに「80日間あれば世界一周できる」と言ったばかりに2万ポンドの賭けをすることになったが・・・。

この作品はジュール・ヴェルヌ原作の映画化で、マイケル・トッドが開発したトッドAOシステムで製作された。プロデューサーのマイケル・トッドは、ブロードウエイのスペクタクル・ステージを最も得意とし、また、エリザベス・テーラーと結婚し、世紀の山師とも騒がれたが、エリザベス・テーラーの三度目の夫であった。だが、彼は飛行機事故で死亡し、映画製作は本作品のみとなったが、40人を超えるゲスト主演の豪華な顔ぶれで、この映画においてほかにはない多彩な陣容と言える。

(アメリカ映画 1956年 United Artists Picture)
(リリース:1956年10月17日・New York Premiere)
(1957年7月20日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
デヴィッド・ニーヴン
カンティンフラス
シャーリー・マックレーン
ロバート・ニュートン
  ■スペーサー
「staff」
製作:マイケル・ドット
監督:マイケル・アンダーソン
原作:ジュール・ベルヌ
脚本:ジェームス・ポー
撮影:ライオネル・リンドン
音楽:ヴィクター・ヤング


「80日間世界一周」詳細解説ページ
(Around the World in 80 Days Description)



 42 十戒(The Ten Commandments)(1956) 

ストーリー
イスラエルの子でありながらエジプト国王の王子として育てられたモーゼは、自分が奴隷の息子だと知り、国王も恋人、育ての母も捨て、奴隷の仲間に身を投じる。反逆者として追放されたモーゼが、数年後にシナイ山で神の声をきき、奴隷解放を決意し、再びエジプトに戻って、イスラエルの民衆を引き連れエジプトを脱出するが・・・。

オープニングでセシル・B・デミルが、観客のみなさん、上映前にお話するには異例ですがと前置きし、この映画のテーマはモーゼによる自由の誕生の話がはじまる。聖書にはモーゼの中間部分がなく、幼児の彼が捨てられてファラオの娘に拾われ育てられた時から自分の出生の秘密を知るまで、この空間を埋めるのは、古代の歴史家フィロンやヨセフスの著書です。

フィロンはキリストと同時代の人でヨセフスは50年後ローマ人によるエルサレムの破壊を見た人で、彼等は大昔の聖書である死海文書を読むことができたひとたちです。人間を治めるのは神の律法であるべきか?それとも独裁者の意のままか? これは今でも争われている問題です。我々は創作と意図せず、3千年来の尊い伝えに忠実に努めようとしました。モーゼの5書です。上映時間は3時間39分。休憩もあります、ごゆっくり、と・・・。

『十戒』は、1999年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1956年 Paramount Picture)
(リリース:1956年10月5日・USA)
(1958年3月15日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
チャールトン・ヘストン
ユル・ブリンナー
アン・バクスター
エドワード・G・ロビンソン
イボンヌ・デカルロ
デブラ・バジェット
ジョン・デレク
サー・セドリック・ハードウィック
ニナ・ホック
マーサ・スコット

  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:セシル・B・デミル
脚色:エニアス・マッケンジー、ジェシ・L・ラスキー・ジュニア、ジャック・ガリス、フレドリック・M・フランク
撮影:ロイヤル・グリグス
音楽:エルマー・バーンスティン

「十戒」詳細解説ページ
(The Ten Commandments Description)



 43 ジャイアンツ(Giant)(1956) 

ストーリー
テキサスの広大なレアータ牧場の持ち主ビック・ベネデクト(ロック・ハドソン)は種馬を買いに出かけたメリーランド州で、牧場の娘レズリー(エリザベス・テイラー)と恋に落ち結婚をする。だが、東部育ちのレズリーにとってテキサスの生活は自然の違いばかりか人々の考え方まで驚く事が多かった・・・。

この作品は女流作家のエドナ・ファーバーが12年の歳月を費やし、アメリカ建国をテーマに今世紀初頭の西部を舞台とした一大叙事詩的小説の映画化で、広大なテキサスに懸けた愛と情熱、2世代、激動の30年が描かれている。映画化に際し、440ページにも及ぶ原作は脚本家のフレッド・ギオールとイヴァン・モファットによって170ページの脚本にまとめられた。監督のジョージ・スティーブンスは、1951年の『陽があたる場所』、1953年には『シェーン』を演出して、アメリカを開拓した人々が描かれ、『ジャイアンツ』では、巨大な財を築き、『陽があたる場所』では物質文明によって真に人間的な生き方を忘れていくという、この三つの作品は、アメリカを見つめる姿勢が高く評価され、スティーブンスのアメリカ三部作と言われている。

『ジャイアンツ』は、2005年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1956年 Warner Bros. Picture)
(リリース:1956年10月10日・New York Premiere)
(1956年12月22日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
エリザベス・テイラー
ロック・ハドソン
ジェームズ・ディーン
ジェーン・ウィザース
チル・ウィルス
マシーディズ・マッケンブリッジ
キャロル・ベーカー
デニス・ホッパー
  ■スペーサー
「staff」
製作:ジョージ・スティーヴンス、 ヘンリー・ギンスバーグ
監督:ジョージ・スティーヴンス
原作:エドナ・ファーバー
脚本:フレッド・ガイオル、アイヴァン・モファット
音楽:ディミトリ・ティオムキン
撮影:ウィリアム・C・メラー



「ジャイアンツ」詳細解説ページ
(Giant Description)




 44 愛情物語(The Eddy Duchin Story)(1956) 

ストーリー
1927年5月、エディ・デューチン(タイロン・パワー)は、ニューヨーク、セントラル・パーク・カジノにやって来る。新聞の売り子がリンドバークが大西洋飛行の成功を叫んでいる。デューチンは、上流社交場で知られるセントラル・パーク・カジノで、バンド指揮者のレオ・ライスマン(ラリー・キーティング)に面会する。彼は以前パークシャの避暑地で自分の演奏を褒めてくれたのでバンドに雇ってもらえると思い込んで来たのであったが・・・。

この作品は1930年代から40年代にかけて、甘美でゴージャスな演奏で全米を風靡し、自らのバンドまで持つような成功を収めた天才ピアニストとして活躍したエディ・デューチンの伝記映画で、彼は家庭生活でも妻と子と共に幸福の日々を過ごしていたが、不治の病にとりつかれ、夭折する。この映画は、彼と親交のあったレオ・カッチャーがオリジナル・ストーリーを執筆した彼の哀切きわまりない一生を描いた愛と感動の名作である。

(アメリカ映画 1956年 Columbia Picture)
(リリース:1956年6月13日・France)
(1956年3月3日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
タイロン・パワー
キム・ノヴァク
ヴィクトリア・ショウ
ジェームズ・ホイットモア
レックス・トンプソン
ミッキー・マガ
シェパード・ストラドウイック
  ■スペーサー
「staff」
製作:ジェリー・ウォルド
アソシエト・プロデューサー:ジョニー・タップス
監督:ジョージ・シドニー
原作:レオ・カッチャー
脚本:サミュエル・テイラー
撮影:ハリー・ストラドリング
オリジナル音楽:ジョージ・ダニング
音楽監修:モリス・ストロフ
ピアノ演奏:カーメン・キャバレロ
美術:ウォルター・ホルシャー



「愛情物語」詳細解説ページ
(The Eddy Duchin Story Description)




 45 ベニー・グットマン物語(The Benny Goodman Story)(1956) 

ストーリー
製職人のグッドマン(ロバート・F・サイモン)は、貧しいながら、息子のフレディ、ハリイ、ベニイ(デイヴィッド・カスディ)の3人にシエップ教授(フレッド・エッスラー)の元で音楽を習わせる。ベニイはクラリネットをマスターするが、やがて、16歳になったベニイ(バリー・トルエクス)は、遊覧船のミュジシャンとなった。ここでデキシーランド・ジャズで有名なキッド・オーリイ(彼自身)に出会い、ジャズに興味を持つようになるが・・・。

この映画はベニー・グットマンが頂上を極めるとこまで描いたキング・オブ・シングと言われた彼の半生の伝記映画である。スイング時代は、その数500とも言われるビック・バンドが戦国時代様相を呈していたが、そんは状況の中、キング・オブ・スイングの座を守り抜いたことは、彼のクラリネットとオーケストラが如何に優れていたの証に他ならない。

(アメリカ映画 1956年 Universal Picture)
(リリース:1956年2月2日・USA)
(1956年:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
スティーヴ・アレン
ドナ・リード
バータ・ガーステン
バリイ・トルエクス
ハーバート・アンダーソン
ロバート・F・サイモン
ハイ・アヴァバック
サミー・デイヴィス・ジュニア
  ■スペーサー
「staff」
製作:アーロン・ローゼンバーグ
監督・脚色:ヴァレンタイン・デイヴィース
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
美術:アレクサンダー・ゴリッツェン
ロバート・クラットワージー
セット:ラッセル・A・ガウスマン
ジュリア・へロン
音楽監修:ジョセフ・ガーシェンソン



「ベニー・グッドマン物語」詳細解説ページ
(The Benny Goodman Story Description)




 46 サヨナラ(Sayonara)(1957) 

ストーリー
朝鮮戦争で活躍したアメリカ空軍のジェット・パイロット、ロイド・グルーバー少佐(マーロン・ブランド)は、転属命令によって、ケリイ(レッド・バトンズ)と共に日本へやって来た。グルーバーの日本の基地勤務は、婚約者のアイリーン(パトリシア・オウエンス)の父ウェブスター将軍の配慮であった。

だが、日本で再会したグルーバーとアイリーンは大喜びしたものしっくりしなく、彼は次第に歌劇団の花形女優ハナオギ(高美似子)に惹かれていく。一方、彼女は歌舞伎観劇で知合った役者(リカルド・モンタルバン)に魅かれていった。その頃、ケリイは日本娘のカツミ(ナンシー梅木)と知り合い、結婚を誓うまでになっていたのだが・・・。

この映画『サヨナラ』は日本で撮影され、当時の神戸港や奈良の「あやめ池遊園地」、また、昭和30年代の伊丹空港、松林歌劇団のモデルのOSK(大阪松竹歌劇団、現OSK日本歌劇団)の大阪劇場公演シーンなど、当時の風俗を知る上でも興味深いものがある。

(アメリカ映画 1957年 Pennebaker Productions / Warner Bros. Picture)
(リリース:1957年12月5日・New York Premiere)
(1957年12月20日:本邦公開)
(DVD発売)




「cast」
マーロン・ブランド
高美似子
パトリシア・オウエンス
リカルド・モンタルバン
レッド・バトンズ

  ■スペーサー
「staff」
製作:ウィリアム・ゲーツ
監督:ジョシュア・ローガン
原作:ジェームズ・A・ミッチェナー
脚本:ポール・オスボーン
撮影:エルスワース・フレデリックス
音楽:フランツ・ワックスマン
作曲・作詞:アーヴィング・バーリン


「サヨナラ」詳細解説ページ
(Sayonara Description)



 47 青春物語(Peyton Place)(1957) 

ストーリー
ニューイングランドの小さな町ペイトン・プレイスのハイスクールの校長としてマイケル・ロッシ(リー・フィリップス)が赴任して来る。町外れの一角では、義父ルカス(アーサー・ケネディ)の横暴に耐えかねたポールが妹のセレナ(ホープ・ラング)や母のネリイ(ベティ・フィールド)の反対にもかかわらずに家出する。

ネリイはブテックを営むコンスタンス(ラナ・ターナー)の家政婦として働いていたが、コンスタンスは若いときの不倫で一子をもうけた。そのときの子がアリソン(ダイアン・ヴァーシ)で、一緒に暮らしていた。アリソンとセレナはハイスクールの級友でソートン女史のクラスに学んでいたが・・・。

この作品は、20世紀フォックスが、1957年にシネマスコープで製作した作品で、アメリカの女流作家グレイス・メタリアスの同名の処女作の映画化で、因習の深いニューイングランド州の架空の町ペイントン・プレイス(Peyton Place)を舞台に、第二次世界大戦下のアメリカ中流社会の実態を描いたもので、親子の愛、友情の問題、あるいは若い人たちの性の問題等や若い人達がどのようにして生きていくのかなどが描かれている。

(アメリカ映画 1957年 Jerry Wald Pro / Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1957年12月13日・New York Premiere)
(1958年3月19日:本邦公開)
(DVD/US Version)




「cast」
ラナ・ターナー
リー・フィリップス
ダイアン・ヴァーシ
ホープ・ラング
ベティ・フィールド
アーサー・ケネディ

  ■スペーサー
「staff」
製作:ジェリー・ウォルド
監督:マーク・ロブソン
原作:グレイス・メタリアス
脚色:ジョン・マイケル・ヘイズ
撮影:ウィリアム・C・メラー
音楽:フランツ・ワックスマン


「青春物語」詳細解説ページ
(Peyton Place Description)



 48 戦場にかける橋(The Bridge on the Kwai)(1957) 

ストーリー
第二次世界大戦下のビルマ・タイ国境の近くにある日本軍捕虜収容所に収容されているアメリカの海軍少佐シアーズ(ウィリアム・ホールデン)らは、収容所所長、斎藤大佐(早川雪洲)の命令で激しい労役に見かね脱出の機会を狙っていた。

だが、ある日、収容所にニコルスン大佐(アレック・ギネス)を隊長とするイギリス軍捕虜の一隊が送られてきたが、それは日本軍司令部からバンコック〜ラングーン間を結ぶ泰緬鉄道を貫通させるためクワイ河に橋梁を建設せよとの斎藤大佐に命令が下り、その労役のために送られてきた捕虜であった。橋梁完成期日まで幾ばくもなく、斎藤大佐は捕虜全員に労役を命じたが、ニコルスン大佐はジュネーブ協定に違反すると将校の労役従事を拒否するのだが・・・。

この作品は、フランスの作家ピエール・ブールの小説「クワイ河の橋」の原作を映画化。日本軍の捕虜となったイギリス将兵は架橋工事に協力、高い技術を持つイギリス軍捕虜は、苦役に耐え橋を完成するが、こともあろうに味方の連合軍によって爆破されるが、原作では橋は残される。戦争の無意味さをシンボリックなドラマで鋭く追及した傑作。1957年度アカデミー賞、作品、主演男優、監督、脚本、編集、音楽の6部門で受賞。

『戦場にかける橋』は、1997年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1957年 Columbia Picture)
(リリース:1957年10月2日・UK)
(1957年12月25日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ウイリアム・ホールデン
ジャック・ホーキンス
アレック・ギネス
早川雪洲
ジェームズ・ドナルド
アンドレ・モレル
ピーター・ウイリアムズ
ジョン・ボクサー

  ■スペーサー
「staff」
製作:サム・スピーゲル
監督:デビット・リーン
原作・脚本:ピエール・プール
音楽:マルコム・アーノルド
撮影:ジャック・ヒルヤード



「戦場にかける橋」詳細解説ページ
(The Bridge on the Kwai Description)




 49 昼下がりの情事(The Love in the Afternoon)(1957) 

ストーリー
フランスは花の都パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京と同じ大都会だが、違う点が2つある。パリでは食欲がより旺盛、愛情の交歓も質はともかく、量は確実に他の都市より多い、場所も時間もおかまいなし、セーヌ左岸でも、右岸でも、その間でも、昼間でも、夜でも、プードルも、観光客も、実在主義者でさえ時には行う、幼い愛、たそがれの愛、夫婦の愛、禁じられた愛・・・。モーリス・シュバリエのナレーションで映画が始まるが・・・。

この作品は、クロード・アネ原作の小説「アリアーヌ」をベースに場所をガラリと変えて、パリにオール・ロケし、ワイルダー監督独特の洒落たタッチによる、大人のためのウットリするようなロマンテック・コメデイである。映画の冒頭、ヒロインのアリアーヌの父親シャヴァッスに扮するモーリス・シュバリエのナレーターが被さり、パリの街々が紹介されていくが、人々をはじめ、犬までがキスしているパリの街、意表を突いたこのプロローグからワイルダー監督は一気に映画の世界へと誘っていく。

(アメリカ映画 1957年 Allied Artists Pictures)
(リリース:1957年5月29日・France)
(1957年8月15日:本邦公開)
(LD,DVD発売)





「cast」
ゲイリー・クーパー
オードリー・ヘプバーン
モーリス・シュヴァリエ
ジョン・マクギバー
ヴァン・ドード
リーゼ・ボウルディン
オルガ・ヴァレリー
ジプシー

  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:ビリー・ワイルダー
原作:クロード・アネ
脚本:ビリー・ワイルダー、I・A・L・ダイアモンド
撮影:ウィリアム・C・メラー
音楽:フィルモ・ダンテ・マルチェッティ、モーリス・ド・フェラウディ、アンリ・ベッティ、アンドレ・オレネス、シャルル・トレネ、マティ・マルネック
編曲:フランツ・ワックスマン
美術監督:アレキサンダー・タウナー
衣装デザイン:ジェイ・モーレイ
衣装とワードローブ:ユベール・ド・ジバンシィ
音楽編集: ロバート・トレーシー
ポスター・デザイン:ソウル・バス
編集:レオニード・アッツアー



「昼下がりの情事」詳細解説ページ
(Love in the Afternoon Description)




 50 夜の豹(Pal Joey)(1957) 

ストーリー
ナイト・クラブの芸人であるジョーイ・エヴァンス(フランク・シナトラ)は、利己的でプレーボーイなので、歓迎されるところがなく、無一文でサンフランシスコのバーバリー・コーストにやってきた。ここでは運よくコースト・クラブでバンドの指揮をしている旧知のネッド・ガルヴィン(ボビー・シャーウッド)に再会するのだが・・・。

『夜の豹』は、ジョン・オハラの短編小説(パル・ジョーイ/お友達のジョーイ)が基になっており、1940年にジーン・ケリー主演でブロードウェイで上演された。(この作品はブロードウェイで3度も公演されたヒット・ミュージカルである)映画では、フランク・シナトラがジョイを演じ、リタ・ヘイワース、キム・ノヴァクが共演。リチャード・ロジャース&ロレンツ・ハートの洗練された美しくお洒落なメロデイが満載されている。

(アメリカ映画 1957年 Columbia Pictures)
(リリース:1957年10月25日・USA)
(1958年1月8日:本邦公開)
(LD,DVD発売)





「cast」
リタ・ヘイワース
フランク・シナトラ
キム・ノヴァク
バーバラ・ニコルズ
ボビー・シャーウッド

  ■スペーサー
「staff」
製作:フレッド・コールマー
監督:ジョージ・シドニー
原作:ジョン・オハラ
原作戯曲:リチャード・ロジャース 、 ロレンツ・ハート
脚本:ドロシイ・キングスレイ
原作舞台:ジョージ・アボット
美術:ウォルター・ホルシャー
衣装デザイン:ジェーン・ルイス
撮影:ハロルド・リップステイン
編曲:ネルソン・リドル、ジョージ・ダニング
編集:ヴィオラ・ローレンス、ジェローム・トーマス



「夜の豹」詳細解説ページ
(Pal Joey Description)




 51 南太平洋(South Pacific)(1958) 

ストーリー
太平洋戦争たけなわの頃、ジョセフ・ケーブル中尉(ジョン・カー)は、南太平洋のアメリカ軍の前線基地へ特別任務を帯びて赴任してきた。目的は、この島に農園を営んでいるフランス人のエミール・デ・ベック(ロツサノ・フラッツイ)の身許を確かめ、まもなく軍が決行しようとしている作戦に協力してもらうことにあった。農園主のエミールは、 海軍きっての美人で人気者の看護師ネリー(ミッチー・ゲイナー)を自宅に招いていたが、彼女はいかにもヤンキー・ガールらしく陽気で飾り気がなく、エミールはすっかり心を奪われてしまうのだが・・・。

この作品は、第二次世界大戦中の南太平洋の各地の挿話をまとめたジェームズ・ミチェナーの短編集「南太平洋物語」を題材にミュージカル化した「リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタインU世」の舞台劇(1949年、マジェスティク劇場/1925回)の映画化であるが、 『南太平洋』のミュージカルは、1948年の初頭、ふたりを説得して、ブロ ードウェイ公演を強く勧めたのは演出家のジョシュア・ローガンであったと言われてる。映像は、「TODD AO 70mm」の巨大スクリーンに投射された折角の美しい風景に様々なカラー・フィルターがかけられているが、これは舞台の照明を意識したものであったといわれる。

(アメリカ映画 1958年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1958年3月19日・USA)(New York Premiere)
(1959年11月10日:本邦公開)
(DVD/US Version)(LD,DVD発売)





「cast」
ロッサノ・ブラッツィー
ミッチー・ゲイナー
ジョン・カー
レイ・ウォルストン
ファニタ・ホール
フランス・ニュイエン
ラス・ブラウン

  ■スペーサー
「staff」
製作:バディ・アドラー
監督:ジョシュア・ローガン
脚本:ポール・オズボーン
作曲:リチャード・ロジャース
作詞:オスカー・ハマースタイン2世
振付:ルロイ・プリンツ
撮影:レオン・シャムロイ



「南太平洋」詳細解説ページ
(South Pacific Description)




 52 恋の手ほどき(Gigi)(1958) 

ストーリー
太平洋20世紀を迎えようとしているベル・エポックの花の都パリ、お祖母さんのマミタ(ハーミオン・ジンゴールド)に育てられている少女ジジ(レスリー・キャロン)は、食事のマナーや淑女のたしなみなど、アリシア(イザベル・ジーンズ)に個人レッスンを受けている。お祖母さんのマミタの妹であるアリシタ(イザベル・ジーンズ)は、昔社交界でなら した貴婦人である。その許へ、ジジは学校が終わると作法や稽古に通っている。やがて、社交界の花形にしようとするマミタお祖母さんの野心なのだが・・・。

舞台劇の「恋の手ほどき」は、レスリー・キャロンやオードリー・ヘプバーンが主演してブロードウェイでヒットし、披女たちの出世作にもなったが、本作の『恋の手ほどき』は、ベル・エポック(良き時代〉と呼ばれた枠な香りにあふれていたパリを背景にしたソフイスティケーションの世界の物語となっている。当時、ブロードウェイでは『マイ・フ ェア・レディ』が大ヒットして続演中であったが、MGMでは、その作詞家、作曲家コンビのアラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウを招いてもうひとつの『フェア・レディ』化を狙った。それが本作で、MGMがミュージカル映画で最後に挑戦した作品でもあった。

『恋の手ほどき』は、1991年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1958年 Metro-Goldwyn-Mayer Picture)
(リリース:1958年5月・France)(Cannes Film Festival)
(1959年6月13日:本邦公開)
(LD,DVD発売)





「cast」
レスリー・キャロン
モーリス・シュヴァリエ
ルイ・ジュールダン
ハーミオン・ジンゴールド
アザベル・ジーンズ

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーサー・フリード
監督:ヴィンセント・ミネリ
原作:コレット
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽:フレデリック・ロー
撮影:ジョセフ・ルッテンバーグ
美術:ウィリアム・A・ホーニング、プレストン・エイムズ



「恋の手ほどき」詳細解説ページ
(Gigi Description)




 53 六番目の幸福(The Inn of the Sixth Happiness)(1958) 

ストーリー
イギリス女性のグラディス・エイルウォード(イングリッド・バークマン)は宣教師として中国に派遣されることを希望していた。ある日、ロンドンにある中国伝道協会のロビンソン博士(ムールトリー・ケルサル)から返信を受け取り、リバプールから列車に乗ってロンドンへやって来るが・・・。

この作品は1930年代に中国の人民に献身的に尽くしたイギリス女性グラディス・エイルウォードの実話の物語である。映画の冒頭では、この映画は彼女の生涯を基に製作され、「人間は互いに対して責任があるという、誠実で愛に満ちた信念をグラディス・エイルウォードは全うした。と紹介される。スケールの大きい豊かなヒューマン・メロドラマの大作である。

(アメリカ映画 1958年 Twentieth Century Fox Film)
(リリース:1958年12月11日・New York)
(1959年2月27日:本邦公開)
(LD,DVD発売)





「cast」
イングリッド・バーグマン
クルト・ユルゲンス
ロバート・ドーナット
マイケル・デイヴィッド
アテネ・セイラー
ロナルド・スクワイア
ムールトリー・ケルサル
バート・クウォーク

  ■スペーサー
「staff」
製作:バディ・アドラー
監督:マーク・ロブソン
原作:アラン・バージェス 脚本:イゾベル・レナート
音楽:マルコム・アーノルド
撮影:フレディ・ヤング
美術:ジョン・ボックス、ジェフリー・ドレイク
衣装:マーガレット・ファース
編集:アーネスト・ウォルター



「六番目の幸福」詳細解説ページ
(The Inn of the Sixth Happiness Description)




 54 ベン・ハー(Ben-Hur)(1959) 

ストーリー
キリストが生誕した頃を舞台にローマ帝国下のユダヤ人地区エレサレムの豪族の長男ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)の波乱に富んだ人生を描いたルー・ウォーレスのベスト・セラーをもとに6年半の歳月と54億円の巨費を投じて製作された。

新任の総督の部下としてやってきた旧友のメッサラ(スティーヴン・ボイド)と再会の喜びも束の間、対立する思想、感情をどうすることもできずにいた。ふとしたことからベン・ハーは反逆罪に問われ奴隷としてガレー船に送り込まれる。だが、ローマ艦隊の司令官アリアス(ジャック・ホーキンス)に見込まれ、ローマに連れ帰り養子となりローマ第一の剣闘士となったが・・・。

本作は、巨匠ウイリアム・ワイラーが監督した不滅の大スペクタクル映画で、ワイラーの驚くべき演出力は、多彩でヒューマンな人間描写に裏づけされた生涯忘れえぬ最高の感動を呼び、戦車競争をはじめスペクタクル・シーンの迫力は、映画がもつ機能のすべてを発揮した超大作である。

『ベン・ハー』は、2004年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)
(ご参考)

(アメリカ映画 1959年 Metro-Goldwyn-Mayer Picture)
(リリース:1959年11月18日・New York Premiere)
(1960年4月1日:本邦公開)
(LD,DVD発売)



「cast」
チャールトン・ヘストン
ジャック・ホーキンス
スティーヴン・ボイド
ハイヤ・ハラリート
ヒュー・グリフィス
マーサ・スコット
サム・シャフィ
キャシー・オドネル
フィンレイ・カリー
フランク・スリング

  ■スペーサー
「staff」
製作:サム・ジンバリスト
監督:ウィリアム・ワイラー
脚色:カール・ダンバーグ
音楽:ミクロス・ローザ
撮影:ロバート・サーテーズA.S.C



「ベン・ハー」詳細解説ページ
(Ben-Hur Description)


 55 5つの銅貨(The Five Pennies)(1959) 

ストーリー
1920年代、ニューヨークへ出てたコルネットが得意の青年レッド・ニコルズ(ダニー・ケイ)は、ウィル・パラダイス楽団に入団した。そこでギターのトニー(ハリー・ガーディノ)や歌手のボビー(バーバラ・ベル・ゲデス)と知り合いになったが、やがて、レッドは、ボビーと恋に落ちる。

ある日、酒場でルイ・アームストロングとセッション演奏をしたことから実力を認められるようになり、レッドとボビーは結婚、トニーはレッドのマネージャーとなるが、レッドは、あくまでデキシーランド・スタイルを守ったのだが・・・。

この作品は、1920年代のスイング時代に活躍した実在のジャズ・コルネット奏者レッド・ニコルズの半生を描いた伝記であるが、父親の娘に対する愛情、家族愛を描写した感動的な音楽映画である。レッド・ニコルズは、ニューヨークに出て来てから成功し失意のうちに引退して1930年代に入って再びカムバックしている。映画では、1920年代、30年代、そして40、50年代といった時代のもつ雰囲気、ファションや音楽など、かなりリアルに再現されている。

(アメリカ映画 1959年 Dena Productions, Paramount Pictures)
(リリース:1959年6月18日・New York)
(本邦未公開)
(DVD発売)




「cast」
ダニー・ケイ
バーバラ・ベル・ゲデス
ルイ・アームストロング
ボブ・クロスビー
ハリー・ガーディノ
ボブ・クロスビー
ボビー・トループ
スーザン・ゴードン
チューズデイ・ウエルド
  ■スペーサー
「staff」
製作:ジャック・ローズ
監督:メルヴィル・シェイヴェルソン
脚本:ジャック・ローズ
メルヴィル・シェイヴェルソン
撮影:ダニエル・L・ファップ
美術:タンビ・ラーセン
音楽:リース・スティーヴンス
編集:フランク・P・ケラー



「5つの銅貨」詳細解説ページ
(The Five Pennies Description)




 56 ウエスト・サイド物語(West Side Story)(1961) 

ストーリー
白人系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団は、ニューヨークのウェスト・サイドで対立する不良少年のグループで、今にも爆発しそうな状況の中でダンスパーティーがおこなわれた。マリア(ナタリー・ウッド)は、そこで知り合って愛し合うようになったトニー(リチャード・ベイマー)は、ジェット団の首領リフ(ラス・タンブリン)の親友で、彼女はシャーク団の首領ベルナルド(ジョージ・チャキリス)の妹であった。ある日、ジェット団とシャーク団はついに衝突して、トニーは、マリアの必死の願いにもかかわらず両者を仲裁しようとしたが、血気盛んな彼らはトニーの言うことに耳を貸そうとはせず、リフはベルナルドに刺され死んでしまった。トニーは、親友リフの死に我を忘れベルナルドを殺してしまったが・・・。

監督で振付師であるジェローム・ロビンスの着想によるこの映画は、ニューヨークの街を舞台に据え、モンターギュ家とキャブレット家をストリート・ギャングのジェット団とシャーク団にかえたシェクスピアの『ロメオとジュリエット』の現代版。 ロビンスのダンスはダイナミックで1957年のブロードウェイの初演で大きく注目されたが、映画ではそれ以上の賛辞を得た。

『ウエスト・サイド物語』は、1997年、「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)(ご参考)

1961年度アカデミー賞は、作品、助演男優、助演女優、監督、撮影、美術監督・装置、音響、編集、音楽(ミュージカル映画音楽)、衣装デザイン、振付、計11部門で受賞した。

(アメリカ映画 United Artists Picture Color 151 min.)
(リリース:1961年10月18日・New York Premiere)
(1961年12月23日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ナタリー・ウッド
リチャード・ベイマー
ラス・タンブリン
リタ・モレノ
ジョージ・チャキリス
サイモン・オークランド

  ■スペーサー
「staff」
製作:ロバート・ワイズ
監督:ロバート・ワイズ&ジェローム・ロビンス
脚本:アーネスト・リーマン
作曲:レナード・バーンスタイン
作詩:スティーブン・ソンドハイム
振付:ジェローム・ロビンス
撮影:ダニエル・ファップ



「ウエスト・サイド物語」詳細解説ページ
(West Side Story Description)




 57 フラワ−・ドラム・ソング(Flower Drum Song)(1961) 

ストーリー
サンフランシスコのチャイナ・タウンにあるナイト・クラブ「天の園」のオーナー、 30歳代のサミー・フォン(ジャック・スー)には、5年間付き合ってきたリンダ・ロウ(ナンシー・クワン) という店の踊り子をしているガールフレンドがいる。母親はそのような事情を知らずに息子のためにプログレッシヴ・スクールの卒業プレゼントとして、香港に「写真花嫁」をオーダーする。やがて、元北京大学教授の父親リー(カム・トン)と共に19歳のサミーの写真花嫁メイ・リ(ミヨシ・梅木)がやって来たが・・・。

ブロードウェイ・ミュージカル『フラワー・ドラム・ソング』(1958年、セント・ジェイムズ劇場/600回)は、中国系アメリカ人作家C. Y.リーが1957 年に発表した同名の小説を基にしている。リーの小説の舞台化の権利を獲得したジョセフ・フィールズが旧知のハマースタインに一読を勧め、「ロジャーズ&ハマースタインU」は物語が気に入りミュー ジカル化を決めたと言われる。本作はブロードウェイ・ミュージカル舞台の映画化作品。

『フラワー・ドラム・ソング』は、2008年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)(ご参考)

(アメリカ映画 1961年 Universal Picture)
(リリース:1961年9月9日・USA)
(1962年5月15日:本邦公開)
(LD,DVD/US Version)




「cast」
ナンシー・クワン
ジェームス・繁田
ミヨシ・梅木
ファニタ・ホール
ベンソン・フォン
ジャック・スー
レイコ・佐藤

  ■スペーサー
「staff」
製作:ロス・ハンター&ジョゼフ・フィールズ
監督:ヘンリー・コスター
脚本:フレッド・フィンクルホフ
作曲:リチャード・ロジャース
作詞:オスカー・ハマースタイン2世
振付:ハーミズ・バン
撮影:ラッセル・メティ



「フラワ−・ドラム・ソング」詳細解説ページ
(Flower Drum Song Description)




 58 青春の旅情(Return to Peyton Place)(1961) 

ストーリー
ニューイングランドのペイトン・プレイスに住む文学少女アリソン・マッケンジー(キャロル・リンレイ)の処女作がニューヨークで出版されることになった。その日、ボストンの法律事務所に勤めているテッド(ブレット・ハルセイ)が新妻のラファエラ(ルチアナ・パルッツィ)を伴って町に帰ってきた。彼女はイタリア生まれのモデルだったが、テッドはアリソンの親友セリナ(チューズデイ・ウェルド)の元恋仲であったのだが・・・。

『青春の旅情』は、原題が"Return to Peyton Place"という通り、ラナ・ターナー主演の『青春物語』(Peyton Place)(1957)の続編であり、ラナ・ターナーが演じていた役はエリノア・パーカー、ダイアン・バーシの演じていたアリソン・マッケンジー役はキャロル・リンレイ、ホープ・ラングが演じていたセリーナ・クロス役はチューズデイ・ウエルドがそれぞれ演じている。 閉鎖的な小さな町が人や情報を外部からの流入を嫌い、内からの流出をいかに阻止するかが、前作同様ストーリーに織り込まれている。

(アメリカ映画 1959年 Twentieth Century Fox Film)
(リリース:1961年5月5日・USA)
(1961年11月21日:本邦公開)
(DVD/US Version)




「cast」
キャロル・リンレイ
ジェフ・チャンドラー
エレノア・パーカー
メアリー・アスター
ロバート・スターリング
ルチアナ・パルッツィ
ブレット・ハルゼー
チューズデイ・ウェルド

  ■スペーサー
「staff」
製作:ジェリー・ウォルド
監督:ホセ・フェラー
原作:グレイス・メタリアス
脚色:ロナルド・アレクサンダー
撮影:チャールズ・G・クラーク
音楽:フランツ・ワックスマン
美術:ジャック・マーティン・スミス、ハンズ・ピ−ターズ
編集:デイヴィッド・ブレザートン



「青春の旅情」詳細解説ページ
(Return to Peyton Place Description)




 59 不思議な世界の物語
(The Wonderful World of the Brothers Grimm)(1962)
 


ストーリー
ヤコブ・グリム(カール・ベーム)とウィルヘルム・グリム(ローレンス・ハーベィ)の兄弟は、プロシャ皇帝に献上する公爵家の歴史著述に没頭しているが、2人とも夢想家で大変な子供好きだった。気まじめで仕事熱心な兄ヤコブとおとぎ話が大好きなお調子者の弟ウィルヘルム(ローレンス・ハーヴェイ)は、金にならない童話ばかりに夢中なのだが・・・。

本作は、ハーマン・ガスナー(Hermann Gerstner)の「グリム兄弟伝」を題材にSF映画で50年代のハリウッドをリードした名プロデューサー、ジョージ・パル(George Pal)が35mmフィルム3本を使用する「シネラマ}による劇映画として製作したエンターテインメントの大作である。

(アメリカ映画 1962年 MGM & Cinerama Productions)
(リリース:1962年8月7日・Los Angeles,New York City)(premiere)
(1964年3月6日:本邦公開)
(LD)




「cast」
ローレンス・ハーヴェイ
カール・ベーム
クレア・ブルーム
ヴァルター・シュレツァク
バーバラ・イーデン
オスカー・ホモルカ
アーノルド・スタング
マーティナ・ハント
ベテイー・グレイド
ブライアン・ラッセル
イアン・ウルフ
タミー・マリハー
チェリオ・メデス
ウォルター・リラ
イヴェット・ミミュー
ラス・タンブリン

  ■スペーサー
「staff」
製作:ジョージ・パル
監督:ヘンリー・レビン、ジョージ・パル
原作:ハーマン・ガスナー
脚色:デイヴィッド・P・ハーマン他
撮影:ポール・ヴォーゲル
音楽:リー・ハーライン
美術:エドワード・カーファーノ、ジョージ・W・デイヴィス
編集:ウォルタ−・トンプソン



「不思議な世界の物語」詳細解説ページ
(The Wonderful World of the Brothers Grimm Description)




 60 西部開拓史(How the West was Won)(1962) 

ストーリー
1830年代から約50年間にわたるアメリカ建国の歴史を描いた超大作で、開拓期の西部を背景に開拓者の娘イーブ(キャロル・ベーカー)と毛皮売りのライナス(ジェームス・スチュワート)、次女リリス(デビー・レイノルズ)と賭博師クリーブ(グレゴリー・ペック)の恋い、南北戦争のシャーマン将軍(ジョン・ウェイン)、ユニオン・パシフィック鉄道の大陸横断工事をインディアンの襲撃を守り指揮するゼブ(ジョージ・ペパード)、鉄道を建設するマイク (リチャード・ウィドマーク)の話や更に列車強盗討伐など全編が5つの物語の構成で描かれてりる。

シネラマは映画界がテレビの台頭に対し開発したもので湾曲した巨大スクリーンに35mmのフィルムを横に3つ並べて投射するもので非常に大がかりシステムだった。1952年に公開されると大変な評判となり、第1作『これがシネラマだ』以後、10年間に6本製作された。シネラマ社とMGMによってシネラマによる劇映画が企画され、これが『不思議な世界の物語』(1962)と本作の『西部開拓史』であり、映画史上35mm3本方式のシネラマ劇映画はこの2本だけである。

(アメリカ映画 MGM & Cinerama Productions)
(イギリス公開:1962年11月1日(premiere)、アメリカ公開:1963年2月20日)
(日本公開:1962年(昭和37年)11月24日)
(LD,DVD.Blu-ray)




「cast」
キャロル・ベイカー
リー・J・コッブ
ヘンリー・フォンダ
キャロリン・ジョーンズ
カール・マルデン
グレゴリー・ペック
ジョージ・ペパード
ロバート・プレストン
デビー・レイノルズ
ジェームズ・スチュアート
イーライ・ウォラック
ジョン・ウェイン
リチャード・ウィドマーク
ブリジッド・バズレン
ウォルター・ブレナン
デイヴィッド・ブライアン
アンデイ・デヴァイン
レイモンド・マッセイ
アグネス・ムーアヘッド
ハリー・モーガン
セルマ・リッター
ミッキー・ショーネシー
ラス・タンブリン
スペンサー・トレシー

  ■スペーサー
「staff」
製作:バーナード・スミス
監督:ジョン・フォード、ヘンリー・ハサウェイ、ジョージ・マーシャル、
リチャード・ソープ
脚本:ジェームズ・R・ウェッブ
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ、ミルトン・クラスナー、
チャールズ・ラング、ジョセフ・ラシェル
美術:ジョージ・W・デイヴィス、ウィリアム・フェラーリ、
エディソン・ハー
装置:ヘンリー・グレース、ドン・グリーンウッド・ジュニア、
ジャック・マイル
音楽:アルフレッド・ニューマン
録音:フランクリン・ミルトン
衣装:ウォルター・プランケット
編集:ハロルド・F・クレス



「西部開拓史」詳細解説ページ
(How the West was Won Description)




 61 ステート・フェア(State Fair)(1962) 

ストーリー
ニューテキサスの農場主エイブル・フレイク(トム・イーウェル)には、妻のメリッサ(アリス・フェイ)と長男のウェイン(パット・ブーン)、妹のマージー(パメラ・ティフィン)の二人の子供がいる。今年も恒例のテキサスのステート・フェアが開催されフレイク家では、それぞれ自慢の出品物を持って一家をあげて出かけて行くのであるが・・・。

映画『ステート・フェア』は3本製作されているが、本作はホセ・ファーラーが再映画化した3本目の作品で、舞台はテキサスとなっている。主人公は農業を営むフレイク家の家族という3作共通しているが、第1作ではブタの品評会に夢中になる父親エイベル、第2作は恋に目覚めた長女のマージィ、第3作では歌が自慢の長男ウェインということで歌手のパット・ブーンが主演している。音楽は1945年版の時のオリジナル・ソング6曲の内5曲が使われ、リチャード・ロジャース作詞・作曲の新曲5曲が加わっている。

(アメリカ映画 1959年 Twentieth Century Fox Film)
(リリース:1962年3月9日・USA)
(1962年6月23日:本邦公開)
(DVD/US Version)




「cast」
パット・ブーン
ボビー・ダーリン
パメラ・ティフィン
アン・マーグレット
トム・イーウェル
アリス・フェイ

  ■スペーサー
「staff」
製作:チャールズ・ブラケット
監督:ホセ・フェラー
原作:フィル・ストング
脚本:リチャード・ブリーン
脚色:オスカー・ハマースタイン2世 、ポール・グリーン、ソニア・レヴィン
撮影:ウィリアム・C・メラー
音楽:リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン2世



「ステート・フェア1962」詳細解説ページ
(State Fair 1962 Description)




 62 アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)(1962) 

ストーリー
1916年、イギリス陸軍カイロ司令部に勤務するロレンス少尉(ピーター・オトゥール)は、トルコに対して反乱を起しつつあるアラブ民族の情勢を確かめるために、灼熱の砂漠を反乱軍の指揮者フェイサル王子(アレック・ギネス)の陣営に旅立った。

陣営の近くで、イギリス軍の連絡将校ブライトン大佐(アンソニー・クェイル)に会ったが、突如トルコ空軍の爆撃を受けた。ロレンスは、近代武力の前にアラブ反乱軍の無力さをまざまざと見せつけられたが、プライトン大佐は、彼らにイギリス軍の武器を与え訓練を提案した。だが、ロレンスはゲリラ戦を主張する。それは、トルコ軍の重要地点であるアカバの反対側にいるアウダ(アンソニー・クイン)を首長とするホウエイタット族と手を結び、背後から敵の連絡網などを叩いて撹乱させるという作戦であったが・・・。

この作品は、T・E・ロレンスの広く読まれている自伝「知恵の七柱」を原作にしているが、映画は、オートバイを駆けるロレンスが2台の自転車をよけ損ねて事故死し、葬儀の行われるところから始まる。史実によると、事故はクラウズ・ヒル付近で起こり、その日付は1935年5月15日で、4日後に死亡し47歳であったが、映画では、そうした年月や場所などの具体性にこだわることなく、伝記や歴史を再現するよりも人間のドラマとして製作されている。 1962年度のアカデミー作品賞はじめ、監督、撮影、美術、編集、音響、作曲の7つのオスカーを受賞した。

『アラビアのロレンス』は、1991年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)(ご参考)

(アメリカ映画 1962年 Columbia Picture)
(リリース:1962年12月10日・UK)(London Premiere)
(1963年2月14日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ピーター・オトゥール
オマー・シャリフ
アレック・ギネス
アンソニー・クイン
ジャック・ホーキンス
ホセ・フェラー
アンソニー・クェイル
クロード・レインズ
アーサー・ケネディ
ドナルド・ウォルフィット

  ■スペーサー
「staff」
製作:サム・スピーゲル
監督:デイヴィッド・リーン
原作:トマス・エドワード・ロレンス
脚本:ロバート・ボルト
撮影:フレディ・ヤング
音楽:モーリス・ジャール
編集:アン・A・コーツ
美術:ジョン・ストール 衣装(デザイン):フィリス・ダルトン
装置:ダリオ・シモニ
音響:シェパートン撮影所サウンド部


「アラビアのロレンス」詳細解説ページ
( Lawrence of Arabia Description)




 63 第七の暁(The 7th Dawn)(1964) 

ストーリー
1945年のマラヤ、ジャングルの奥地で終戦を迎えた抗日ゲリラ部隊のヌー(丹波哲郎)は、アメリカ人のフェリス(ウィリアム・ホールデン)にゴム園の共同経営を勧められ、友情に感謝をするが、彼はモスクワで教育を受ける決心を固めマラヤを後にする。やがて、8年が経過した1953年、フェリスはゴム園の経営者として成功し、戦時中にヌーの仲間だったダーナ(キャプシーヌ)も、小さな村の教師をしていたが・・・。

この作品は、平和だったマラヤに独立戦争が起こり、ジャングルを舞台に、かって第二次世界大戦中に対日ゲリラとして手を握りあったマラヤ人のゲリラ隊長ヌーとアメリカ人のゴム園経営者フェリスが、今度は敵味方として戦わなければならないという男たちの確執を雄大なスケールで描いた戦争サスペンス・ドラマ。

(イギリス映画 1964年 United Artists Picture)
(リリース:1964年8月13日・UK)
(1964年10月29日:本邦公開)
(DVD/US Version)




「cast」
ウィリアム・ホールデン
スザンナ・ヨーク
キャプシーヌ
丹波哲郎
マイケル・グッドリーフ
アラン・カスバートソン
シドニー・タフラー
モーリス・デナム
ベウラ・クオ

  ■スペーサー
「staff」
製作:チャールズ・K・フェルドマン
監督:ルイス・ギルバート
脚本:カール・タンバーグ
原作:マイケル・ケオン
撮影:フレディ・ヤング
音楽:リズ・オルトラーニ


「第七の暁」詳細解説ページ
(The 7th Dawn Description)




 64 マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)(1964) 

ストーリー
コヴェント・ガーデン・オペラハウス、オペラが終わって、花売り娘のイライザ・ドゥーリトル(オードリー・ヘップバーン)は、花を売るために駆けずり回っていたが、一方、その言葉を聞きながらノートに書き留めているのは、言語学者のヘンリー・ヒギンズ教授(レックス・ハリソン)であった。イライザは、どんな花売り娘でも、自分の手にかか れば半年で舞踏会でも通用するレディに仕立て上げられるというのを聞いて興味を持つ。 翌朝、イライザは、ヒギンズの邸を訪ね、自分を一人前のレディに仕立てて欲しいと訴える。ヒギンズは最初は断るが、居合わせたヒギンズの友人で言語研究家のピカリング大佐(ウィルフリッド・ハイド・ホワイト)が、もし成功したら、イライザの授業料を全額持つと言ったため、ヒギンズは俄然乗り気になるのだが・・・。

『マイ・フェア・レディ』は、ジョージ・バーナード・ショウ原作の戯曲「ピグマリオン」(1856年にウィーンで初演、翌年ロンドン初演)を元に「フレデリック・ロー&アラン・ジェイ・ラーナー」がミュージカル化に取り組んだ作品であり、1956年にレックス・ハリソン、ジューリー・アンドリユース主演してブロードウェイで2717回上演された。本作は舞台の映画化。

(アメリカ映画 1964年 Warner Bros. Picture)
(リリース:1964年10月21日・USA)
(1964年12月1日:本邦公開)
(LD,DVD/US Version)(LD,DVD発売)




「cast」
オードリー・ヘップバーン
レックス・ハリソン
スタンリー・ホロウェイ
ウィルフリッド・ハイド・ホワイト
ジェレミー・ブレット
セオドア・バイケル

  ■スペーサー
「staff」
製作:ジャック・L・ワーナー
監督:ジョージ・キューカー
原作戯曲:ジョージ・バーナード・ショウ
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽:アンドレ・プレヴィン、フレデリック・ロー
撮影:ハリー・ストラドリング
美術:セドリック・ギボンズ


「マイ・フェア・レディ」詳細解説ページ
(My Fair Lady Description)




 65 サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)(1965) 

ストーリー
ザルツブルクに住むオーストリア元海軍大佐のトラップ男爵(クリストファー・プラマー)は、子供たちを男手だけで育てることもできずにノンベルク修道院の院長(ペギー・ウッド)に家庭教師を頼んでいた。院長はマリア(ジュリー・アンドリュース)にトラップ家の家庭教師を薦め、マリアが家庭教師として訪れたトラップ家は、厳格な父親とそれ に反発している悪戯好きな子供たちであった。マリアは子どもたちと仲良くしようと努力するが、生まれ育った環境の違う彼女にとってすべてが初めての経験であった。ある激しい嵐の夜、怖がる子供たちに歌を歌って共に過ごし、それ以来、彼女は新しい家族として迎えられるようになった。気立てが良く音楽好きのマリアは、子供たちを母親のように 話をし、子供たちもすっかりなつくようになったが・・・。

映画『サウンド・オブ・ミュージック』は、ブロードウェイ舞台のミュージカルが基になっている。舞台が基になっているのは、ドイツ映画で、そのドイツ映画は、実話に基づいていた。これを舞台のミュージカルにしようと企画したのは演出家ヴィンセント・ドナヒューと女優のメリー・マーティンで、2人の意向を受けて、ハワード・リンゼイとラッセ ル・クラウスが映画『菩提樹』を基に台本を書き、「リチャード・ロジャー&オスカー・ハマースタインIl世」が作曲・作詞を行った。 本作の『サウンド・オブ・ミュージック』は、ブロドウェイのヒット・メイカーとして知られるコンビの9番目の作品となり、20世紀フォックスは1960年5月に映画化権を獲得した。

『サウンド・オブ・ミュージック』は、2001年に「文化的、歴史的、芸術的」に重要と考えられアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に保存された。(アメリカ国立フィルム保存委員会(United States National Film Preservation Board)は、アメリカ議会図書館に永久保存するフィルムを選択、保存するアメリカ合衆国の制度。)(ご参考)

(アメリカ映画 1965年 Twentieth Century-Fox Film)
(リリース:1958年3月2日・USA)(New York Premiere)
(1965年6月19日:本邦公開)
(LD,DVD/US Version)(LD,DVD発売)




「cast」
ジューリー・アンドリュース
クリストファー・プラマー
エリナー・パーカー
リチャード・ヘイドン
ペギー・ウッド
チャーミアン・カー
ビル・ベアード

  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:ロバート・ワイズ
脚本:アーネスト・リーマン
作曲:リチャード・ロジャース
作詞:オスカー・ハマースタイン2世
振付:マルク・ブロー&ディーディー・ウッド
撮影:テッド・マコード


「サウンド・オブ・ミュージック」詳細解説ページ
(The Sound of Music Description)




 66 グレート・レース The Great Race)(1965) 

ストーリー
20世紀初頭にニューヨーク〜パリ間の自動車大レースを思いたった男たちがいた。参加者の中には、対抗意識の強いレスリー(トニー・カーティス) とフェイト(ジャック・レモン)もいたが、いつもみじめな思いをするフェイトは、こんどこそ、と大ハリキリであった。更に、ある新聞の取材記者を買って出た男まさりのマギー(ナタリー・ウッド)も参加者に加わったが、彼女はレスリーの車に同僚のヘゼカイア(キーナン・ウィン) と共に同乗することになってレースはスタートしたが・・・。

本作は、1908年に実際に行われたニューヨークからパリまでの自動車レースを題材に、レースのおおよそのコースとその時期を実話に合わせて製作されている。この作品はサイレント時代のスラップスティック・コメディのテイストに映画史上最大のパイ投げ合戦シーンなどを盛りこんだ抱腹絶倒の70ミリ大作である。

(アメリカ映画 1965年 Warner Bros. Picture)
(リリース:1965年7月・Soviet Union)(Moscow Film Festival)
(1965年12月25日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ナタリー・ウッド
トニー・カーティス
ジャック・レモン
ピーター・フォーク
ドロシー・プロバイン
キーナン・ウイン
アーサー・オコンネル

  ■スペーサー
「staff」
製作:マーティン・ジュロー
監督・脚本:ブレイク・エドワーズ
撮影:ラッセル・ハーラン
音楽:ヘンリー・マンシーニ


「グレート・レース」詳細解説ページ
(The Great Race Description)




 67 飛べ!フェニックス(The Flight of the Phoenix)(1965) 

ストーリー
アラビア石油空輸会社所属の輸送兼旅客機が、サハラ砂漠にある採油地から基地へ帰途中、砂あらしに遭遇し、砂漠の真只中に不時着を余儀なくされる。この事故で、2名の死者と1名の負傷者が出たが、機長のフランク・タウンズ(ジェームズ・スチュアート)は、責任を痛感し、ナビゲーターのルー・モラン(リチャード・アッテンボロ−)と共に、何とか乗客を無事に救出するために策を練るのであるが・・・。

この作品は、エレストン・トレヴァーのベストセラー小説「フェニックスの飛行」(The Flight of the Phoenix)の映画化で、墜落した飛行機の残骸から新たな飛行機が蘇るという現代の神話として描かれている。ポスターのキャッチ・コピーには、「地獄に飛び立つ不死鳥のごとく、死の砂漠を脱出する男達の壮絶な勇気と激闘」とある。

(アメリカ映画 1965年 Associates & Aldrich Company/Twentieth Century Fox Film)
(リリース:1965年12月15日・USA)
(本邦公開:1966年6月18日)
(LD,DVD既発売)




「cast」
ジェームズ・スチュアート
リチャード・アッテンボロー
ハーディー・クリューガー
ピーター・フィンチ
アーネスト・ボーグナイン
イアン・バネン
ロナルド・フレイザー
クリスチャン・マルカン
ダン・デュリエ
ジョージ・ケネディ

  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:ロバート・アルドリッチ
アソシエト・プロデューサー:ウォルター・ブレイク
原作:エレストン・トレヴァー
脚色:ルーカス・ヘラー
撮影:ジョゼフ・F・バイロック
音楽:フランク・デヴォール
美術:ウイリアム・グラスゴー
衣装デザイン:ノーマン・コッホ
編集:マイケル・ルチアーノ


「飛べ!フェニックス」詳細解説ページ
(The Flight of the Phoenix Description)




 68 ハワイ(Hawaii)(1966) 

ストーリー
エール神学校を卒業したアブナー(マックス・V・シドー)は、新妻のジェルーシャ(ジュリー・アンドリュース)と共にハワイの若きプリンスであるケオキの依頼でハワイのホノルルに伝道のため赴任した。 ジェルーシャがケオキの母マラマに英語を教えるために夫婦はラハイナに留まり、代々島に伝わる悪習の数々と闘うのも夫婦の仕事でもあったが・・・。

この作品は、ピュリッツア賞に輝くジェームズ・A・ミッチェナーの小説の映画化で未開のハワイに根をおろし、因習、疫病などと闘いながら今日のハワイへの第一歩を築いていく宣教師夫妻の愛と献身を描いている。

(アメリカ映画 1966年 United Artists Picture)
(リリース:1966年10月10日・USA)
(本邦未公開)
(DVD/US Version)




「cast」
ジュリー・アンドリュース
マックス・フォン・シドー
リチャード・ハリス
トリン・サッチャー
ジョージ・ローズ

  ■スペーサー
「staff」
製作:ウォルター・ミリッシュ
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
原作:ジェームズ・A・ミッチェナー
脚色:ダルトン・トランボ
撮影:ラッセル・ハーラン
SFX:アラン・ビリヤーズ
音楽:エルマー・バーンスタイン
衣装(デザイン):ドロシー・ジーキンズ


「ハワイ」詳細解説ページ
(Hawaii Description)




 69 キャメロット(Camelot)(1967) 

ストーリー
他国との争いには、常に勝利をおさめ、敗れることを知らなかったアーサー王(リチャード・ハリス)の胸に、ある日、力のみが正義なのか、勝てばそれでよいのか、といった疑念が胸をかすめ、王妃グウェナヴイア(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)の賛成をえて、新しい騎士制度の創設を考えた。すべての国王に武器を捨て我がもとへ集まれと招き乞う のである。こうして、後世に名高き円卓の騎士が生れ、平和の楽園「キャメロット」が生れた。呼びかけは、海峡をこえ、勇名高きフランスのランスロット(フランコ・ネロ)も、それに応じアーサー王への忠誠を誓うのであったが・・・。

『マイ・フェア・レディ』を舞台化した「フレデリック・ロー&アラン・ジェイ・ラーナー」と演出家のモス・ハートは、1960年に、T・H・ホワイトの小説『永遠の王』(The Once and Future King)を脚色して、アーサー王のミュージカル映画としたのが本作である。

(アメリカ映画 1967年 Warner Bros. Picture)
(リリース:1967年3月14日・Italy)
(1967年12月2日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
リチャード・ハリス
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
フランコ・ネロ
デイヴィッド・ヘミングス

  ■スペーサー
「staff」
製作:ジャック・L・ワーナー
監督:ジョージ・キューカー
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽:アンドレ・プレヴィン、フレデリック・ロー
撮影:リチャード・H・クライン
美術:エドワード・キャレア


「キャメロット」詳細解説ページ
(Camelot Description)




 70 ペンチャー・ワゴン(Paint Your Wagon)(1969) 

ストーリー
ゴールド・ラッシュのカリフォルニアでの名も無いある鉱山の町、楽天家で大酒飲みのベン・ラムソン(リー・マービン)は、金鉱を捜しているが、そこで偶然知り会ったパードナー(クリント・イーストウッド)が気に入り、2人の共同生活がはじまった。女っけがないのは、寂しいものでベンは、しだいに嫌になってきたが、そんな時、ベンは若く美しいエリザベス(ジーン・セバーグ)とおしゃべりなセーラ(スー・キャセイ)の2人の妻をつれた男に出会い、渡りに船とエリザベスを買いとったのだが・・・。

この作品は、1853年のカルフォルニアで起こったゴールド・ラッシュの狂騒の歴史的事実の時代背景をアラン・ジェイ・ラーナー原作、フレデリック・ロー作曲により製作されたミュージカル・プレイ。ニューヨークのシュパート劇場で、1951年11月12日開幕、289回公演された。1969年の映画化され、アラン・ジェイ・ラーナーは、1951年のブロードウェイ・ミュージカルの台本を使うのをやめ、パディ・チャイエフスキーの脚本をもとにして映画のシナリオを書き、ラーナーが作曲家のフレデリック・ローと共同で書いた曲の半分以上が削除し、かわりにアンドレ・プレヴィンが作曲した5曲が追加された。

(アメリカ映画 1969年 Paramount Picture)
(リリース:1969年10月15日・USA)
(1969年12月20日:本邦公開)
(DVD/US Version)




「cast」
リー・マービン
クリント・イーストウッド
ジーン・セバーグ
レイ・ウォルストン
ハーヴ・プレスネル

  ■スペーサー
製作:アラン・ジェイ・ラーナー
監督:ジョシュア・ローガン
原作戯曲:アラン・ジェイ・ラーナー、フレデリック・ロー
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー、パディ・チャイエフスキー
音楽:フレデリック・ロー 、アンドレ・プレヴィン、ロジャー・ワグナー、ネルソン・リドル
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
美術:カール・ブラウンガー
編集:ロバート・ジョーンズ
衣装(デザイン):ジョン・トラスコット


「ペンチャー・ワゴン」詳細解説ページ
(Paint Your Wagon Description)




 71 ひまわり(Sunflower)(1970) 

ストーリー
第二次世界大戦が終結し、イタリアのミラノ市では、1942年から44年の間にロシア戦線で行方不明になった兵士の消息を求めている家族に問い合わせの窓口が開かれるが、そこには大勢の家族が写真を持って訪れ、その中にジョバンナ(ソフィア・ローレン)もいたが・・・。

この作品は、世界的なプロデューサー、ジョセフ・レヴィンとカルロ・ポンテイの二人が10年の準備期間の歳月をかけて製作され、監督には、イタリアン・リアリズムの一翼を担ったビットリオ・デ・シーカが担当、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニが主演した戦争によって引き裂かれた夫婦の行く末の悲哀を描いた不朽の反戦映画の傑作である。

(イタリア・フランス合作映画 1970年 AVCO Embassy Pictures, Compagnia Cinematografica Champion)
(リリース:1970年3月14日・Italy)
(1970年9月30日:本邦公開)
(LD,DVD発売)




「cast」
ソフィア・ローレン
マルチェロ・マストロヤンニ
リュドミラ・サベーリエワ
ガリナ・アンドレワ
ジェルマーノ・ロンゴ

  ■スペーサー
「staff」
製作:カルロ・ポンティ
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本:チェザーレ・ザヴァッティーニ、アントニオ・グエラ、ゲオルギ・ムディバニ
製作総指揮:ジョゼフ・E・レヴィン
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
SFX:アラン・ビリヤーズ
音楽:ヘンリー・マンシーニ
編集:アドリアーナ・ノヴェッリ


「ひまわり」詳細解説ページ
(Sunflower Description)




 72 晴れた日に永遠が見える
(On a Clear Day You Can See Forever)
(1970)
 


ストーリー
聡明で明るい女学生のデイジー・ギャンブル(バーブラ・ストライサンド)は、ニューヨークに住み、不思議な才能を持っていた。指で触れると、どんな花でも魔法をかけたように大きくなるのである。ある日、学生に催眠術の実験、講義をしている精神医学者のマルク・シャボー(イヴ・モンタン)の教室に紛れ込んだデイジーは催眠術にかかってしまう。デイジーは12歳から喫煙しているニコチン中毒なのだが、催眠術でなんでも直せるのだろうかといい、面談中にマルクが探しているメモの場所を指し示したり、電話が鳴るのを予知し不思議な能力を見せるのであるが・・・。

この作品は、バーバラ・ハリスとジョン・カラム主演のブロードウェイ・ミュージカルをもとに作られたが、脚本家で作詞家のアラン・ジェイ・ラーナーが超能力(ESP)現象に魅了されたのが製作の動機となった。

(アメリカ映画 1970年 Paramount Picture)
(リリース:1970年3月14日・USA)
(1970年6月17日:本邦公開)
(DVD発売)




「cast」
バーブラ・ストライサンド
イヴ・モンタン
ボブ・ニューハート
ラリー・ブライデン
サイモン・オークランド
ジャック・ニコルソン
ジョン・リチャードソン
パメラ・ブラウン
イレーネ・ハンドル
ロイ・キネアー

  ■スペーサー
「staff」
製作:ハワード・W・コッチ
監督:ヴィンセント・ミネリ
作詩・脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
作曲:バートン・レーン
編曲:ネルソン・リドル
振付:ハワード・ジェフリー
撮影:ハリー・ストラドリング
衣装(デザイン):アーノルド・スキャッシ
編集:デヴィット・ブレザートン


「晴れた日に永遠が見える」詳細解説ページ
(On a Clear Day You Can See Forever Description)




 73 星の王子さま(The Little Prince)(1974) 

ストーリー
パイロットの(リチャード・カイリー)は、小さい頃、ウワバミが象をのんだ絵を描いたが、大人たちにそれは帽子だと笑われ、そんな大人たちに失望したパイロットは、大人になると飛行機乗りになって、空と星を友達にして暮らして来た。だが、ある時、飛行機の故障で砂漠の真中に不時着しまった。翌朝、飛行機を修理をしていると声をかけられ、 「ねえ、羊の絵を描いてくれない」と、それは星の王子さま(スティーヴン・ワーナー)であったが・・・。

本作は「星の王子さま」(サン=テグジュペリによる随筆集)を基にスタンリー・ドーネンがミュージカル映画化したもので、脚本・作詞は、アラン・ジェイ・ラーナー、作曲は、フレデリック・ローが担当した。「星の王子さま」(フランス語原題 Le Petit Prince)は、フランス人の飛行士で小説家であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代 表作であり、1943年にアメリカで出版された。

児童文学ながら、中身は子供の心を失ってしまった大人に向けての示唆に富んでいて、「大切なものは、目に見えない」(内藤濯の訳。直訳は「本質は眼では見えない」)を始めとした本作の言葉は、生命とは、愛とはといった人生の重要な問題に答える指針として広く知られている。

(アメリカ映画 Paramount Picture)
(リリース:1974年11月7日・USA)
(1975年7月19日:本邦公開)
(DVD発売)




「cast」
リチャード・カイリー
スティーヴン・ワーナー
ボブ・フォッシー
ジーン・ワイルダー
ドナ・マッケニー

  ■スペーサー
「staff」
製作・監督:スタンリー・ドーネン
アソシエイト・プロデューサー:A・ジョゼフ・タンデ
原作:アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
撮影:クリストファー・チャリス
音楽:フレデリック・ロー
作詞:アラン・ジェイ・ラーナー
美術:ノーマン・レイノルズ
振付:ボブ・フォッシー、ロン・フォレッラ


「星の王子さま」詳細解説ページ
(The Little Prince Description)




 74 ロッキー (Rocky)(1976) 

ストーリー
フィラデルフィア、サウスサイドのスラム街、賞金稼ぎのヤクザな生活をしているロッキー(シルヴェスター・スタローン)がいたが、彼は、ペット・ショップに勤めるアドリアン(タリア・シャイア)に恋心を抱き始めたが、彼女は、精肉工場に勤める兄のポーリー(バート・ヤング)と共に暮している。4回戦ボーイのロッキーは、今日もラフファイトぶりで勝利したが、お前のようなガムシャラなファイトぶりではゼニにならんと、ジムをほうり出されてしまう。数日後、人生最大のチャンスが訪れた。近づく建国200年祭のイベントの一つ、世界タイトルマッチ出のアポロ(カール・ウェザース)の対戦相手がケガをしたため、代役としてロッキーが指定されたのだが・・・。

シルヴェスター・スタローンは、世界ヘビー級タイトルマッチ「モハメド・アリ対チャック・ウェプナー」戦のテレビ放送を観戦し、アリは、当時世界最強と言われていが、ウェプナーは、スタローン同様繰り返す転職の中で日銭を稼いでいた。誰が見ても勝ち目がないウェプナーであったが、予想外の善戦を展開し、試合はアリが勝利したが、ウェプナーの繰り出したパンチがアリのわき腹を直撃しダウンを奪い、対戦後に「二度と対戦したくない」と言わしめた。「アリをダウンさせたその瞬間、ウェプナーは、偉大なボクサーとなり人々の心に永遠に刻まれる」と考えたスタローンは、この出来事を基にわずか3日で脚本を書き上げプロダクションに売り込み映画化されたと言われる。第49回アカデミー賞作品賞受賞。

(アメリカ映画 1976年 United Artists)





「cast」
シルヴェスター・スタローン
タリア・シャイア
バート・ヤング
カール・ウィザース
バージェス・メレディス
セイヤー・デイヴィッド
ジョー・スピネル
ジミー・ガンビナ
バトカス・スタローン

  ■スペーサー
「staff」
製作:アーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ
製作総指揮:ジーン・カークウッド
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
脚本:シルヴェスター・スタローン
作詞・作曲:フランク・スタローン・ジュニア
音楽 :ビル・コンティ
撮影:ジェームズ・クレイ
美術:ジェームズ・H・スペンサー、ビル・カシデイ
衣裳デザイン Joanne Hutchinson
特殊メイク:マイケル・ウェストモア
編集 リチャード・ハルシー



Tittle



ミュージック・アンダー・スコア:ビル・コンティ (Bill Conti)

ビル・コンティは、1942年にロードアイランド州プロビデンスに生まれた。彼はルイジアナ州立大学に入学し、更にジュリアードで音楽を学んだ。地味な映画音楽を担当しながらも本格的派へと大きく飛躍したのが本作の『ロッキー』である。 続編の『ロッキーII』(1979)、『ロッキーIII』(1982)、『ロッキーV』(1990)、および『ロッキーBalboa』(2006)も担当した。彼の音色はピアニスト出身だけにリリカルなトーンにが特色であるが、この映画のスコアは、冒頭では胸が高鳴り、ボクシングに生きる若者の孤独、不安、愛、そして真の勝利など見事なまでに謳いあげている。第49回アカデミー作品賞、監督賞、編集賞を受賞した。



"Rocky (1976) Original Theme Song"
Soundtracks:(Take Me Back)、(Rocky's Theme)、(Gonna Fly)、(Summer Madness)、(The First Noel)、(Jingle Bells)、(Silent Night, Holy Night)、(Deck the Halls)、(U.S. Marine Corps Hymn)